18日立山町民会館において「立山弥陀ヶ原・大日平」のラムサール条約湿地登録に向けたシンポジュームが開催され、お話をお聞きしました。
先生方の基調講演「ラムサール条約とは」「弥陀ヶ原・大日平の価値」「弥陀ヶ原・大日平における活動事例」の後に、パネルディスカッションが行われました。
国内では釧路湿原をはじめとして37箇所の登録湿地がありますが、立山町の弥陀ヶ原と大日平は日本を代表する『ガキ田』と呼ばれる湿地を有しています。
国立公園特別保護地区であること、観光や環境学習に適していることなど、登録の要件を満たしていることが認められ、
7月のルーマニアで開かれる締結国会議で登録される見通しとのこと。
石川県加賀市・ラムサール条約湿地「片野鴨池」と北海道雨竜町・ラムサール条約湿地「雨竜沼湿原」を各代表のパネリストの方が紹介されました。
江戸時代から受け継がれた、カモ猟「坂網猟」が伝統的に今も続いていますが、湿地と猟師さんがよい共生関係を保っているとのことです。
ラムサール条約の正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」と言います。
1971年、イランのカスピ階に面する町、ラムサールで開催された国際会議で選択されたため「ラムサール条約」と呼ばれるようになりました。
日本は、1980年にラムサール条約に加入し、釧路湿原が最初の条約湿地として登録されました。(パンフレットより)
帰り道の大日橋の近くで、夕日にほんのり染まった白い立山連峰が少しだけ見えました。-2℃で道路が所々凍り付いていました。
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