旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ラクレットをこそいでいるうちにアイガーの崖が夕陽に赤く

2018-08-26 19:19:19 | スイス
日の入りは20時過ぎ、19時の夕食の頃はまだまだ空が青い↓

左奥にそびえるアイガーの北壁。さっきクライネ・シャイデックで眼前にそびえていた。

我々の席の横で、昼間に見せてもらったラクレットマシンがスタンバイ↓

地元ヴァレー州のラクレット・チーズを半分に切って乗せる↓

ここのメニューにはラクレットはない。まわりからの視線があつまる↑
スイッチが入るとさっそくふつふつと溶けはじめ、良い香りがひろがる↓

ラクレットの前にベジタブルをいただきましょ

ポテトの上にかけるだけではない。ピクルスやトマトにも。

今日、いちばん気に入ったのはミューレン村で摘んできたキノコのマリネだった。「もっとありませんか?」ときいたけど、もう生のがちょっとあるだけだと、見せてくれた↓

ううむ、キノコ好きとしては次回にぜひ事前リクエストしておきたい(^.^)

ラクレット・チーズをこそぐのは簡単そうに見えてやってみるときれいにいかない。

この焦げたところがとくにおいしいんですよねえ。

匂いにひかれて、近くのテーブルから欧米人がお皿を持ってやってきた↓

もちろん、どうぞどうぞ(^.^)

と、そうこうしているうちに20時半ちかくになる。外へ出てみると、アイガーが赤く染まっていた↓

デザートに桃風味のクリームを











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アルメントフーベルとクライネ・シャイデックへ

2018-08-26 19:19:19 | スイス
正午少し前にミューレンにもどってくると、青空に雪山が輝いていた

サンドイッチでも買って、アルメントフーベルにあがろう↓このケーブルカーに乗る

↓ミューレンからケーブルで上がってゆくと視界をいっぱいにふさいでいる岩山がだんだんと下がってくる。
↓岩山の後ろに隠れていたユングフラウがせり上がり、アイガー峰・メンヒ峰とともに三山が眼前いっぱいに全貌をあらわしてゆく↓

親子連れもいっぱい

アルメントフーベルには小さな子供たちの為の遊具もたくさんあるから↓

↑手前の「へ」はちょっと変だけれど、日本語の表示があるのはうれしいものです(^.^)

大パノラマを見ながらピクニックランチ
↓この表示はなにがブラボー?ワンちゃんの落とし物を飼い主がひろうための袋です↓

フラワートレイルが整備されている。春先はもっときれいだろう

↓この美しい花は、アルプスでも最も毒がある…


トリカブトだそうです




再びミューレンへもどりホテルで十五分休憩。
ホテルスタッフの方に「本格的なラクレットがたべたいのですが」と相談する。ちゃんと電熱線で溶かして・こそいで、食べたいんです。
すると、どこからかこれをみつけてきてくれた↓

↑「おお、これですこれ!」
ということで、夕食はホテルでラクレットに決まり。
****
まだ四時間ほどあるので、アイガーの北壁をみあげるクライネ・シャイデックまでいってみることにした

崖の上を走る列車。きのうは雲でなにも見えなかったから今日は値千金


乗継よく、一時間ちょっとで到着↓

ずいぶん久しぶりに来た。定番ツアーは必ずここからユングフラウヨッホ展望台へ行くが、今日は近くをのんびり散歩


帰路はアラブの大家族と乗り合わせて、とてもにぎやか

ラクレットの夕食まで一時間休憩しましょ



















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新雪のシルトホルンへ

2018-08-26 11:02:58 | スイス
陽が昇るにつれて霧はゆっくり薄らいできた。

八時半に歩き始めると、きのうは何があるか皆目わからなかったところに新雪をたたえたアルプスが姿を現し、思わず足を止める

アルメントフーベルはまだ雲のなかだだが


ロープウェイ乗り場にあるシルトホルン頂上のライブ映像

確認してから上れるのは便利
途中、雲の中にはいっても



到着!↓きのう天気がよくなかったので新雪でいっぱいだ↓

↓上の写真で写っている望遠鏡をのぞくと山の名前が間違わずに見える↓左アイガー峰と右メンヒ峰か↓

360度の眺望を楽しめる。風もほとんどない。

↑「007」と書かれているのは1969年「女王陛下の007」で敵のアジトとしてこの建物が登場しているから。映画についてのコーナーも充実している↓

男性トイレにこんな表示があるのはここだけだろう(笑)↓

**

10:03分のゴンドラで降りようとしていたが、エレベーターが来なくて乗り遅れた。が、そのゴンドラで民族衣装に身を包んだ楽隊が上がってきた。乗り遅れて幸いにもこのアルペンホルンの生演奏を聴くことができた↓(^.^)

★動画はこちらから
↓「吹いてみたーい」と若手メンバーが挑戦。ちゃんとドミソが出ました(^.^)

***
10:33でシルトホルンから一つ下の展望台BRIGへ

ここの、崖にとりつけられた歩道がおもしろいので寄り道

あいにく?幸い?下がよくみえないのでコワくない?

いや、けっこう怖い↓

こんなのもある↓

あ!晴れてきた

どん詰まりに、昨年はなかったムービング・ウォークが建設されようとしていた↓

今日はまだ運航していないのでもときた道を戻る。
いちどミューレンのホテルにもどる。











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霧のピラトゥス山頂から雨のミューレンへ

2018-08-25 05:02:09 | スイス
ピラトゥス山頂の朝

パンがどれもおいしい。三十年近く前に「スイスは新しい小麦を備蓄にまわすのでパンがおいしくない」と教わったことがあったが、実際に現地ではおいしいとしか思えなかった。

チーズプレートの
ちょっとブルーが入ったこれがいちばん好きでした↓

窓の外は真っ白↓ダイニングの天井に動物たちがいっぱい

夕飯、朝食、おせわになりました
十時過ぎの登山列車で降りることにする↓

少し下がるといっきに視界がひらけてきた↓歩いて降りている人もいる

風はないしそれほど寒くないから楽しんで歩けるだろう

湖畔の駅に到着以前この乗り換えで大きな荷物を持って階段がたいへんだった記憶があったが、スロープにする工事がおこなわれていた。常により快適にする努力を怠らないスイス、さすがです
サルネンで一度乗り換えて、インターラーケンをめざす。ツェルマット⇒インターラーケンのエクスプレス列車の窓際↓

峠を越えてブリエンツ湖畔をはしる↓

インターラーケンから登山電車に乗り換える。先月乗ったフランスの列車に比べて、スイスはどこも荷物を置くスペースが確保されていて「わかってらっしゃる」と思うのです。

↓窓際のテーブルに、このエリアの絵地図↓今回は右上にちょこっと描かれている崖の上のミューレン村のホテルを選んだ↓

さらに列車を乗り継いで
村に到着。駅から五分でホテルが見えてきた↓

テラスからは絶景の筈が…
上が見えなければ下へ行こう
ラウターブルンネンの谷が見えてきた↓

谷底のバスを待つ間、向かいの壁を流れ落ちてくる高い滝を見ていたら↓

そのいちばん下にまめつぶほどの人が見えた↓

あそこから見たら迫力があるだろうなぁ。行きたい気持ちになったが…バスがやってきて断念


予定通り、地下を流れる巨大な滝「トゥルンメルバッハ」へ↓

さらにバスにのって、ラウターブルンネンの象徴になっているシュタウプバッハの滝へも行くことにする。バスを降りて草を突っ切り

近づいてゆく

この時期にはずいぶん水量がすくなくなっている

近くまで上る組と、カフェで休憩組にわかれる
ラウターブルンネンの駅で六時に待ち合わせて↓

乗り継いでミューレンにもどった

駅のすぐ近くでみかけた↓

**
夕飯はホテルでフォンデュをおねがいした。まずはサラダ↓エーデルワイスのかたちをしたマカロニがいいですえねぇ↓お皿も買って帰りたくなる↓


フォンデュと

焼いた石の上のステーキ


部屋のテラスから、夜の山影がようやく見えてきた。
明日は晴れますように(^.^)







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ビュルゲンシュトックでランチしてからピラトゥス山頂へ

2018-08-24 12:21:33 | スイス
雨の朝、朝食へ降りていく
このまま雨だったら行程を工夫しなくちゃ。
午前八時、ルツェルン駅でスーツケースを先に送る手続きへ。ホテルを駅すぐにとっておいてよかった出たらすぐ駅が見える↓

飛行機に預けるようにチェックイン。ツェルマット駅まで二日で到着するサービス↓

手荷物もホテルにあずけて身軽になったら市バスに乗る。
スイス史を知るためにも是非見ておいてほしい「ライオン記念碑」へ↓この記念碑は写真で見る何倍も素晴らしいと、きっぱり申し添えておきます↓元デザインは1820年代最高の彫刻家トーヴァルセン(デンマーク人)

アジアグループがたくさん。この近辺はそういうグループをあてにする店がたくさん集まっている。ちょっと時間帯がちがったか、日本のグループにはひとつもあわなかった。

スイスの州の旗が並べられていたので、スイスの特殊な歴史について少しお話した↓


エレベーターで高台へのぼる↓「ブルバキ・パノラマ」の丸い古びた建物が見えている↓1870年の普仏戦争での出来事を、長さ112メートル・高さ10メートルの円形パノラマで描いたもの。

↑写真もまだまだ未発達な時代に、スイス傭兵の悲劇とスイスという国の果たした役割を伝えるべく建設された施設。※日本からの観光客にはほとんど無視されているが、一見の価値がある場所です。別の機会に紹介します。

ルツェルン旧市街を守る山側の城壁近くを歩く↓見えてきたピラトゥス山の頂上には雲がかかっている↓

雨はあがって青空も見えてきた↓15世紀の塔


十年ほど前に整備された階段で城壁にのぼろう↓

↓ルツェルンの街並みと湖


坂を下って旧市街へ↓14世紀にはあったという木製のシュプロイヤー(粉ひき)橋↓

その名前のとおり、かつては粉ひき水車があった場所だ
↓掲げられた絵は「死の勝利」↓骸骨で表された死が、どんな人も最後は捕えてしまう↓
これは天文学者が観測するように、死が彼を観察している↓


湖から流れ出しているロイス川沿いにあるく


↓もうひとつの有名なカペル橋へ↓

カペルとは礼拝堂。真ん中に見える「水の塔」がもともとは礼拝堂だったからこの名前になった。

まだ午前十一時前。遊覧船も良いかなと港へ向かう。大きな博物館とコンサートホールの複合施設がある↓


十一時半スタートの一時間遊覧船に乗ろうとしたら、「スイスパスの使える船が十一時十五分に出るよ」と教えてくれたので行ってみる↓ビュルゲンシュトックという対岸まで直行する船だった↓

ちょっと面白うそう、三十分かからずに到着できるようだ。乗ってみよう↓湖上から見るルツェルンの街↓

今晩泊まるピラトゥス山の山頂はあいかわらず雲がかかっている↓晴れていたら早目に到着してあの山頂を歩くことを考えていたが、今日は下界でゆっくりめに時間をとったほうがよさそうだ↓

↓目を凝らすと雲の中に上っていく大きなゴンドラが豆粒のように見えた↓※ようく見てみてください↓



船上でワインをのみはじめた地元?の方々↓


ビュルゲンシュトックの港が近づくと山の上に良い感じのホテルがみえた↓

桟橋降りてすぐが登山ケーブルの乗り場↓

↓絵地図がわかりやすい↓

湖面がどんどん青くなっていく↓


↓降りると予想以上にモダンな洗練されたデザインのホテルがあった↓

↓テラスへ出ると、おお~予想以上のパノラマがひろがっている↓風はなく穏やかな日差し。ここでゆっくりするのもいい

振り返るとクラシックなホテルもある↓

↑こちらは百年以上前にすでにあったもの。ビュルゲンシュトックはリギ山と同じように、山岳観光の最初期から人々をあつめていた場所だったのか。
**
時刻は十二時少し前。新しいほうのホテルに気になるダイニングが見えた。ここでランチが楽しめればここまでやってきた価値が倍増するにちがいない。席がとれるかあたってみよう↓
中へはいると、横長に湖のパノラマが窓を占めている↓


開店すぐだったので、幸い席がとれた。

メニューを見るよりもお店の人と話てメニューを決めよう。ここはアジアコンセプトの店。
ぱっと見日本のお店で出てくるようなサーモンと海藻のサラダ↓


↓トム・ヤン・ガイというスープ↓

中華風なフライ魚↓

ココナッツ風味のカレーはスリランカを思い出させた
デザートのマンゴープリン


あ、そろそろ降りるケーブルカーに乗らないといけないじかん


ルツェルンへ直行する船がやってきた

フェリーといってもかなり高級感がある

ルツェルンまで二十五分で到着

駅前のスーパーへ寄る。精算はどこもセルフになってきております。

バスでクリエンスまで行き

ピラトゥス山頂へのロープウェイに乗る

さっきランチをしたビュルゲンシュトックが見える↓

大型のゴンドラに乗り換え

雲に隠れた山頂に突入・・・

でも、思ったより視界はある。このクラシックなホテルにチェックイン↓

お部屋はリニューアルして快適

窓からの眺めも↓

明日乗る世界一急な山岳列車がみえる↓

午後五時半の最終便が終わると、山頂は宿泊客だけになる。
六時半からウェルカムドリンクがふるまわれた↓

地元でつくったというこのチーズはパルメザン風で美味





夕飯もかなり手が込んでいる。最初のアミューズがスイカのジュースというのはいただけなかったけど


雨模様だから明日の朝はゆっくりしましょ













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