kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

西へ南へあとどっか

2010年07月31日 | 生活
今日も暑い日です。

弁天通りを西へ

江川線を北へ

浅間町を超え

歩道橋の下

果物屋

自転車を停め

夏みかん、トマト、あといろいろ果実、果物を、目茶、安く購入。

なお、北進。

安い八百屋着。

リンゴ、とくにショウガがでかい袋にいっぱいで120円でゲット。

東に進む。左手に県図書。

なお、前進。右折。

Mちゃんとこに行くが、留守。
こんなこともあろかと、バッグに入れた「猫展」のチケットを確認。

予定変更。南進。

松坂屋にて、岩合光昭の猫の写真展を見学。

素晴らしい。つい、ほほえんでしまう。みな、ニコニコ顔の客ばっか。
凄く欲しい写真があって、ャXトカードを探すがない。
仕方ない、富士山をバックにした猫のャXトカードを購入。

暑い。時間調節。ここから、吹上まで、
自転車を押して歩く。暑い。
熱中症になりそうだったので、
吹上から今池まで自転車。

ガスビルのトイレで、Tシャツを着替える。さっぱり。

外に出ると、ちょうどS氏と面会。

焼き肉屋へ。冷麺、ロースなど食いまくる。ごちそうになる。

場所替え。

「豆ねこ」という場所へ。ここで数時間、文学談。

日付が変わる前、帰宅。



日記

2010年07月30日 | 生活
今日は午後から用事があって、
それまでに洗濯をしたり、
もう焦ってしまいました。
この日記も更新していたのですけれど、
まったく言いたいことが、
言葉になりませんでした。
長文を書いたのですけれど、
結局は削除して、
夜、日付が変わってから、
書き直しです。

「思いが強いと、
言葉にならない」、
と友達が以前、言っていて、
そういう理由かもしれないな、
と考えました。
たぶん、違います。
言いたいこと、
書きたいことが多すぎて、
言葉が散ってしまう、
そういうことです。
たまに、
こういうことがあります。
本当に、
めったにないことなので、
むむむ、と思って削除していました。

これを書いて、
熱中し過ぎて、
昼からの約束は、
遅刻してしまいましたけれど、
さし当たって、
問題はないので、
良かったです。

夕方に、
驟雨。
洗濯物は、
部屋へ入れておきました。

来週から、
また暑い日がくるようです。

言葉が思ったように書けない、
それはかなり焦りました。
しばらく、間をおいた方が良いかもしれない、
と思いましたけど、
夜になって、
あたりが静まってくると、
いつものように、
静かな気分で、
言葉を書くことができました。
言葉を書いていると、
気持ちが、
しっとりとしてきて、
助かります。
中学生の時から、
日記を書く習慣があって、
それが今でもこうして、
続いています。
もちろん、
以前の日記は、
何の未練もなく、
捨ててしまうのだけれど、
記録しておく習慣は、
どうしてなのか、
僕にはあるらしい。
でも、捨てるというのは、
なんだろう。

今、思い出したのですけど、
中学生の時から、
大学ノートに、
インク瓶に、ペン先をつけて、
書いていました。
右手がよく、青くなっていました。
インク瓶の底に、
ペン先が当たるかすかな音や、
感触を今でも覚えています。
書いたページの字が乾くまで、
ふーふーと息をかけながら、
次のページをめくるまで、
僕は何を考えていたのかな。
思えば、ボールペンでなく、
なぜにインク瓶とペンだったのか。
きっとそれはフォークソングの歌詞の中に、
手紙とか、インクとかあって、
その雰囲気に酔っていたのだろうと思います。
その後、
高校生になった頃、
確か、安い万年筆を買いました。
コーヒーなんかも、
わざわざ豆をガリガリ挽いて、
サイフォンで飲んでいました。
カップも買ってきて。
友達がよく僕の部屋に来て、
コーヒーを飲んで、
フォークソングを聴いて、
ギターを弾いていました。
そんなことをしながら、
僕は内向していました。
性分は変わらず、
今でも同じです。
こうして、
何か書いていて、
コーヒーを飲んで、
フォークソングを聴いています。
こんなんでいいのかな。
いいのか。まあいいや。
なんでもなくて、
しずかにしている、
というのも、
悪くないですよ。

2010年07月29日 | 生活
食材を買いに出かけると、
雨が降ってきました。
帽子も被っているし、
この程度の雨なら、
平気です。
外で労働をしているので、
小雨なんかは、
降っているうちに入りません。
むしろ、
歩きながら、
雨の粒を見ていました。

ところが、
だんだん雨が強くなってきて、
スーパーを出る時には、
信号待ちのたびに、
雨宿りをして、
という徒歩です。
それでも、
自然のすることの中にいると、
それはそれで良いものです。
携帯電話だけは濡れないようにしておけば、
あとは空まかせ。



朝は蝉が鳴いている

2010年07月28日 | 生活
朝は、蝉が鳴いています。
階段を下りてゆく途中、
蝉が昇天しているので、
つまんで、植え込みに置く。
そんなことが、
夏の出来事の一つになりました。

今日は、朝から夜まで、
いろんなことがはかどりました。
だめな日は、ぜんぜんだめなのですけれど。
僕はよく、
朝から調子が悪い時は、
午後から調子が良くなる、
と思うことが多いです。
12時、笑っていいとも、の時間を境に。
そう思うと、
不思議ですけれど、
本当にお昼から快調になることが多いです。
暗示だと思うのです。

夜は、
北山修の講義、
第三夜をテレビで見てから、
寝ました。


ベランダ

2010年07月27日 | 生活
最近は、
ベランダに出した机に座って、
空を見ています。
そこでご飯を食べながら、
空を見ていると、
ちょっとした、
贅沢な気分になります。
どうしてこんなにここは落ち着くんだろう、
と思ったら、
ベランダには、
緑がたくさん。
そうか、
植物に囲まれているからか、
と思い知りました。

朝、腰鰍ッて、
コーヒーを飲みながら、
雲を見ていると、
その日の天気が予測できそうです。
当たり前ですけど、
灰色の雲があれば、
雨が降るし、
白い雲と青い空ならば、
暑くなります。

7階から見る空は、
ベランダから見ると、
大きい。
窓を開けると、
風が通るので、
冷房もいりません。
二階と一階の窓を開けて、
風を通すのですけれど、
その通り道に、
観葉植物を置いてみました。
すると、
判るのは、
風の強さと、
風の方向。
葉が揺れることで、
風の流れが、
目に見えます。


森毅さん

2010年07月26日 | 生活
今朝の新聞で、
森毅さんが亡くなられたことを、
知りました。
一時期、
森さんの本を好んで、
読んでいました。
判りやすい書き方だったので、
僕にも判ったような気分にさせてくれました。

数学者ですけれど、
文学についても、
本を出していて、
それがとても、
面白かった記憶があります。

「まあええやんか」、
と、
いつも本の字で、
森さんは言っていました。
ジョンケージとの対談相手として、
森さんがキノコをキーワードにして、
話していた番組を、
録画して、
何度も観ました。
ミニマルの僕の小編でも、
森毅さんという名詞を、
使わせてもらいました。

河合隼雄さんと同じく、
いつも、
ニコニコ、ニコニコした、
笑顔が多くて、
時に、鋭い目になって、
何か言いました。
僕にとっては、
偉いお坊さんみたいな人でした。

原稿は、いつも、
ベッドに寝ながら書いていた、
というものぐさでした。
電話は嫌いらしく、
ファックスしか、
使わなかったそうです。

大学の木に、
よじ登ってみたり、
少年みたいなところも、
あったみたいです。

僕は森さんの本で、
「まあいいか」、
と何度も、
思いました。
そして楽になった。

数年前、
セザンヌ先生と、
森さんの話になって、
最近、本を出してないし、
メディアにもでてないけど、
どうしたんでしょうねえ?
と言っていて、
「ぼけたかな」
とセザンヌ先生は笑って言いました。
その後、
本を出して、
僕は読んでいないけど、
まだご健在だったのが、
うれしかったです。

幼年の頃、
僕と兄は、
近所の、
「おばちゃん」というふうに、
呼んでいた方に、
面唐ンてもらっていました。
もう一人の母のような人で、
森さんの表情、笑顔や、
風貌が、おっとりした雰囲気が、
「おばちゃん」に、
よく似ていました。
だから、
よけいに森さんが好きだったのだろうと、
思います。

森さんの本を読むと、
元気になりました。
森さん、
ありがとうございました。


邂逅のおと・うた

2010年07月25日 | 音楽
昨日は、
名古屋は、
今池の「得三」というライブハウスに行きました。
楽しみにしていた、
ライブです。
出演は以下の通りです。

『邂逅のおと・うた』~30年目のコンサート~
キャラバン&バランス2010
[ いとうたかお(vo.g) 山岡安(g) 須川光(key)
犬塚健二(b) Mabo雅弥(ds.per) 西尾アキ(ds.per) ]
coupling with a-fank syndicate
---------------------------------------------
名古屋・今池・得三(Tokuzo)
7月24日(土)18:00open 19:00start
前売¥2,500 当日¥3,000


名古屋には、
30年前、
キャラバンというバンドと、
バランスというバンドがありました。
僕はキャラバンの演奏は一度しか観ていなくて、
大阪へ転居していたこともあって、
バランスは一度も観ていません。
音源だけで、知っている、
ということです。

その二つのバンドが、
合体して演奏するというライブです。
このブログでは、
何度も書いている、
いとうたかおさんのバンドがバランスで、
やはり、何度も書いている、
強力なバンドが、
キャラバンです。

最初の曲から、
度肝を抜かれるような歌詞で、

 虎の目で眺めながら
 虫の速さで歩いてきた

という、
スローな曲から、
ライブは始まりました。
不気味な雰囲気というか、
この曲はかなり良いです。
以前、荒くれだっただろう、
今回のメンバーの雰囲気に、
とても合っている曲でした。
性分というのは、
変えようがなく、
年齢を重ねても、
荒くれの演奏。
「不良少年」という曲が始まって、
「俺たちゃあ、くすんだ街の色さ」
とメインボーカルのいとうたかおさんが歌い、
「俺たちゃあ」、
の部分を、山岡安さんが重ねました。

今回のライブは、
今は亡き、
元キャラバンのボーカル、
一ノ谷天之助さんへの、
追悼を込めた、
催しだと思います。
「僕は天之助、あとみんなの写真を部屋に貼ってあるんですけど」
と山岡さんが言いました。
僕は山岡さんのギターの音も、
キャラバンの時からとても好きなのですけれど、
天然ぼけみたいなキャラクターでもある、
山岡さんのMCには、
客席から苦笑がたくさん聞こえました。
僕もマジで笑ってしまうところが多かったです。
重ねて、山岡さんの心の優しさに、
じんわりさせられる夜でもありました。

いとうたかおさんのMCで、
「今回、このメンバーで合わせるのは、
今日が初めてなのですけど」
と、
聞き間違いでなかったのなら、
そう僕には聞こえました。
演奏は、多少、?と思える箇所もありましたけど、
素晴らしい演奏でした。
合同練習なしで、
あれだけのステージができるというのは、
凄いことだと思います。
まあ、譜面や音源で、
個人が練習しているのだろうけれど、
全体から出る、
うねりのような音。
それは、
荒くれ達が、
互いの臭いで嗅ぎ分けて得る、
獣たちの本能みたいでした。


最後の曲「からだひとつが頼りの人達は」で、
ペケのアドリブを久しぶりに聴くことができました。

 「この道でいいんだろう?」

とペケは歌います。

 「この道でいいんだろう?」

と重ねます。

 「この道でいいんだ」

と語尾が変化します。

 「志半ばで唐黷トいった者 今日は一緒に遊ぼうぜ」

とペケは歌います。
ペケの「つれづれ」には、
「人は皆、志半ばで唐黷驍烽フ。
残ったものは唐黷驍ワで続ければいい。」
と記されています。

<この世で、
達成されるような志なんかは、
たいした志ではない>、
という言葉が、
僕の中で蘇りました。

本物というのは、
「この道」を、
ねじり鉢巻き、
唐黷驍ワで、
続ける、
ということです。
本物になるのは、
大変なことで、
不安や、心の揺れ動きがあって、
歳を重ねたペケでさえ、
未だ、
「この道でいいんだろう?」
と歌うのです。
僕はこの言葉を聴いた時、
凄い、と思いました。
ペケは安心していない、
それが本当に凄いことです。
「静かな暮らしはまだ遠い」
と歌ったのもペケでした。

僕は、
このアドリブの歌詞を聴くだけで、
この夜全部が、
満たされました。
本物の人、
本物になろうとする人の、
力を得たように思います。

兎にも角にも、
今回のメンバーは全員が凄いです。
ライブレコーディング、
と、
お店のツイッターで書かれてありましたから、
きっと正式な音源が、
発売されると思います。
犬塚さんも、アキさんも、マーボさんも、
光さんも、みんなみんな、
本当にかっこいい人達でした。
思った以上に、
素晴らしい演奏でした。

数年後、
数十年後、
誰かが、
「聴きたい」、
と思った時、
音源化されているかいないかは、
とても重要です。
そういうことが、
あり得ると、
このメンバーには思います。

二度はない今回のライブ。
他のサイトで、
「行けない、悔しい」、
と残念がっていた、
パンクをやっている若い人の、
発言も僕は目にしました。

今年の夏は、
6月の犬塚康博さん+杉野暢さんのライブ、
そして今回のライブと、
続けて、
良質な音楽を楽しむことができました。
こんな素敵な夏、
こんな素敵な、
人達、

その、
振る舞い。

アウトレイジ

2010年07月24日 | 映画
昨日は夕方まで作業をして、
映画「アウトレイジ」を観に行きました。

映画は今、1800円します。
高いと思います。
だから、
サービスデーをねらって、
大高にあるマイカルシネマへ。
毎月23日は、一律1000円のサービス、
しかも、大高での「アウトレイジ」放映は、
昨日が最後でした。

アウトレイジは、
前評判が凄くて、
きっと誰もが、
あの北野武だから、
という理由で、
観たいと思っていると思います。
僕もそうです。
観ていて、
何度か、
目を手で覆いました。
ここまで残酷なシーンを、
よくみんな平気で観れたものだ、
と思いました。
思った以上の、
バイオレンス映画で、
圧唐ウれました。
ここまでする?
という感じです。
でも、
ここまでやっていいんだ、
という勇気をもらいました。
文字通り、
過激な映画でした。

夜道、
自転車を漕ぎながら、
暴力について考えました。
動物としての、
人間の本能について、
考えました。
理性は、
暴力を回避しようとします。
その、代償行為で避けようとします。
暴力というものを、
人間の根元として置いたとき、
あ、これも代償行為だ、あ、これも、
と、連想します。
暴力の、
代償行為を発明するのが、
文化かもしれない、
とも思いました。

もうすぐ、
テレビドラマで、
北野武が出演するというニュースを知りました。
内容は不確かですけれど。
「振り子のように、作品を作る」
と北野武は言っていました。
前作と対極的な、
という意味での、
「振り子」です。
バイオレンス作品の後に、
何が出てくるのか、
楽しみです。
僕が北野作品で一番好きなのは、
「菊次郎の夏」です。


キャラバランス!

2010年07月23日 | 音楽
明日は、
今池、得三で、
キャラバンとバランスの、
ライブがあります。
いったい、
どんなライブになるのか、
まったく想像ができません。
知る人ぞ知るライブなので、
知る人で、明日はかなりの人が、
来ると思います。

先日、友人宅で、
キャラバンを聴いていて、
これが30年前のアルバムなのに、
今でも聴ける、
という話をしていました。
「たぶん、今から30年後でも聴けると思う」、
「エネルギーがあるからだ」、
と友人は続けました。
そして、
メインボーカルは、
バランスからの、
いとうたかおさん。
ペケはこないだ春一でセンチとやっていたのを観て、
やっぱ、ペケはビートの人だし、ロックだよ、
と思っています。
そしてもう一人のロックの人、犬塚健二さん、
東京から山岡安さん、
それと、
キャラバンの音の核だと、
友人も同意見の、
明さんのドラムスが聴ける、
こういうコラボレーションは、
二度とないだろうし、
今回、
名古屋でしか聴けない。
そう思うと、
どんな演奏なんだろう、
と、
ドキドキはしないけれど、
まったく想像ができません。

兎にも角にも、
しっかり夕御飯を食べてから、
聴こうと思っています。


嫌われ松子の一生

2010年07月22日 | 映画
映画「嫌われ松子の一生」を観ました。
あるセリフが胸に飛び込んできて、
そこで一度、鑑賞を中断しました。
しばらく、その言葉に打たれていて、
「これだ!」、
と思いました。

映画の中で、
一言でも、
本当に大切な言葉だ、
と思えるものにぶつかることは、
それだけでかなりの価値があり、
映画一本の全体の良さよりも、
勝ることがあると思います。

僕は最後まで見終わってから、
メモを取るつもりでした。
すると、
映画の最後の方で、
その言葉がリフレインされました。
僕は、そこで、メモを取りました。
正確なセリフを書き写しました。
映画の全体の中でも、
このセリフは、
大切にされているんだな、
と思うと、
よけいにうれしくなりました。

映画の最後は、
宮澤賢治の、星空と草原を、
思い浮かべさせました。

「嫌われ松子の一生」、
は、
以前、観て、
その色彩が、
強烈な印象として残っていました。
今回はそれだけじゃなく、
以前観た時には、
素通りしていた言葉や、
モチーフを、
感じることができました。

作品は変わっていない。
僕が変わっている。
良くも悪くも、です。
良い映画も、
悪い映画も、
良い音楽も、
悪い音楽も、
良い小説も、
悪い小説も、
全部、
こっち側の問題なのです。
そのことを、
最近、実感することが多いです。

歩いて、考

2010年07月21日 | 生活


今日、返却の本を、
北図書館へ返しに行きました。
今回は、ほとんど未読の状態で、
返却です。

県図書で借りた、
ひろはまかずとしの本、
一冊は、読了です。

帰り道、
執筆のことを考えながら、
帰りました。
最近、大通り沿いにできた、
八百屋の店先で、
かぼちゃが100円で売られていて、
買いました。小牧産と書いてありました。


白い雲、青い空

2010年07月20日 | 音楽
昨日は雲を見ていました。
窓をあけ、
扇風機をまわし、
足を放って、
じっと夏の雲を見ていました。
音楽が聴きたいと思い、
キャラバンをヘッドホーンで聴きました。
夏の僕の風物詩の一つは、キャラバンです。
それも、雲を見ながら聴くと、
これがまた最高です。
で、
胸のジュークボックスのスイッチを押し、
いとうたかおの「小さな歌に手を引かれ」をかけました。
「涼しいところを選ってお行きなさい」、
といとうたかおさんは歌いました。
空は青くて。
次の音楽をかける前に、
図書館に行きました。
県立図書館で、
書庫から一冊、棚から一冊、
計二冊、ひろはまかずとしの絵本を借りました。
歩いて帰りながら、
小説書きに必要な曲を、
レコーダーで繰り返し聴いていると、
涙がでました。
サングラスをしていたので、
良かったです。
音楽が、胸に入るとき、
泣きます。
で、下唇を噛む、
と、本当に涙が止まることを、
今日、知りました。

夜、友人宅へ行って、
リングリンクスを聴きました。
今日、聴きたかったアルバムなので、
聴くことができて、
良かったです。
またご飯をごちそうになりました。
ごちそうさまです。

2010年07月19日 | 生活
昨日、カジェルの森から、
駅へ下る道を歩いていると、
海が見えました。
蒲郡からも、
海が見えました。

ずっと海が見たいと思っていたので、
炎天下、蒲郡の駅から海へ続く道を歩きました。
港に船が停泊していて、
潮の香りがします。
海です。やったー。
どこかのおとーさんが、
船のそばで、
藍色のオープンカーのボディを磨いていました。
かっこいいな、と思いました。
ところが、
通り過ぎる時、
カーステレオから矢沢永吉の「時間よとまれ」が、
流れていて、
せっかくの海に、
奇妙な意味づけをされてしまった僕は、
もうムカムカしてきて、
そりゃあおとーさんは、
エーチャンが好きなのだろうけれど、
そんなことは僕の知ったことじゃない。
僕だって、キャロルのラストライブを当時、
深夜テレビで見入ったし、エーチャンのソロの、
日比谷野音のライブアルバムも、
よく聴きました。たしかにかっこいい。
本だって買ったし、「成り上がり」。買った、読んだし。

だからといって、
あれから30年以上経って、
僕は山道を降りてきて、
あこがれの海にやっと来て、
突然、「時間よ止まれ」
と歌われても、
困る。
ムカムカして、オープンカーから遠ざかり、
振り返って、
車を磨くおとーさんに、
「お前が止まれ」、
と毒づきました。めでたい。

それからたくさん歩いて、
ナントカ島っていうのがあって、
神社になってました。
僕は炎天下の中を歩き過ぎたせいか、
軽い熱中症になってきていて、
舌打ちして、やばいなあ、
と思い、
日陰で、お茶を飲み、
そうだ、
と思い、
岩に座って、
靴下を脱ぎ、
素足で、
海に足を入れました。
わかめが足にからみつきます。
海水温度はぬるいですけど、
ジェットスキーの人たちが通ると、
波が来て、
足が冷たくなります。
熱くなった体も、次第に冷えてゆきました。めでたい。

海に足を浸していると、
本当に気持ち良いです。
蒲郡の海なんて、
初めてですけど、
海に来たかったので、
良かったです。
持ってきていたレコーダーで、
「相対性理論」を聴きながら、
海のキラキラを見ていました。
音楽は、いろんな風景で聴くと、
ほんと、素敵です。

海は、浄化作用がある、
といいますけど、
その通りだと思います。
欲が出て、
行きたくなったのは、
やっぱり、
蒲郡も良いけれど、
熊野の、
あの、
でかくて、
広い海です。


カジェルの森

2010年07月18日 | 生活
思い立って、
蒲郡まで行きました。
プリントダウンした地図を持って、
蒲郡から名鉄に乗り換えて、
駅から山道を登って、
池を過ぎたところに、
カジェルの森はあります。
ひろはまかずとしの絵と言葉を、
時間をかけて見学していました。
ネットで本人の顔を見ていて、
途中、見かけた激しいウォーキングをしていた人は、
ひろはま氏ではなかっただろうか、
と思うのですけど、
違うかもしれません。
すごく暑くて、
氏らしい人物は、汗だくなって、
歩いていました。

 星の数ほどある恵みに今日も感謝

この言葉に以前出会って、
ネットで調べてみると、
たくさんの言葉を読むことができました。
一つ、二つと、良いな、
と思う言葉があって、
蒲郡に住んでいる、とあり、
近いじゃん、と思って、
今日、行きました。

圧涛Iな言葉の数にびっくりしたし、
壁に落書き状態で書かれてもありました。
展示されてある作品全部を、
丹念に見ました。
数枚の作品を買いました。
ネットでは発表されていない、
句があって、
それが生々しくて良かったです。

せっかく、来たのだから、
茶屋に入って、コーヒーを飲みました。
本棚には、氏の本があって、
字の大きい、絵がついた本を選んで、
読んでいました。
本棚には、宮澤賢治や尾崎放哉、山頭火などが、
ありました。
BGMはどこかで聴いたことがある曲だなあ、
と思っていると、
たぶん、映画「プール」の中の、
ハンバートハンバートの曲でした。
歌っているのは、女優さんの声だと思います。
僕はハンバートの方のバージョンが良いと思います。

ひろはまかずとしの言葉は、
自身より、数メートル先に置かれた言葉です。
そこに置かれた言葉に、自身が追いつく、
その過程にこそ、
人は前進する力をもらうのだろうと思います。
あまり真剣に読むと、
読んでいる方が恥ずかしくなるような言葉もたくさんあって、
どうしてでしょう、
映画「アウトレイジ」をとても見たくなりました。
でも、疲れてしまっていたので、
帰りました。
今、座り机の前に、
数枚の絵はがきを置いています。
日々、どの絵はがきの言葉が、
僕にぴったりするのかは、
僕の状態次第です。
改めて書きたいけれど、
作品は変わりません。
日々、良くも悪くも変化するのは、
こちら側なのです。
ひろはまかずとしの書く言葉は、
強欲な僕には、
良いなあ、
と思う言葉が多いです。

サボ

2010年07月17日 | 生活
今日はサボテンを見ていました。
家には3鉢のサボテンがあって、
大、中、小の三つです。
大は、以前、小でしたけど、
いまでは、僕の背丈ほどになって、
移動させるのは困難になってきました。
3つのサボテンから、
新しい葉が出てきています。
それは日々、目で判るほど、
大きく、多くなっていて、
うれしいなー、
と思っています。
他のゴムの木の小さいやつも、
葉っぱがぴかぴかしています。

サボテンは、
人のこころが判るのだそうです。
それが本当かどうかは判らないけれど、
僕はけっこう、サボテンに話しかけて、
原稿を書いています。
「どう思う? サボオオオオオ?」
と、親しい人しか、知らない僕の奇行の一つです。
もちろん、サボテンは何も言いません。
でも、なんだか、訊いてくれていて、
判ってくれているような、
そんな気分で、
僕は原稿を書いています。
一番大きなサボテンの一部が折れて、
それを鉢に植えたら、
大きくなりました。
そんなふうにして、
3つのサボテンになりました。
一番、元のサボテンは、
まだ小さい時からのつきあいで、
すでに7年ぐらい。
僕が小説を書くとき、
必ず脇に置いて、
書いています。
そんなサボが、
若葉を出しているのだから、
うれしいこと、限りなしです。