普段、何事にもわりと慎重派の方だと自認していたのですが、ボケてきたのでしょうね、迂闊にも、SNSを利用した詐欺に一昨日引っかかってしまいました。たった数時間のうちの出来事でした。被害総額は二十数万円です。私にとってはけっして小さな額ではありません。
日曜日の夜、ストラスブールの健康保険局から健康保険カードの更新を知らせる通知がSNSで届き、その新カード郵送のために必要な情報の一つとして、送料を支払うためのクレジットカード番号を入力することを求めてきたのです(後から知ったのですが、最近よく使われる手口だそうです)。その時点で変だと思うべきだったのですが、ほんとうに迂闊なことに、それらの情報を送信してしまったのです。
その翌日、つまり昨日月曜、日に数回チェックするクレジットカード専用の口座を昼過ぎにネットで確認して、仰天しました。わずか一、二時間ほどの間に、カードによる買い物が五回繰り返されていたのです。その時点では、どこでその買い物がされたのかわからず、先程になってようやく、すべてボルドーでされた買い物だとわかりました。まちがいなく、私のクレジットカード・データの不正使用です。
今さっきカード使用停止手続きを完了したのですが、そのときの担当オペレーターの話によると、それはアップルペイを悪用したものだとのことです。
明朝、当該クレジットカード会社に新カード発行と被害補償の申請をします。全額は補償されないかも知れませんが、いくらかでも返ってくればと、諦め半分ですが、願っています。いずれにせよ、カード不正使用の手口について、大変高い「授業料」を払わされてしまいました。
読者の皆様は私のようなボケではないことと拝察いたしますが、皆様、どうぞくれぐれもお気をつけくださいませ。