アジサイ科イワガラミ属のイワガラミですが、高木や岩に絡まりついているツル性の植物だからこの名前がつきました。よく似たものには同じアジサイ科(エンゲラー分類ではユキノシタ科)アジサイ属のツルアジサイがあり、ツル性で似ているものにはウルシ科のツタウルシもあるので間違えやすいですね。
イワガラミは褐色の毛が密生した芽鱗に包まれた卵形です。(ツルアジサイの冬芽は無毛の芽鱗に包まれた紡錘形、ツタウルシは裸芽・・・)
イワガラミの葉痕は逆三角形で維管束痕が3個見られます。(ツルアジサイの葉痕はV字形~三日月型で維管束痕は3個、ツタウルシはハート形で維管束痕は7個)・・・と言うことは葉痕と維管束痕が決め手!
この葉痕と維管束痕がとぼけた顔に見えますが、何に例えればいいのだろう・・・思いつかない!
二年以上になった枝からは気根が出ています。これで岩や樹木に絡みつくのです。(ツルアジサイもツタウルシも気根があります。)
(冬芽と葉痕:152種類目)
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冬芽でわかる落葉樹 | |
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