かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

本の紹介19: 国産材はなぜ売れなかったのか

2009年12月16日 | 
非常にインパクトがある本が出版されました。その本の名は「国産材はなぜ売れなかったのか」

内容は、国産材が売れないのは外材が安価でたくさん輸入されたからという説を真っ向から否定して、国産材が売れなかったのは粗悪品が多かったからだと断じているのです。本当は外材の方が高かったのに安い国産材が品質の面で売れなかったのが現実なのであると・・・。



産地銘柄材ではない銘柄材「東濃檜」は良心的な役物の製材品で地位を確立した。そして、並材にも品質を確立したのが美作産地だった。でも、これらの産地は少数派で国産材の地位は低下して行く一方だった。並材は外材に取って代わられ、役物(銘木)は国産材に需要が集中し、役物を出せる地域は価格が跳ね上がって大儲けしてきたのだと続きます。

そして、現在は、集成材が品質的でも価格形成でも標準となり、常に無垢材に同等の品質が求められ、価格も抑えられ、建物の構造上で役物の需要も減って「国産材の値段は、もう上がらない」と断言しています。住宅建築戸数は経済不況と相まって四十数年ぶりに100万戸割れとなって在来工法の木造住宅も40万戸を越えることはないという予想で木材需要はさらに減って、価格も低く抑えられる見通しなのです。

材価が低迷すれば所有者は木を伐らない、伐らないから素材生産が衰退するし、材も出回らない。かといって外材も入りにくくなっているということから、素材生産への参入や柱から板材への転換、乾燥の徹底、モルダー加工など、やりかたによっては中小の製材業者でもチャンスが見いだせるかも知れないとも予測しています。

さらに、造林・育林コストの低減の必要性も説いていて、戦前期までの焼畑林業と戦後の高コスト林業を比べ、焼畑林業の見直しや鳥獣害対策まで言及しています。

戦後の林業行政に携わってきた私、そして現在の状況を見ると・・・考えさせられる本です。


「国産材はなぜ売れなかったのか」
著者:荻 大陸、発行所:日本林業調査会、定価:2000円(税込)


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふたご座流星群:何とか撮影できました

2009年12月15日 | 自然観察
昨晩は飲みすぎでぐっすり・・・今日こそはとふたご座流星群の撮影に挑戦しました。

10時ごろに外に出てみると雲が多くてあまり良い条件ではありません。少し仮眠して11時半ごろに再度空を見上げると快晴で満天の星です。しばらく見ていると2~3の流れ星が・・・

慌ててカメラをセットして撮影開始です。ふたご座とオリオン座を入れて18mmでISO1600、15秒露光で撮影しました。

しかし、何時ものとおり撮影範囲を流れる流星は少なく、流れても暗かったり、撮影していない時に流れたりとイライラがつのります。

長く明るいのはこの一枚だけ、それも端の方に辛うじて入りました。15日0時14分頃でした。



もう一枚はオリオン座を流れた短くあまり明るくない流星です。0時26分頃かな。



1時間ほどで80枚を撮影して電池が少なくなり、寒さにも耐えられなくなったので終了しました。


にほんブログ村ランキングに参加中です。
にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
ポッチとクリックお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サービスエリアにペレットストーブ?

2009年12月14日 | 農林業

先週の土曜日は、子供が卒業した高校の保護者OBが集まってソバ打ちと忘年会のはずだったのですが・・・急遽、親戚に不幸があって金曜から岐阜へ行っていました。

そして、土曜日の午後に高速を走って帰ってきたのですが、その途中で中央高速の梓川サービスエリアでトイレ休憩をとりました。その時にトイレが暖かいので、おやっと思ってドアの横を見ると・・・何と「ペレットストーブ」が設置されていました。



何故?こんなところにペレットストーブがあるのかと思いながら、後の壁を見るとパネルが掲示されていました。(あまり目に付きやすい場所ではないので展示方法をもう少し検討した方が良いかも・・・)



「サービスエリアにペレットストーブ?」と気になって家に帰ってからインターネットで調べると・・・

県内の中央道や長野道の一部などを管理する中日本高速道路八王子支社(東京都八王子)は今月上旬から、長野道下り線・梓川サービスエリア(SA)のトイレにペレット燃料を使ったストーブを設置し、使用を始めた。これまでトイレ内に暖房器具はなく、利用者からは「暖かくていい」と好評だ。月内には上り線同SAにも設置する。
ペレット燃料は、木材などを細かく砕き、圧縮して作った固形燃料。伐採木などを再利用し、化石燃料の代わりに使うことで温室効果ガスの削減につなげる狙い。同支社は昨年十一月から高速道ののり面やSAなどで剪定(せんてい)、伐採した樹木を飯田市の「南信バイオマス協同組合」に持ち込み、ペレット燃料に加工。十二月下旬に中央道上り線・諏訪湖SAにペレット燃料ストーブを設置し、使用している。』と言う記事(提供:信濃毎日新聞、2009年1月24日)がありました。今年の1月から置いてあったのですね、知らなかった!

最近はペレットストーブが温暖化防止の救世主のように言われています。自動供給が出来るようになって燃料供給の面倒くささが無くなり、乾燥もしっかりとされていて熱量も高く、バイオマスだから自然に優しく、薪と同じような温かみがあるなどが理由のようです。


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芋煮会

2009年12月13日 | 
今日は地域恒例の芋煮会です。
食材はイノシシ・シカ・・・ジビエって言うのでしょうか?
このイノシシの肉とシカの肉は焼き鳥用と鍋用に使います。


ヤキトリと言っても鶏肉ではないのですが、イノシシの角切りを下仁田葱と串に刺して黒胡椒を振ってネギマにして炭火で焼きます。焼きあがったものには特性の辛子味噌を塗って食べます。
これが参加者の皆さんには結構人気があって、あっという間に100本くらいが終わってしまいました。でも、写真のものはちょっとこげすぎですね。これで地域起こしができないかな・・・


そして、皆さんが持ち寄った野菜と一緒にイノシシとシカの鍋、豚肉の鍋の二鍋を作りました。ジビエの鍋にはモタセ、アカモミタケ、ナメコなど天然のキノコも入れたので出汁は良く結構人気がありました。


写真を撮るのが遅くなったら、もう底の方に残っているだけ・・・。


さらに、釣り友が夏に釣りためておいたアユの塩焼きです。こちらも飛ぶように出て行って・・・


このメインの料理のほかにもワカサギの天婦羅、ギンナン、焼きシイタケ、漬物など参加者の皆さんが持ち寄った食材と美味しいお酒で満腹でした。



にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぐんまのアユ事情:ぐんまの魚道を考える(10)

2009年12月13日 | 釣り一般
「ぐんまの魚道を考えるページ」の更新情報
「ぐんまの魚道を考える(10)」
を追加たいたしましたのでお知らせします。

今回は、利根川上流で最大の懸案である坂東大堰にある魚道の話です。

(写真は昭和56・57年の災害以前の坂東大堰の写真です。澪筋が左岸側にあるのが分かります。)



そして、魚道は最下流も最上流も魚が登ることが出来ない状態になってしまっています。


今回も坂東大堰の問題点を認識できる記事です。是非お読みください!


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地球温暖化と虫たち

2009年12月12日 | 自然観察

以前、温暖化で海水面が上昇・・・閣議を海中で開催という記事がありましたが、今回は氷河が解けて・・・ヒマラヤの山中で閣議と載っていました。
温暖化はひしひしと私達の身の回りに押し寄せて・・・今まで見ることが出来なかった虫たちが身近に見られるようになると温暖化のせいにしたりしてしまいます(本当は温暖化だけでは無いのかも知れませんが)・・・今年見たそういう虫たちを再掲載してみます。

まずは、ツマグロヒョウモンですが、気温だけでなくスミレ類の植栽地の拡大も影響しているようです。


次はとっても綺麗なラミーカミキリ


外国から来たヨコヅナサシガメ、相撲の世界も同じように外国力士が強い!


猛暑には太陽熱から逃げる努力もおこなわれます・・・陽が当たる面積を減らすために太陽のほうに向かって逆立ち!


このような昆虫を見たり、現象を見たりすることが多くなったということは、やっぱり暖かくなったのでしょうかね?

結局、話題は釣りになってしまうのですが、榛名湖のワカサギの氷上釣りができるように祈るばかりです。


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬芽(12):タラノメとコシアブラ

2009年12月11日 | 冬芽と葉痕

久しぶりに冬芽の記事です。
紅葉も終わって、落葉広葉樹の葉がほとんど落ちると面白そうな冬芽が目に付き始めます。

まずは、先日行ってきた山小屋の周辺で見られた冬芽です。
それも、山菜として食べられるものが目に付いてしまいました。

今回は2種類ともウコギ科のタラノメとコシアブラです。
ウコギ科の冬芽は葉痕が大きくて枝を一回りしてネックレスのようです・・・何となく人工的な雰囲気がただよっていますね・・・皆さんにはどう見えますか?

ヘクソカズラに巻き付かれ枯葉が落ちることが出来ないタラノメの頂芽です。


葉痕が枝先に集まってなんとなくロボットの手を発想させるコシアブラの冬芽です。



にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

急げや急げ! コンニャクと下仁田葱の収穫

2009年12月10日 | 農林業

人見台地ではコンニャク堀が急ピッチで行なわれています。
昨日も霜が降りたようで、まだ掘り上げられないコンニャク畑が真っ白になっていました。



畑のアチコチで霜よけの煙が上がって、早朝から掘り上げている風景が見られました。


そして、コンニャク芋を積んだトラックはコンニャク工場が多い下仁田町を目指して走り去っていきます。

私の仕事場の周辺でもコンニャクの収穫作業が行なわれていました。その向こうの畑では霜が降りて甘くなった下仁田葱の収穫も行なわれていました。



下仁田葱は鍋物には最高の食材です。太くてシャッキとして甘くて美味しい葱です。最近は人気が高まって生産量も増えましたが贈答品に使われ市場にはなかなか出ませんね。


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

榛名湖イルミネーションフェスタ’09

2009年12月09日 | 風景

今年も榛名湖イルミネーションが開催されます。期間は12月10日(木)~27日(日)午後5時から午後10時まで点灯されます。そして初日と17日、最終日の27日には午後5時半から花火も打ち上げられるそうです。

8日あたりが試験点灯かなと予測していたら・・・どうも、そうらしいとの情報が入ってきましたので、一足早く綺麗なイルミネーションを見てきました。

まずは峠を降りた商店街からも遠景が目に飛び込んできます。


湖畔の駐車場から・・・少し木が邪魔しましたが・・・綺麗です。


水中に立てられたイルミネーションは、水面に映って2倍の美しさ!


イルミネーションの数は35万個だそうです。











とっても綺麗ですが、寒いですので防寒対策はしっかりしてください。
そして、路面の凍結箇所もありますので雪道対策もしっかりとお願いしますね。

にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅間山・・・冬景色

2009年12月08日 | 風景
毎朝、浅間山や妙義山を眺めながらの出勤です。ついつい、車から降りてシャッターをきっています。
朝早くからコンニャク堀の作業を行なっている人見台地からは妙義山、浅間山、そして榛名山、赤城山、稲含山と360度が山々の風景を見ることが出来ます。
そこで真っ白に雪を被った浅間山を人見台地からだけではなく少しずつ角度を変えて紹介です。



紅葉も終わって葉を落とした木々の茶色で彩られた妙義に比べ、白く輝く浅間山はひときわ目立ちます。(信越線の越線橋から)


手前の留夫、一文字、鼻曲の山々も浅間を引き立てています。見慣れた風景なのですが飽きが来ないですね。(コンニャク堀りと妙義・浅間山)


そして、見る方向が少し変わっただけで雰囲気が少し違うのですね。(増田からだと裾野が隠れてしまいます)


冬の季節の真っ白な浅間山、一番好きな浅間山の風景です。
これ以外の浅間山の風景は私のホームページ「風景と雑記帖ページ」でご覧ください。


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山小屋の冬囲い&忘年会

2009年12月07日 | 山登り
昨日の記事の続きです。
森瀧のうどんすきで腹ごしらえをしたあと、山小屋に到着です。今年は雪はありませんが雨が降り始めてしまいました。
まずは、床一面にいるカメムシ退治からです。塵取りがいっぱいになってしまい強烈な臭いでまいってしまいます。



明日も雨だろうと雨具を着てベランダの解体作業を行ないました。


そして、4時頃には辺りも暗くなって一先ずビールで乾杯!


メニューはイカ墨スパゲッティーにちゃんこ鍋、名シェフが居て幸せです。

5時間近く飲んで喋って・・・疲れて熟睡です。
でも、夜中に起き出して再度飲み始めるツワモノどもも居たようです。


朝は雨が上がって薄っすら雪に覆われた稜線も雲の合間に見え隠れしています。


雪囲いをして山小屋を後にしました。



にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぐんまのアユ事情:ぐんまの魚道を考える(9)

2009年12月06日 | 釣り一般

「ぐんまの魚道を考えるページ」の更新情報
「ぐんまの魚道を考える(9)」
を追加たいたしましたのでお知らせします。

今回は、利根川の綾戸ダムにある魚道です。



そして、利根川上流で起きている冷水問題についても言及されています。


にほんブログ村ランキングに参加中です。
にほんブログ村 釣りブログへ
ポッチとクリックお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山小屋の冬囲い:お昼はうどんすき

2009年12月06日 | 

土日と新潟の山小屋へ冬囲い兼忘年会で行ってきました。11時に集合して10名で出発・・・
お昼は湯沢町の
うどんすきのお店「森瀧」です。食べたのは定番のうどんすき揚げ出し豆腐です。

うどんすきは魚介類と野菜が主で関西風の出汁味です。


揚げ出し豆腐


運転手さんすみません。昼からビールを戴いちゃいました・・・


そして最後はご飯を入れておじやです。


冬囲いの様子は明日アップします。


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大イチョウの撮影・お昼は下仁田葱蕎麦

2009年12月05日 | 風景
昨日の昼休み、カメラ片手にブラブラと散歩に出かけました。目的は3つ・・・少し運動不足なので歩くこと、士道庵の期間限定メニューの下仁田葱蕎麦を食べることそして「彷徨うカメラマン・キネブチ」さんから問題提起された和合の大イチョウをじっくりと見ることでした

まずは腹ごしらえで徒歩10分ほどの
「士道庵」の暖簾をくぐりますいつものとおり「いらっしゃいませ」と明るく元気に挨拶をして貰ってお目当ての「下仁田葱蕎麦」を注文です。



下仁田葱が一本分入った温かいお蕎麦で汗を掻きながら平らげてしまいました。



本場の下仁田町馬山の葱を使っているとのことで「ご当地ならではのお蕎麦」ですよね!


そして職場に戻りながら和合の大イチョウの写真を色々な角度から撮ってみました。





5本の主幹の株立ちと言われていますが私には寄せ植えに見えてしまいました。どの株も雄株のようで銀杏は落ちていませんでした。



現在は黄葉の真っ盛りで周辺は落ち葉で一杯です。



遙か下の河原まで黄色で覆い尽くされ落ち葉と岩と水の流れが組み合わさって面白い風景になっていました。




推定樹齢300年、目通り周(合計)10.8m、樹高26mだそうです。ヒコバエがかなり密集していて葉が落ちてからもう一度よく観察してみたいと思います。

大イチョウの脇から鏑川に斜出したムクノキでは渡ってきたばかりのツグミが少し萎びて甘くなった実を啄んでいました。この実は以前にも紹介しましたが干し柿のような味がして結構美味しいのですよね。



ムクドリだけでなくツグミも好きなのですね!


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いいきになって・・・!:優良素材展示会

2009年12月04日 | 農林業
昨日、群馬県森林組合連合会において群馬県優良素材展示会の表彰式がおこなわれました。素材とは木材の丸太のこと・・・つまり、製材される前の木材のことです。そして優良というのですから素晴らしい木材(丸太)の品評会と言うことになります。



審査は造材技術と商品価値の2項目でおこなわれます。

造材技術とは切り倒した木材をチェーンソーで丸太に切る技術のことで、太さや林令が揃っていること、材の曲がりがないこと、規格の長さで正確に切れていること、切り口に曲がり・段付き・割れがないことなどが採点のポイントです。
商品価値は、年輪幅が揃っていること、光沢があること、材の色がよいこと、丸みがあること、節が無いことなどがポイントです。

今年の最優秀賞の杉材です。昨年も確か同じ人(会社)だったと思いますが、熱心な森林経営には頭が下がります。





(表彰式)


群馬県の杉材は表杉で、秋田県などの裏杉に比べて色調が若干黒ずんで白太も深く木目もそれほど美しくはないので価格的に安くなってしまいます。さらに森林の手入れが悪ければ、節が多く年輪幅も広く材質の良くない木材となってしまいますし、造材が下手ならばさらに価格が落ちてしまうのですから森林経営というものは大変なのです。

ですから少しでも、いいきになって欲しいと・・・良い木に育てて価値を上げないと。


にほんブログ村ランキングに参加中です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポッチとクリックお願いします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする