今日(19日木曜日)午前中は、インターシップ・レポート二つの口頭試問。試問は修士課程責任者のドイツ人と私の二人でする。どちらのレポートもとてもいい出来。特にフランス日本大使館で研修した学生は将来有望。今年の修士二年生たちは、全体としてインターシップでいい結果を収め、こちらとしてもとても嬉しい結果が出た。彼ら彼女たちの今後の活躍を心から祈る。
昼は、年末恒例の学部の納会。といっても教室を使って持ち寄りでするささやかなもの。年度の途中で定年を迎えた同僚、他の教育研究機関へ転任する同僚、結婚、出産をした同僚(ここで同僚というとき事務方も含む)への祝福の会でもある。
午後は、学部の学科責任者会議。これはもう内容を書く気になれないほどの絶望感に会議後の帰路陥る。主な議題は、学生たちから不平・不満が噴出している教員たちのことだった。他学科のはじめて聞く話もその中には多く、とにかく唖然とする話ばかり。学生たちが怒るのを通り越して、呆れているのも無理もない。日頃学生たちの振る舞いをあれこれ嘆いている教員側としては、教員側のこうした呆れた行動に対しては断固たる措置を取らざるを得ないのは当然であると思う。二つだけ例を挙げておく。一つ目は、英語教員の例。学生たちに英語で発表させるだけでコメントなし。しかも学生たちの発表中、教員本人は教室の後ろの方の席に座りスマートフォンでフェイスブックをチェックしている(!)これ、正教員の例ですよ(実はこの教員だけでなく、同様の例がスペイン語教員にもあったという報告)。もう一つは、非常勤の例。といっても初等中等教育の監察官(つまり国民教育に責任を持つ立派な国家公務員様でございます)。このご婦人は、一回二時間の授業に毎回のように40分位遅刻してきて、しかも講義中に携帯に電話が入ると、それを受け、教室から出てしばらく戻ってこないということが一再ならずあったという… 理由? 仕事の電話だからですって(!)
本当はこんなことが書きたかったのではなかったのですが(それは明日以降ということで)、今日はこの他にもいろいろあって大変疲れておりまして、まあ「おフランス」の現実の一面ってこんなものなのでございますのよ、という、まことにもってつまらない話で恐縮でございますが、今日はこれでお暇させていただきます。