雨。下の写真も、道路の側溝の様子。
南口さんに、この写真を見せ、
「アートだ」
と言うと、
「ほんまにヒマなやっちゃ」
と呆れられた。
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「今まで一番おいしいと思ったものは?」
とツバキノオジが言った。
「赤福」
と、わいは言った。
「赤福か! 以外だった」
とオジが笑った。
「はやく、再開してほしい。おいしいけん。賞味期限切れでも」
「オジは何が一番、うまい、思った? 今まで」
と訊くと、
「水だ」
とオジは言った。さすが、オジだ。凄い答えだ。
オジは答えを用意していたようじゃないことは、わいには判るけん、
だから、オジは凄い。
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彗星が明るくなった話になって、
天体観測員の免許も持っている(プラネタリウムで矢印を出して、解説ができる)オジは、
星の話をし始めた。
といっても、
具体的にナントカ星がどうの、
というのじゃなく、
こんなことを言った。
「自分の代わりに星が回っとおると、飛んどおると思わなあかん」
とか、
「大宇宙を旅したい」
と身振り手振りで。
「分身だ(星は)」
とか、
「彗星になりたい」
とか、
「気持ちとしては塵(チリ)だ」
とか、
「あー、あれが2,5等星だ」
とか、
もう飛んでもなく、
ダイナミックな想像力。
オジは、
「石になれ」、「海になれ」、
と自分が「何か」になる思想を持っている。
それは件p家の思想だとわいは思う。
そう言ったら、
「わしは、だから誰とも話が合わないのかなあ」
とオジ発す。
にしても、
何かに自分がなることで、
その対象が見えてくる、
とまでは言わないけど、
近づく。
そのモノになる。
凄い思想だと思う。
これは、禅の教えだったような記憶があるけど、
オジは禅を知らずして、
言う、「彗星になりたい」
と。