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●原則として左側がRodger LovinsのOUR VERY BEST Color Changing Knives(以下、ベリベスと略す)と右側がTCCのARTISAN COLOR-CHANGING
KNIVES(以下、ARTISANと略す)が同時に手元についた。今月と来月いや再来月までマジック道具は原則として(例外は少しは認めてほしいなあ)買えそうにない。しかし、後悔なんかするものか!
●ナイフと無関係な話だが、今月と来月(と再来月)は、じっくりと「ゆうきともオンライン」などに取り組もうかと。
●で、だ。
●開封直後の様子。紙を剥いていくベリベスの方がワクワク感があるか。それとも面倒くさいとるかは人によって違うだろうが、収納はARTISANの方が楽だな。ちなみにこのARTISANのケース、ひと工夫されていて、逆さまにしても落ちない。
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●真ん中にあるのはポーカーサイズのデックね。ARTISANのタングステン鉱の波模様が分かるかな。
●刃の出やすいのはARTISANの方。ゆうきとも師によるとカラーチェンジングナイフがナイフと認識されるのは難しいから刃を出した方が良いとのこと。卓見である。
●刃の模様といい、刃の出しやすさといい、ここはARTISANの方が良いか。
●ちなみに兄が目の前で柿を剥いていた時に包丁で怪我をしたのを目撃して以来、刃物は苦手である。
●なお、刃を出すのは演者だけにした方が安全。実際に刃を勝手に出した女性が怪我をして大騒ぎになった例が海外にある。国内でも似たような例があるやもしれない。
●あ。カラーチェンジングナイフを演じる方はマンスリーマジックレッスンの59号は必見。
●柄の模様は好みによるかなあ。高級ナイフと言うと生物感がある方だという偏見がある私はベリベスが良いかなあ。生物感が高級云々という偏見は兄が買ってきたフィンランド製ナイフによって植え付けられた。
●ARTISANの方が工業的だが、ここは完全に好みだな。
●色の説明はARTISANの方が分かりやすい。白と黒と説明すればいいんだよね。黒の感じがイマイチかもしれないけれども。べリベスはなんと言うべきか。✕✕の骨模様が白の翡翠にとかか。よっぽど詳しい人を相手にしていないかぎり、牛の骨と言わなくても良いと思う。トナカイの角とか言ってしまうとか、観客の興味を引くものにしてしまうわけだ。
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●ナイフの金属の部分を比較するための写真。ごめん、名称がよくわからないんだが(エンドボルスター?)。その長さの差がわかるように撮ってみた。
ここは短い方が持ちやすいよね、カラーチェンジングナイフとしては。ARTISANの方が良いか。
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●厚みの差。ベリベスの方が厚く、ARTISANの方が薄い。
●このあたり、ARTISANはおそらくTCCの説明によると「魔法の小道具の特定の性質のために、デザインは明らかに従来の製品とは非常に異なり、(従来の工業製品の観点から)不当に非実用的です。」とあり、薄いせいでARTISANはナイフとして使えないと思う。おそらく折れるのではないかな。
●ここで肝心の使い勝手の問題となる。
●まず、私は指紋がないせいか、指先の力がなくなっているせいか、Pムーブがイマイチできない。
●が、だ。
●どちらもPムーブが簡単にできるよ。さすが、VERY BESTである。ARTISANである。その名の通りである。
●ただし、だ。
●厚みがあると、いくつかの技法が私にはしにくい。ARTISANはベリベスも研究していたようだから、この辺りも工夫したのであろう。
※「150ドルで入手できるRodger Lovinsから、20ドル未満で入手できる非常に手頃なバージョンまでさまざまです。あなたの検索は今日で終わるかもしれません。」とTCCによるARTISANへの解説(あてつけ?)にある。
●また、手順、技法の解説はベリベスは一切ないが、ARTISANにはある。技法の解説はしっかりと、手順の方はヒントだけだが、ある。もっとも、私の外国語理解能力はこの上なく低いからでまかせを書いているかもしれないが。
●このあたり、ARTISANが親切。もっとも、ベリベスやらARTISANを買う人はそれぞれ勝手に企んで購入しているはずだから、解説は無用かなあ。
●というわけで、TPOによる使い分けをしていくと思う。フォーマルな場ではべリベスを使うが、原則としてARTISANを使っていく予定の私である。もうちと、ARTISANの黒が映えればなあ。