夜に聴くのも、と思うが、好きな一曲。
■ウィークエンド 「ウィークエンド・オフ」■
バイオリズムのせいだろう。
6月頃から読書モードに入っている。
音楽も本も、”読み聴きしたい時”と”そうではない時”が行ったり来たりする。
そこには、ある出会いが発火点になっていることが往々であるが、それのみでもない。
”今”読みたい本がたくさんある。
まずは手元にある「この本」を読んでから・・・と思いながら、本屋さんに行くと、つい新たに本を買ってしまう。
知りたいことがたくさんある(と思っている)。そういう欲は、それだけでも“生きようとするチカラ”だから、どんな本でも良いじゃないか、と自分にだけ言う。
なんだかんだと言いながら、結局は“いかに今を生きるか”を巡る本をつい読みたくなってしまう。小説を読むクセが最近はない。
処世術本なんか・・・と書いた記憶があるが、それを“いい加減なものだ”とも”今”は思わない。
人と環境のありさまが日々劇的に変化していく中、アイデンティティという言葉を古い概念とも思わないし、捨てもしないが、必要以上に固執する必要もないだろう。
7月6日(日曜日)近所の本屋さんの店先に並んだ本をぱらぱらとめくる。
何かヒントをもらおうと買ったのが、心屋仁之助さんの「折れない自信をつくるシンプルな習慣」という本。720円+消費税8%ナリ。
おさいふの中に、アンケートに答えたお礼に貰った図書カードがあったので、それを使う。
タイトルの付け方がいかにも処世術本で、文字も大きく数時間もあれば読めてしまう、そんな見た目から引いてしまう人も多いだろう。
しかし、自分にとって何か1つでも“CUE”があればそれでオッケー。
7月中旬読了。あまり特別な発見は無かった、という言い方すら、この本は否定する思考。
逆に“なんでも難しくこねくりまわして考える方が良くない”と、この本は言っている。
個人的理解としては「なんでもやってみなきゃわからない」から「やってみたら」という行動論。
そう書いてしまうと「当たり前やん」ともなるだろうし、そこに逃げていると見えてしまう側面はあるが、社会人を長くやって、その末でドロップアウトし、心の問題を悩む人と取り組む仕事で独立された背景から、そうも言えないんだろうな、と匂わせる箇所を発見する。
26日(土曜日)に見た花火ではないが、「どうせ」と思う(思い込む)仮想概念と、目の前で見える肉眼の花火が異なるように、同じ脳が認識することなのに、実際行動をすると、違うことに気付く。
引き続きは、同じ6日(日曜日)に神保町で買った「愛国者の憂鬱」。
この教授と鈴木邦男さんの対談集も読みやすく“あっという間に”読めるはずなのだが、少しづつ考えながら読んでいたので、まだ読み終わらず、今日29日(火曜日)残り数十ページとなった。
その片方では、今まで買った本を同時並行でめくりつつ、この日曜日に買った2冊を読む方に向かっていく。(本当はもう1冊、みうらじゅんさんの新刊文庫を買ってあるのに。)
最近出版される本は、アイチャッチのためにタイトルがあからさまで、人を釣ろうとしているものが多いが、この2冊のタイトルもご多分に漏れず。
1冊は「まじめをやめれば病気にならない」、もう1冊は養老先生の「死の壁」。
“世間”はいろんな批評や評論家ぶったことを言うのだが、こちらにはそんなことはどうでも良い。
一言でも自分にとってめっけもんの発見があれば良いだけのことだ。
1981年夏、とあるコーヒーショップで”YMO座談会”が開かれた際に、教授が「ヤング”ル”・マーブル・ジャイアンツ」と言って、細野さんに間違いを指摘されたグループは、その後分裂。
良質な新譜だらけ発表の渦中、1983年4月5日 19:20からの「サウンド・オブ・ポップス」(NHK-FM)で掛かった”元ヤング・マーブル・ジャイアンツ”のウィークエンド作品「ラ・バリエテ」。
この曲「ウィークエンド・オフ」は、よく週末のFM放送で今でも掛かるイントゥルメンタル曲である。