●醤油がこんなに難しいものだとは思わなかった。
●まず、脱脂加工大豆と丸大豆のどちらが良いか。
単純に丸大豆だと思っていたら、そうとは言えない。
醬油を作る際に丸大豆の油分がじゃまだとかいう説もあり。
●脱脂加工大豆に使われている薬品が怖いとか、それは揮発してほぼ無害だとかいう話もあり。
●昔は醤油というとスーパーの安売りの目玉だったが、裏を返せば買いたたかれたわけで。
そこで大手メーカーが高級品ぶって丸大豆を有名にしたとかいう説もあり。
●果糖ぶどう糖液糖を加えるのは邪道とか、うまけりゃいいとかいう話もあり。
●熟成期間が長いと逆に旨味が減るとかいう説もあり。
●農林水産大臣賞も一次審査は「色」と「香り」しか審査しないので、実は味が良いものが弾かれてるかもしれないとかいう話もあれば、プロは色と香りで味がわかるから大丈夫とかいう話もあり。
●前にも書いたけど、ふるさと納税対策で作られた不当に高価な醤油もあるとか話もあり。
●物語性というか由来というか、そんな話題一本勝負で味はイマイチなものがあるとかいう話もあり。
●もちろん物語性や由来に負けじとがんばる蔵もあり。
●有機やらを名乗っているっているのに中国産の大豆のものもあり。
●高齢者へ高い健康器具を売りつけるきっかけとして使用されているものがあり。
●瓶の方がかっこいいけど密封ボトルの鮮度が維持されるという話もあり。
●醸造ものとしては当然だけど、ワインのように当たり年があるとか話も当然あり。
逆な例を挙げるとヒゲタ醤油の「玄蕃蔵」は外れ年があって発売されない年もありましたし。
●結局は蔵と醸造家(杜氏)の腕次第とかいう身も蓋もない結論になったわけで。
●奥が深い。