内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

搭乗予定便欠航

2019-01-08 23:59:59 | 雑感

 予定通りならば、今頃、フランスへと向かう飛行機の機上の人であったはずである。ところが、今この記事を書いているのは、一時帰国中の滞在先である妹夫婦の家である。何かあったのか。
 今朝七時頃起床。メールをチェックして驚いた。エール・フランスから、「あなたの搭乗予定便は欠航になりました。今、当方で振替便を探しています。見つかり次第ご連絡差し上げます」という主旨のメールが届いている。着信時刻は午前三時過ぎ。「うそでしょ」と思わず声に出る。これはフェイクではないかと疑った。羽田のフライトインフォメーションを検索してみる。やはり搭乗予定便は「欠航」となっている。理由の説明はない。「どうなってるの?」、帰仏後の予定を思い浮かべて慌てる。
 しかし、こちらからすぐにはどうしようもない。エール・フランスからの次の連絡を待つしかない。その間、この欠航が影響を及ぼす大学関係の連絡先に事態を知らせ、振替便が決まり次第、必要な措置を連絡するとメールを送る。その他、明日水曜日の私の不在を知らせるべきところにもメールを送る。
 午前八時半過ぎ、振替便の通知が届く。水曜日午前十一時四〇分発ANA便になったという。この便だと、シャルル・ド・ゴールに着くのが午後五時頃。当初の予定では午前五時前に到着予定で、それに合わせて購入済のTGVも変更しなくてはならない。ネットで適当なTGVを探す。すぐに見つかる。即変更手数料の支払いをカードで決済する。後でエール・フランスに差額を請求しなくてはならない。
 欠航によって発生したさまざまな変更手続きが一段落したとき、もう正午を過ぎていた。昼食後、せっかく時間ができたし、気分転換も必要だと、プールに泳ぎに行く。今日も二〇〇〇メートル泳ぐ。
 初めて飛行機に乗ったのはもう数十年前のことだが、これまで遅延は何度か経験したことがあったが、欠航は今回が初めてである。最初は慌てふためいたが、結果としては、当初の予定より十時間ほどの遅れで済みそうである。とはいえ、修士一年の最終プレゼンは延期せざるをえなかった。学生たちにはもちろんすぐに休講の連絡をした。
 明朝は七時頃に滞在先の妹夫婦の家を出、渋谷のセルリアンタワーまで車で送ってもらう。そこからはリムジンで羽田へ。時間があれば、空港からまた投稿する。