ビートルズにまったく興味がなくても、リバプールは訪れる価値がある観光都市だった/
はじめて到着した日の夕方、七時ごろ。まだまだ明るい港まわりを散歩に出て、この素晴らしい景観の港に立ってすぐに、そう気がついた。
かつて世界貿易の四十パーントがこの港とかかわりがあった。その中心は再開発されて、世界遺産になったビル(上の写真の左三つ)のとなりに、モダンなリバプール博物館が出現している。
★三つのビル
●いちばん左の「ロイヤル・ライバービル」(1911年完成)の尖塔には、リバプールの象徴になった「ライバーバード」が二匹いる↓
※「ライバーバード」については、明日もう一度書きます
●真ん中は、1838年創立の船舶会社キューナード・ライン。2013年(創立175周年)には、QE(クイーン・エリザベス)号など世界に名だたる客船たちがその祝いに勢ぞろいした。
●いちばん右のクーポラの付いたビルは港湾局で1904年から07年にかけて建設された。
実はこの三つのすぐ右に、レンガ造りの小さな建物が残されているのだが、そこがあの「タイタニック号」を所有していたホワイトスターラインの本社だった。SOSの第一報はここへ向かって発信されたのである。現在この会社は前出のキューナードに統合されている→
近くの壮大なドックも含め、明日のガイドさんとの観光が楽しみであります。