帰宅時の寄り道一杯を頂く。
L字カウンターとテーブルに小上がりが1卓と
かなり小ぶりなお店。
牛タン屋とあるが
完全に牛タン居酒屋。
メニューを絞り女性2人でお店を回すスタイル。
こういうお店では女将さんの呼吸を読みながら
お手すきの合間か
誰かの発注にかぶせて
こっちも同じの!
と叫ぶと思わぬ逸品に出会えて面白い。
とりあえずラガー中瓶に
牛タン煮込みと下仁田ネギを合わせてまずは小手調べ。
おおおお。
いいじゃないの。
【本日の野菜】なるものがカウンターに載り
女将が一品ずつ紹介してくれ
目の前の炭火で
丁寧に炙り焼きにしてくれる。
たまらぬ甘さ。
であればと急遽銀杏を追加し
焼酎お湯割り梅干し入りで流し込む。
銀杏も仕事が丁寧なばかりか
お湯割りのお湯は
鉄器でお湯を沸かすところからスタートしてくれる
素晴らしい仕事っぷり。
箸が止まった酔客にはお愛想&立ち退きを促して
回転をあげることも忘れてはいないし
声高に不快な話を始めた酔客をたしなめて
店の雰囲気をコントロールすることも忘れていない。
21時になると全員からタンの発注を集めて
一気に焼き上げてテーブルに出すという圧巻の職人芸。
ここで締めの牛タン・麦飯・とろろ・テールスープを投入。
タンうんまっっっ!!!
分厚いのはもちろんだが
柔らかくしかも旨みが迸る。
どう表現してよいかわからないけど
タンって旨いんだね。
と
誰が食べても言わざるを得ない旨さ。
女将さんの素晴らしい店まわし芸を肴に
つつく最高の牛タン。
いい店だ。