
台風が去って空気が入れ変わったのか、
早朝の風に涼しさを感じた。

白川公園のキバナコスモスが花をつけ始め、蝉時雨も
ひと頃の勢いがない。

知多半島をドライブし、潮風に吹かれて野間の
大御堂寺(野間の大坊)に立ち寄った。
夏休み真っ最中の海水浴場は、思ったほどの人出はなく、車の渋滞もない。
野間大坊は頼朝・義経の父源義朝が長田親子に謀殺された地で、墓所など遺跡が多くある。

↑大御堂寺山門

↑本堂

↑鐘楼

風呂場で忙殺された義朝は「木太刀の1本でもあれば打たれはせん」と言って絶命。
その後も、花を供える代わりに木太刀を供える習いになった。

義朝の首を洗った血の池は、国に変事が起こると赤く染まると言われる。
心持ち赤くなっていたのは気のせいだろうか。

客殿への参道は「お砂踏み」になっていて、ここを通れば
四国八十八か所を巡ったご利益があるとか。
昼間の暑さはこたえたが、史実と言い伝えが織り交ざった地の
ドライブは興味が尽きない。