イングランド領チェスターはウェールズとの「国境」からすぐの場所にある。出発して一時間半ほどで北ウェールズの古都コンウィの街が見えてきた。
コンウィ川が海に流れ込む場所に、1283年イギリス王エドワード一世が建設させた街である。
印象的な古城にくっつけて、現代の橋が建設されているのがおもしろい。
この橋を、城から眺め降ろした写真がこれ↓
三つの橋が並走している。※これについては別に書きます。
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周囲三キロ少しの城壁を抜けて、バスはぎりぎり旧市街に入ってゆく
普通に人々が暮らしている
その中心、キャッスルホテルにチェックインした。
三十分ほど休憩して、街を散策に出る。
城壁にのぼり→※無料、24時間ずっと開いている。
城壁伝いに城へ歩き、四時にはお城へ入場※ここは有料
荒涼とした、美しい景色がひろがる
各タワーへ、ほとんどが登れるように整備されている。足元が心配な場所もなくはないが、まだそれほど観光客の数が多くないから鷹揚に開かれている。気を付けて登りましょ。
13世紀、ウェールズ人の王が支配する地域に、侵略者のエドワード王が町を築くのだからこのぐらい堅固である必要があっただろう。エドワード王は明日訪れるカナーフォン城も含め十の城を鎖のように建設した。
海辺なのでやたらカモメが多く、塔の上に巣を作っていて近づく我々をにらんでいる→
城のお店ではウェールズ語指南の本も売られていた。緑と白の地に赤いドラゴンがウェールズの旗であります。
夕食はホテルのダイニングを予約しておいた。なにかウェールズのスペシャルをと思ってメニューを見回す。見透かしたように前菜に「ウェールズ風もりあわせ」があったので注文。ムール貝が地元名産だそうだ。右下のスティック状のものは、一瞬かぼちゃかと思うぐらい甘味のあるイモだった。