木が入る
ということ
植栽ではない
人が
木を植える行為
木はここで生きる
枯れるまで
木は人間の奴隷
せめて
木に願うのは
友達を作ってくれること
痛みを分け合い
空道を思いでもって
行き来し
喜びを分け
いつか
鳥たちや虫たちと
夜は静かに眠れますように
都合で切られるその時
人間を必ず憎むように
その重さで
人間を憎むように
ネギを背負った男が
橋に向かった
ということ
植栽ではない
人が
木を植える行為
木はここで生きる
枯れるまで
木は人間の奴隷
せめて
木に願うのは
友達を作ってくれること
痛みを分け合い
空道を思いでもって
行き来し
喜びを分け
いつか
鳥たちや虫たちと
夜は静かに眠れますように
都合で切られるその時
人間を必ず憎むように
その重さで
人間を憎むように
ネギを背負った男が
橋に向かった