久米宏さんに出会ったのは小学生の頃だった。
今日、TBSラジオの「ラジオなんですけど」を聴きながら、シニカルな笑い方が久米さんらしく、何ら”あの頃”と変わりない。そう思う。
***
小学生の頃の土曜日。
学校に土曜日も行き、放送発信される地点・赤坂を離れ、地下鉄を辿って三ノ輪に着く。
土曜日昼間の通りでは、七輪で魚を焼く釣竿職人のおじさんらの風景。
いつも帰ると、母親は塩シャケを焼いてくれていて、それでご飯を食べた。
”塩分摂取は悪”であり”病気の元”という嘘健康思想流布までは早い時期で、この頃のシャケは本当にしょっぱくて美味しかった。
食べた後、自分が与えてもらった部屋に入り、ラジオをひねると久米さんの声。
お3時には、”ティーブレイク”コーヒーを飲む時間があって、当時コーヒーを飲めなかった自分は、久米さんが飲むコーヒーの音と語りに「オトナ」を頭に描いた。
長い時間のラジオ番組、ということでは、今も永さん・外山さんの「ワイドラジオTOKYO」が続いているが、長丁場だからこそ気取らずリラックスしてくる在り方は、暮らしに密着するし、一緒に時を過ごしている感覚に至れる。
***
久米さんのファンなのか?と言われると、そういうことでは・・・と思うし、好きで好きで仕方が無かった小島一慶さんとの関係とも違う。
だけども、40年近い付き合いの中、久米さんが出る番組をほとんど見聞きしてきた。
今日の「ラジオなんですけど」が400回を迎え、第1回目を聞いてから8年も経つことに時間感覚の不思議さを覚える。
今では堀井美香さんが久米さんの話しを受けるが、そのやりとり、間合い、気配感は、まさにラジオならでは時間。
ラジオジングル曲のさわやかさも含めて、今が永遠であるように思えてしまう。
先ほどに戻れば、久米さんの不思議さ・”上手さ”とは、「どうも自分が考えることとは違う」と思っていても、結局気になって番組を見聞きしてしまうことだろうか。
■「ラジオなんですけど」2014年6月21日■
今日、TBSラジオの「ラジオなんですけど」を聴きながら、シニカルな笑い方が久米さんらしく、何ら”あの頃”と変わりない。そう思う。
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小学生の頃の土曜日。
学校に土曜日も行き、放送発信される地点・赤坂を離れ、地下鉄を辿って三ノ輪に着く。
土曜日昼間の通りでは、七輪で魚を焼く釣竿職人のおじさんらの風景。
いつも帰ると、母親は塩シャケを焼いてくれていて、それでご飯を食べた。
”塩分摂取は悪”であり”病気の元”という嘘健康思想流布までは早い時期で、この頃のシャケは本当にしょっぱくて美味しかった。
食べた後、自分が与えてもらった部屋に入り、ラジオをひねると久米さんの声。
お3時には、”ティーブレイク”コーヒーを飲む時間があって、当時コーヒーを飲めなかった自分は、久米さんが飲むコーヒーの音と語りに「オトナ」を頭に描いた。
長い時間のラジオ番組、ということでは、今も永さん・外山さんの「ワイドラジオTOKYO」が続いているが、長丁場だからこそ気取らずリラックスしてくる在り方は、暮らしに密着するし、一緒に時を過ごしている感覚に至れる。
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久米さんのファンなのか?と言われると、そういうことでは・・・と思うし、好きで好きで仕方が無かった小島一慶さんとの関係とも違う。
だけども、40年近い付き合いの中、久米さんが出る番組をほとんど見聞きしてきた。
今日の「ラジオなんですけど」が400回を迎え、第1回目を聞いてから8年も経つことに時間感覚の不思議さを覚える。
今では堀井美香さんが久米さんの話しを受けるが、そのやりとり、間合い、気配感は、まさにラジオならでは時間。
ラジオジングル曲のさわやかさも含めて、今が永遠であるように思えてしまう。
先ほどに戻れば、久米さんの不思議さ・”上手さ”とは、「どうも自分が考えることとは違う」と思っていても、結局気になって番組を見聞きしてしまうことだろうか。
■「ラジオなんですけど」2014年6月21日■