内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

佳き日曜日の記

2020-11-22 23:59:59 | 雑感

 今日日曜日、午前四時からから十一時過ぎまで、論文執筆に集中した。昨日までに明日の授業の準備その他月曜日までにやっておかなければならないことを済ませ、論文執筆のための時間を作った。四百字詰め原稿用紙にして三十五枚(いまだにこうして数えないとピンと来ない旧世代人です)、一気に書き上げた。というのは、実は言い過ぎで、この一ヶ月間書き溜めてきた断片的な草稿を一気に論文の体裁にまとめたというのがほんとうのところだ。まだ荒削りなので、これから一週間、原稿締め切り前日の月末まで、授業と雑務の合間を縫って推敲を重ねていく。
 午後は、まずウォーキング。実質一時間二十分歩いた。体を動かすためというのが第一の理由だが、歩きながら考えると、それはそれで思考を一点に集中しやすく、その過程でいいアイデアが生まれてきたりする。そんなときは一挙両得的な「お得感」があって嬉しくなる(ああ、単純なつくりの頭でよかったです)。帰宅するとすぐにそのアイデアをメモする。
 朝方、氷点下まで気温が下がったが、日中はよく晴れて、冷えた空気も心地よかった。まだ真冬の寒さには程遠いが、ウォーキングのときにはあえて真冬の重装備にし、たくさん汗をかくようにしている。帰宅後の一風呂が気持ち良い。この夏から、KindleリーダーやiPadを使って湯船に浸かりながら読書もしている。これも楽しい。
 傍から見れば何事もなかったような一日である。本人としてはまことに佳き日曜であった。