旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

サン・マロを一時間だけ歩く

2024-10-18 08:09:52 | フランス
ブルターニュの海岸に突き出した城壁都市サン・マロ。

サン・ヴァンサン門をくぐって旧市街を歩きだすとすぐブルターニュ地方のお菓子に出会った↓

●KOUIGN AMANNは「クイニー・アマン」と発音するブルターニュ語。
綴りはむしろゲルマン系。ドイツ語のKUGELがクリスマスの球飾りや弾丸などを意味する言葉。
AMANNはブルターニュ語でバターの意味。
2013年に船でブルターニュのロスコフに上陸した朝に食べたっけ※その日のブログにリンクします

城壁に出るとサン・マロ市の旗が青空にはためく↑左上の赤地にはテンが描かれている↑

サン・マロのいちばんの見どころは城壁↑
↑ルイ14世の信任厚き築城家ヴォーヴァンが設計した
※ヴォーバンをはっきり認識したマントゥノン訪問時のブログにリンクします
※こちらにも書きました



↑城壁に設置されたジャック・カルティエ像↑1530年代から40年代にかけて三度北米へ航海しモントリオールやケベックをフランス領と宣言した人物。
※2014年にモントリオールとケベックを訪れた日のブログにリンクします

1763年ケベックはイギリス領になる。

サン・マロには大西洋を航行する船を狙うコルセール(私掠船=敵国の船からは略奪を許可された国家公認の海賊)がたくさんいた。

↑シュールクーフはその代表格↓

ナポレオン金貨を敷き詰めた部屋に暮らしているといううわさがながれ、ナポレオンに拝謁した際に「おまえは私の顔を踏んで生活しているそうだな(金貨にはナポレオンの横顔が刻まれていた)」と言われた。
シュールクーフは「とんでもありません陛下、金貨は立てて並べておりますので」と答えた。
これは作り話だろうけれど(^^)

干満の差世界一の浅い海に囲まれた城壁。

潮のひいた時にだけ歩いて渡れる出城もある。


第二次大戦の艦砲射撃で破壊されたあとに再生された旧市街↑新しい建物と共存して独特の美しさを出現させている。


一時間の散歩でも、サン・マロの魅力を少しは感じていただけていれば幸いです。


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