サクサイワマン遺跡からクスコ市内へ降りてきた。大聖堂、やっぱり見ておきたいと思って入ることにした ※内部は撮影禁止、興味深い「最後の晩餐」があったので⇒こちらに書きました。
広場に出てきてみると、びっくり。警察・機動隊が大聖堂前にずらりと並んでいる。どうやらデモ隊を囲んでいるようだ↓
きのう、クスコに戻るときに出会った村のストライキでわかるように、大多数のアンデス農民たちは、観光の恩恵などたいしてうけていないのだろう。貧しい・学問のない人々の訴えというのは、いつの時代も・どんな国でもなかなか汲み上げられることはない。こうして我々外国人観光客の目につくところでで示威行為をすることが精いっぱいなのかもしれない。
この写真からは伝わりにくいが、静かな集まりだった。スローガンを掲げる人はいるが、大声で叫ぶようなことはなく、物売りが人々の間をのんびりとまわっている。
警察・機動隊も、足元に座っている犬を追い払うこともなく、時々足で相手をしてやっていたりする↓
なんだか不思議な、ゆるいデモ隊と警察・機動隊の関係。これは両者がけっして敵対関係ではないことからくる雰囲気かもしれない。警察・機動隊のメンバーもクスコの一般住民。デモをしている人々の気持ちも理解しているだろうから。
**さぁ、クスコの最後に、この旅最後のガイドをしてくれたロナルドくんのおかあさんの店にいってみよう。
そのお土産物屋街は大聖堂からは少し離れた場所にあった。空港からの道で何度も通った広場。「この広場の名前は?」ときくと「しっぽ広場」だという。インカ帝国時代のクスコはピューマの形につくられているが、そのしっぽの部分にあたるから、この名前がついているのだそうだ 観光客が足を運びやすいとは言えない、観光バスが横付けすることなない立地
一坪ほどの敷地のお土産物屋がぎっしり集まっている↓
はっきり言って、どこも同じような品揃え。露店よりはずっとよいが、ここで商売をしていくのは、思うほど楽ではないだろう。
ロナルドくんのお母さんは我々の手をとって迎えてくれた。
とりたてて買いたいものがあるわけではなかった、けれど、ふと小さな指人形が目についた。指にはめてみると、とても小さい。楽しそうにつくっている子供の姿が見えるような気がした。
昨年、チチカカ湖へ行く途中に寄った農家がつくっていた人形を思い出した。
⇒こちらにもう少し書きました