うさぎ学園 多趣味部

学長でウサギのわちゃまる君・ZIPPO・ウイスキー・旅行・ガーデニング・釣り・・・今日も全力で遊びます!

悩む、ヒヨドリくん

2015-03-07 17:00:00 | 11号室 バードウォッチングフィールド
冬に「ピー、ピー、」とか「ピエー」とか「ヒーヨ、ヒーヨ」って鳴いてる騒がしい野鳥の「ヒヨドリ」です。


桑の枝で休むヒヨドリくん。



「え~っと・・・なんだっけ?」



「たいせつなことを、わすれているような・・・。」



「え~と、え~と、え~と・・・。」



「キエエエエエエエ~!!!」



・・・うるさいよ。

特別編 サントリー白州蒸留所(その5) 熟成庫が凄い!

2015-03-07 14:41:56 | 20号室 特別室
数多くのシングルモルトウイスキーが眠っている、熟成庫に来ました!


熟成庫の前には、各種の樽が置いてありました。
左から「パンチョン(約480リットル)」、「バレル(約180リットル)」、「ホッグスヘッド(豚一頭とほぼ同じ大きさ:約230リットル)」、「シェリー樽(約480リットル)」です。
一番右の樽は不明です。



さあ、熟成庫に入りました!不思議な雰囲気の空間です。
外の空気とは明らかに違う湿度と温度。空気の動きがほとんど無く、樽から蒸発したウイスキーの香りが漂っていました。



前回のポットスチルで蒸留した「ニューポット(蒸留液)」に加水して、アルコール度数62~63%に調整して樽詰めして熟成します。このアルコール度数が、熟成に最も適しているそうです。



樽の鏡板(かがみいた)には蒸留年が記載されています。随分古いのがあるなあ・・・。



熟成庫内の温度、湿度、樽の位置などで熟成の状態は変わるそうです。熟成棚の上と下とで、熟成度合いに違いが出てくる程デリケートなんだそうですよ。
そういえばサントリー傘下のマッカラン蒸留所は閉鎖になって、2017年のオープン予定で新しい蒸留所を作る計画だそうですね。
増改築じゃなく、閉鎖して別な場所に新築・・・って・・・それってマッカランの味に大きな変化が現れちゃうのでは??
熟成棚の上下ですら熟成状態に変化が現れてしまうっていうのに??
ポットスチルの形や水源に変化は無いので、表向きは「変わらない」のでしょうが、言ってる事とやってる事が違うんじゃないかな~。
熟成状態が変わってしまうから、熟成庫内のクモの巣すらも掃わせない蒸留所もあるっていうのにね。



これは樽の中が見えるように作ったモデル。
樽に詰めた原酒は、時が経つにつれて蒸発して少なくなっていきます。樽によってはこのモデルと同じぐらい減ってしまうものもあるそうです。
いわゆる「天使の分け前、または天使の取り分(ザ・エンジェルズ・シェア)」ですね。



熟成庫を出ると、こんなミニチュアモデルがありました(笑)。



ウイスキーを樽に詰めて熟成すると、樽材に含まれるタンニン、リグニン等のポリフェノールによって色々な変化がおきます。
気温が低くなる冬には、樽材は縮んで外の空気を樽内に取り入れます。また気温が高い夏には樽材が膨張し、樽内の余計な雑味を外に放出します。
周囲の温度変化に合わせて樽材が呼吸してウイスキーに良い影響を与えているんですね。
この呼吸によって、酸化反応・エステル成分(香味成分)の生成・樽材成分の溶出や分解、水とアルコールとの会合(えごう)・・・様々な変化が起きて熟成が進んでいきます。
色の変化はもちろんですが、香り高く味わい深く変わって行くんですね~。



次回、最終回!
お楽しみに!