交差点に差し鰍ゥる前
自転車の前かごに
食材を積んで
ペダルを漕いでいる時
メールが来て
都合の良い時
連絡がほしいとある
わたしは
メールより電話を好むので
電話してみる
駅から
3人で歩いているとき
まるで
小説の始まりのような気がした
買ってきたばかりの
300円のクッションで
二人は家に着くと
おにぎりを食べ
すぐに眠った
毛布にくるまって
どれだけ
二人は疲れ果てているのだろう
と驚いた
起きた時
お二人の背中を
両手でゆっくりと
10分間
上下にさすった
311以降
避難所で
強いストレスを抱えた人々に
ボランティアの女性が
そうすることを
真似てみたのだ
「あったかい」
「気持ちいい」
「安らぐ」
「これは311の時、そんな映像を見たんで」
その人の目から
涙が流れていた
わたしは何かの役に
たっているような気がした
少なくとも
数十分のお役目
晦日のサガミに
友人とともに
4人で行った
ざるそば食べ放題
夜
白い粉を口元につけて
ソファーに唐黷アむようにして
眠ってゆく
その目からも
短いひとすじの涙が
流れているのを
わたしは見た
自転車の前かごに
食材を積んで
ペダルを漕いでいる時
メールが来て
都合の良い時
連絡がほしいとある
わたしは
メールより電話を好むので
電話してみる
駅から
3人で歩いているとき
まるで
小説の始まりのような気がした
買ってきたばかりの
300円のクッションで
二人は家に着くと
おにぎりを食べ
すぐに眠った
毛布にくるまって
どれだけ
二人は疲れ果てているのだろう
と驚いた
起きた時
お二人の背中を
両手でゆっくりと
10分間
上下にさすった
311以降
避難所で
強いストレスを抱えた人々に
ボランティアの女性が
そうすることを
真似てみたのだ
「あったかい」
「気持ちいい」
「安らぐ」
「これは311の時、そんな映像を見たんで」
その人の目から
涙が流れていた
わたしは何かの役に
たっているような気がした
少なくとも
数十分のお役目
晦日のサガミに
友人とともに
4人で行った
ざるそば食べ放題
夜
白い粉を口元につけて
ソファーに唐黷アむようにして
眠ってゆく
その目からも
短いひとすじの涙が
流れているのを
わたしは見た