kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

奄美

2012年11月30日 | 生活
黒い大きな蛇

龍の
夢を見た
北の入り口から
東の出口に向かって
猛烈な速さで
風の
風の如く
駆け抜けていった
駐車場の方面へ
猛烈な速さだ

金山の地下鉄で
偶然に会う

それからわたしたち
晩ご飯を食べ
奄美までの
行き道を
海運で
太平洋を
神戸発
大阪から
乗って
鹿児島
奄美
沖縄へと
24時間で
片道2万円
ゆくよ
来年の5月4月
奄美は人口8万
奄美の友
80歳の父は
元気に
飛行機で
奄美から
こないだ
来て

「揺れるのだ」
とフェリーのことを
友は云い
ゆくのなら
せめて一週間
行ってみたいさ
なんくるないさー
の奄美大島
島言葉も
聴ける

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四国

2012年11月29日 | 生活
熊野
熊野の
ジャスコの裏側
大間神社
結婚式

山田さんは云う
井戸川を
山に向かえば
ジャスコが
左手にあり
そこの奥に
大馬神社
があるという
知らなかったぜ山田さん

四国
四国の
山深い

急斜面の
集落
亡くなった人や
街に出ていった人

面影を
かかしにする
「だから村はにぎやか」
と村の人は云う
女は畑を守り
男は金を稼ぎに
出稼ぎに出る
それほど
金が必要でなくなると
男も村で
縄を編む
かかし

案山子
水は
山のわき水を
引き
蛇口から
出る
四国の
隠れ家
ふすま絵の
出し物
券\
かかし

案山子
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枯葉を集めて

2012年11月28日 | 生活
枯葉や
新聞紙を
集めて
拾って
曹「て
ごみも集めて
曲がり角で
燃やしていた
そこに
習慣の
さつまいもを
入れる
小枝や
木ぎれを
焚く
枯葉も
紙も
燃やす

焚き火の
焼き芋
枝で
芋の芯まで
やわらかくなっているか

さぐる
いくつも
穴があく
待っている
煙に
目をひりひりさせて
焼き芋を
棒で
芋を転がし
地面で
冷ます
手に持てるほどになったら
皮もむいて
黄色の
やわらかい
甘い
芋を食べる
誰彼と分けて
冬の
曲がり角で
あちち的な
景を
芋を
食べ

市場にも
焼き芋があった
大釜に
石が入っていて
下から燃やし
熱した石の中に
畑でとれた芋の
数々
大きいのは値段が
高く
中のものは普通
小さい芋はない
石焼き芋を
市場で買う
新聞紙にくるまれた
焼き芋

焚き火の
中に
底に
芋を仕込む
熱心に火加減を見て
枝と木とごみをくべる





炎が揺れ
煙くて
のけぞり
遠くから
棒で
芋の具合を
探る
誰彼と
犬もともに
分けて
食べ
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空っていた

2012年11月27日 | 生活






午後って
公園は
寝そべるおべる
べるべるりんりんりんりん

公園っている
空っていると
雲っていない
木っていると
雲動き
そべる
おべる
りんりんりん




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歩行

2012年11月25日 | 生活


神社
石の上に座って
銀杏の黄色

歩いて
細道をゆく
夜になって
静かにしている

歩いていたら
近くなってきた
歩いていたら
近く
なってきた
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織り車

2012年11月24日 | 生活


寒く
グレイの空

外気の中で
ペダルを漕いで
やはり
いつもと同じ場所に
着く
それは言葉
言葉を紡ぐ織り車
僕は言葉だ
言葉と言葉を織ってゆく
下絵の図柄はただ一つ
人のさびしさ




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だから言葉を書いている

2012年11月23日 | 生活


雨がやんで
それは朝で

雲の間から陽
ほとんど
グレイの空
唐黷サうになった
僕は自分が正常だと
思い違いしている時がある
だから言葉を書いている

明ちゃんのお父さんは
中野重治を読んでいる
と云う
中野重治は本棚にあった
僕は本をきっと眺めていたのだ
読まずに
ある晩
つまらない小説を
読んでいると
明ちゃんのお母さんがやってきて
「何を読んでいるの」
と訊いた
つまらない本

明ちゃんは神童だった
僕は野球をして
谷岡ヤスジを読んだ
親や学校や教師から逃れ
柵を越え
逃げた
夕暮れの庄内川の土手を
歩いて
固定しようとする者から逃げた
ひとり
固定と圧縮と集団と因習から
逃げて逃げて
川へ向かった
甘い呼び声を疑い
今でも川にいる

盲人は
地下鉄に乗って
白杖の音
僕は彼だ
僕には言葉がある
僕には熊野がある

「喜びも悲しみも萎えて 冷たい秋の雨にぬれている」
「鉄橋を渡る汽車の音」

犬塚康博さんは
歌った
こころの歌

胸に
遠くなった世界


道が
こうして
言葉

書いている

見えてくる


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太地

2012年11月22日 | 生活
和歌山県太地町
鯨を殺すな

黒眼鏡の
大きな人が云う

また思い出した

白鯨という小説が
本棚にあったことを

あめりか

もうひとつ思い出した

二冊の好きだった絵本
「定点観測船」と
「捕鯨船」
鯨に船から打ち込むピストル
矢は鯨に命中
肉の中で
開く仕組み
捕鯨はそうやる

五月の浜岡
宮沢賢治の
よだかの星

コンチクショウが
口癖
ある時ある場所で
日本語を解する耳を持った生物は
聞いた
日本語の
こんちくしょう
「中上健次は土俗的で嫌いだ」
とヨーロッパ至上主義の人は云った
「中上健次を内容で読むのは間違っている」
日本語を調べた自分はそう云った
日本語を解する耳を持った生物は
「そうかもな」と云った

文学は
常にあり
今もある
言葉は日本語

谷川俊太郎の
「コカコーラレッスン」
習うのは
草木
三島由紀夫の
日本文化防衛論

太地、和歌山
大きな黒眼鏡の
男や女が
日本語ではない言葉を話した
それは何語
草野心平は
蛙語を話した
僕は草語や空語を話したい

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高村山荘

2012年11月21日 | 生活
空に
マンボウ
夕に
南東に

公園で寝た
三度
自分のうなりで
目覚めて
まぶしい陽光を
さえぎり
寝た

智恵子抄
高村山荘
「高村光太郎は山に籠もって、高村山荘っていう」
と云ったのを
思い出した
タカムラサンソウ
でしかなかったのに

漢字になった

何故
判らぬ自分に
高村山荘の話をしたのか
高村光太郎への慕情を
日本語を解する耳を持つ生物に
発して
耳を持つ人は
他にもあったろうに
おそらく
高村山荘の話は
長かったに違いない
記憶は
単語の
タカムラサンソウ

智恵子抄
赤い布の本を
電車の席に座って

あめりかが
あめりかが

智恵子抄は
日本語で書かれてある
古い日本語なのに
読めるのは
きっと
「草花のように正しい」
と光太郎が書いたからだ
耳を持つ自分に云った
タカムラサンソウ

公園で寝た
三度
目覚め
日中の無夢

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2012年11月20日 | 生活
雨がふった

朝の路は云う

弁当箱

凸凹になった金色の
鉄製の
ものだった
おかずはなく
大きな梅干しが
一つ入ったきりだった

六月から続けてきた
持参弁当
今朝は作れず
作れず
親の弁当箱は

つらいことより
たのしいことが
勝ったら
それでいい

アイドルたちが
云った
ああそうか
弁当箱は質素だったが
だじゃれノートに
八十八のだじゃれを
作ったのを見せたら
「これは文学だ」
と云った
金色
凸凹
日の丸

貧しく
豊かだった
あの川

昨日の
小春日和のもと
歌を歌っていた
路で

小径は
さらに細く
行く先は
草草
金色の弁当箱は
凸凹で
本棚は手作りだった

遠く
誰もが遠く
見えるものは遠く
触ることはない
梅干しだけの
金色の

どんな本も好きではなく
ヒットラーのメ[トレートが
好きだった

遠く感じる
触れず
天の雲よりも
遠い
金色の弁当箱は
新聞紙にくるまれて
市バスに乗った
僕は歌う
恋の歌を

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野路

2012年11月17日 | 生活
昨夜は、
早くに寝て、
9時間眠りました。
おかげで、
今日の冷たい雨も、
ナントカ、
乗り切ることができました。
予報では、
午後3時に強雨とありました。
予報通りです。
雨が強くなり、
台風のような、
雨の降り方だ、
と、
アスファルトに注ぐ天水を見ていて、
判りました。

朝、
地下鉄の中で、
移動について、
考えました。
地下鉄は移動していて、
だから、
僕も移動していて、
だから、
もしかしら、
思考も、
移動しているのじゃないかと。
部屋で、
じっとしていても、
思考は移動せず、
散歩や旅行をすると、
肉体と共に、
思考も移動するのかもしれない、
と。
それは、
とどまらない、
ということ。
自由である、
ということ。
乗り物や、
散歩の快楽とは、
もしかしたら、
思考の自由かもしれない、
と思いました。
最近、ちょっと、
疲れているのと、
当たり本に巡り会っていないので、
本が地下鉄の中で、
読めないのです。
だから、
つらつらと、
移動について、
思っていました。
地下鉄や散歩は、
知らずに、
野路なのかもしれません。

久しぶりに、
スギちゃんと労働で、
チュー君は、
寒さで、
めろめろでした。

帰り、
地下鉄をおり、
外にでると、
夜空は晴れていて、
一日中、
降ったな、
と、
声には出さずに、
思い、
唐黷ゥかっている自転車を、
少しずつ、
ずらして、
やっと、
自身の自転車を、
引っ張り出しました。
ハンドルや、
ペダルや、
カゴが、
絡み、
みな、
ねじり鉢巻きで、
自身の自転車を、
出します。
ありがたいことに、
名古屋は、
名城公園の駅は、
駐輪が無料なのです。
これは助かる。
つーより、
お金とるなんて、
ヒドイ。

晩ご飯は、
急きょ、
友達と、
会食で、
きしめん定食を、
食べました。
おいしかったです。
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冬の宝石

2012年11月16日 | 生活
あたたかき、
かたたたき。

昨日より、
ずいぶん気温は高くて、
気分は良いです。
寒いと、
気落ちしますけれど、
これから冬。
気落ちを跳ね返すほどの、
冬の宝石を見つけなくちゃ。
たとえば、
雪。
たとえば、
こたつ。
たとえば、
温泉番組。
たとえばたとえば。

昨日の寒さで、
ちょっと体調が崩れそうなので、
ビタミンをたくさん、
と考え、
柿、キウイ、レモンを食べて、
早く寝ました。
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寒極まる日

2012年11月15日 | 生活


写真は、
休憩時、
橋の上にある、
ベンチから、
撮った景です。

朝は雨で、
午前には、
やんで、
冬の如くの、
寒極まりでした。
あまりに寒いので、
ラーメン屋へ入って、
昼食です。
ラーメン屋で、
眠ってしまいました。
持っていった弁当は、
晩ご飯にしました。

帰ってから、
ハンバートハンバートを、
聴きながら、
台所仕事をしました。
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虹の出

2012年11月14日 | 生活





夕方、
雨が降って、
そしてやんできました。
虹です。
出るかな、
と少し期待して、
東の空を見ていました。
トイレにゆき、
見ると、
大きな虹が出ていました。
最近は、
「虹ですメール」はよしました。
みんな、
「見れなかった」
という返事が多いし、
驟雨は局地的なので、
虹の出、
も局地なのは当然です。

「虹だ」
と近辺の、
熊野出身の、
山田さんに言いました。
山田さんも、
「ああ」
という表情で、
空を見ました。
他にも、
言いました。
「虹が出てるよ」
他の人は、
「良いことあるかな?」
「あるある」
と僕。
「でも、俺、あの運転手のあとだと、ロクなことねえんだよな」
と笑いながら、
他は西へゆきました。
悲観的とは、
このことだ、
と思いましたけれど、
そんな悲観に添う気分はさらさらありません。
虹の鑑賞、
雨あがり。
拍手喝采、
rain-bow.
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サルスベリの木

2012年11月13日 | 生活
薄紫の花を咲かせていた、
サルスベリの木に、
のこぎりが入りました。
あああ、
と僕は見ていました。
いとも簡単。
その木に愛着を持っている、
宮崎さんも、
見ていたらしく、
「サルスベリの木が切られました」
と言うと、
「知ってる」
と宮崎さんは言いました。
僕らは、
根こそぎ、
なくなったサルスベリがあった場所に、
目を向けて、
つるつるした幹を、
思いました。
この木の種は、
宮崎さんの庭に蒔かれています。
三つ。
一つでも、
年月をかけて、
芽吹くと良いのに、
と思いました。
宮崎さんも、
きっと、
自身で蒔いた種から、
薄紫の花が咲くのを、
胸で瞬間、
思っていたのかもしれません。

元気がないときは、
花の近くに寄ると、
良いのだそうです。
花は凄い力で、
咲いているので、
その力を得ることが、
できるのだそうです。
夏、
僕はよく、
切られたサルスベリの木の下に、
いました。
花の盛りだったし、
木陰も作ってくれたので。
蜂やアリもいました。
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