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秋のはじまり

2021年10月09日 | 川崎

あくびが出るほどの心地よい天気に誘われて箱根まで散歩にきた。

と云っても、あらかじめMT-09を予約してあったゆえの散歩だ。

足柄から仙石原まで旧林道を整備して「金太郎ライン」となっているので
そこを経由して箱根を巡ってこようと出発してみただけのこと。

金太郎ラインは4月に開通したばかりで整備されたよい道だった。

もともと林道であることと、国立公園の中を通るのでできるだけ
環境に影響を与えないように拡幅は最小限、すれ違うときには気を
付けていけという。

こんな道を飛ばすバカがいなければそれで済む話だ。

足柄から登っていくとほぼ登りきったところにパーキングがある。

まあ、バカはどこにでもいるもので夜中にブラックマークをつけにくるようだ。

ここからトンネルを抜けるとすぐに仙石原の盆地にでる。
ちょうど金時(公時?)神社の脇にあたり、金時山の登山口となる。

ウチの家族と金時山に登ったときは、乙女峠から入ってこの神社に降りてきた。
ここと大山阿夫利神社は神奈川で子供時代を過ごすと、必ずつれてこれれると聞いた。

仙石原は一面のすすき、秋が確実に歩を進めているのを感じる。

コロナも少し静まって観光地が賑わいだしたと聞くが、すでに閉店して
しまった店も少なくなく、寂しい風景になってしまっていた。

 

朝のうち少し浮かんでいた雲も晴れて、快晴に近い天気になってきた。

箱根の山を下りて海に周ろう。

 

久しぶりにサザンを聞きながら西湘バイパスを東に飛ばす。

途中、大磯の海に出てみた。

茅ヶ崎方面と違って大磯あたりはサーファーさんもおらず
地元の家族連れが浜で遊んだり、漁港で釣りをしていたり
明石にいたころの休日の風景に近い。

昭和40年代の中崎海岸には明石マリンセンターの跡地があり
まさな海釣り公園のようだった。

天気がよくてひまなときは、釣り場をうろうろしていた。
うろうろしていると釣り人たちからお遣いを頼まれる。

一人頼みだすと、次々にオーダーがはいる。
多いのは「タバコ、買うてきてくれんか」であり、お遣いにいくと
釣銭は駄賃にくれた。よい小遣い稼ぎだった。


そんなことを思い出しながら、渚で泳ぐ兄弟を見ていた。
そういえば、兄はちょうど一昨日還暦になった。

今でいうひどいアトピーで、子供ころは夜中に体がかゆくて掻き
むしってしまい、母親が薬を塗っていたのを覚えている。

アトピーで食べ物に制限がある兄に対して、何もないのに食べず嫌い
を貫く弟。母親は苦労したことだろう。

その母親もすでに鬼籍にはいり、残る親族は兄と姉だけになった。

西湘バイパスから三浦半島に周り、三崎のファミレでお茶を飲み
ながらこれを書いている。

半島をグルっとまわって帰宅しよう。暖かいよい散歩だった。

来週は2気筒のNinja650に乗る予定。晴れたらいいな。

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