ジャパニーズホラーの第一人者
小野不由美の2001年作品。
祟り・呪いといったお得意分野かと思ったら
サスペンス・ミステリーのカテゴリーだった。
金田一耕助がドタドタ駆け寄ってきそうな
土着慣習ものミステリー。
あれやこれやと考察しながら
没頭せずに読み進めると
なんとなく思った展開になったりならなかったり。
ガッチガチに世界観にはまり込んで
ミスリードにしっかり乗ってのめり込むのと
どっちが正解なんだろう。
馬頭観音と土着宗教については
大変勉強になりました。
国内に残った黒祠は実在するのだろうか。
封建時代のキリスト教も
独自の発展を見せていそうで面白いだろうな。