
中川文化小劇場ホール
連休後半の初日は、荒れ模様を予想していたが、
風雨も朝方にはおさまっていた。
今日は憲法記念日であるが、改正議論が
高まっている。
平和憲法を貫いてきた評価が、少しづつ
揺らいでいくのに懸念を感じる。
国の最高規範は、「右の頬を打たれたら左を
出す」くらいの覚悟が必要だと思う。
目には目を・・・の悲劇は再三経験し、
未だに各地で起こっている。
平和を願うなら、9条改正の選択肢はない。

市文化事業団「中川文化小劇場」と荒子の里協議会
主催のイベントに参加してきた。
円空さんも歩いたまち「荒子よいとこまち歩き」と、
「円空さんとピアノコンサート」の二本立て企画。

円空彫刻「木端の会」も協賛団体として、円空仏模刻の
展示や、円空ストラップのプレゼントなどで協力した。

ホールでは、第1部で円空歌集の解説と朗読が行われた。




円空は多数の仏像を残しているが、「円空の心は和歌にある」
と長谷川公茂さんが解説したが、栗本のりこさんの朗読は、
それを裏付けるように心に響いた。


第2部の被爆ピアノコンサートは、3曲の独奏やソプラノ
コーラスの伴奏などが演奏された。

昭和13年製のヤマハピアノは、爆心地から3キロの民家で被爆し、
調律師の矢川光則さんが修復した。

全国各地でコンサートが開催され、昨年はノーベル平和賞
授賞式会場でも演奏されている。
円空と被爆ピアノのユニークなコラボは、
穏やかで平和な世界への願いだろうか。