kotoba日記                     小久保圭介

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『宇宙家族』

2023年06月27日 | 生活詩
『宇宙家族』 

    2023年6月27日、
    早朝執筆。

おじいちゃん
おばあちゃん
ひいおじいちゃん
おばあちゃん
もっとずっと
おじいちゃん
おばあちゃんは
僕にみんな笑っている
僕にみんな心配している

昔の昔の昔から
僕に仏様も神様も
おじいちゃんおばあちゃんです
「仏ちゃん」「神ちゃん」
って
やってもいいです
名前を覚えてなかったので
南無阿弥陀仏
南妙法蓮華経
天照大御神
なむあみだぶつ
なんみょうほうれんげきょう
あまてらすおおみかみ
とみんな言っています

みんな仲間
生まれて死んで
生まれて死んで
生まれて死んで
その繰り返し

戦争は非合理的
お金も非合理的
ぜんぶ家族
地球
宇宙がぜんぶ家族

小久保の家族
友達も初めて会った人も家族
名古屋のみんながそれぞれ 家族
愛知県のみんながそれぞれ 家族
中部地方も日本も地球も
惑星も太陽もみんな家族
宇宙がぜんぶ家族

言葉が無くなり
感じることができる
草、
風、
雨、
青い空、
雲、
ほほえみ

あいさつ
「おはようございます」
「ありがとうございます」
「おやすみなさい」

人が終わって
体が終わったら
やっと言葉とお金が無くなる

花、
大きな木、
虫、
鹿、
魚、
海藻、
豆、
波、
空間、
石、
苔、
種、
鳥、
青い球、
青い玉、

口も耳も目も体も無くなるとき、
また再生する。

今までみたいに
違う体ではなくて
ぜんぶ見て聞いて
ほほえんで、
心配もする姿になって、
いつも守っている。

神様も仏様もキリスト様も
みんな友達
みんな友達
みんな家族
家は大宇宙のこと
族はすべての、心達
だからみんな
宇宙に住んで
みんな一緒
宇宙家族

感情がなくなったとき
わたしたち
ひとつ残らず
心で感じて
応えます

怒ることもなく
ほほえみとなり
静かに思っている

猫が寄ってくる
鹿も
牛も
馬も
鳥も
虫も
寄ってくる

みんな一緒にいて
心配して
ほほえんで
宇宙に家族
もっと家族
ずっと家族
宇宙家族
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『大きな姿の、色』

2023年06月20日 | 生活詩
  『大きな姿の、色』



その奥から山から来た

その向こうから海から来た

そのもっとその上の方から海から来た

川の水の横から 泥からやってきた

動く雲の真ん中からここまでやってきた

太陽の光の中で動いている私たちの客人よ

私の真ん中にすごい力だから姿を見せてきた

庭から紫
紅の動き
白の花火

胸から橙
顔の目から藍色
鼻から黒
腹から赤
足から茶
腕から緑
頭から金
指から 七色
口から吹き出す 炎

すごい大きな姿
全てのものを
足から蹴る男

私の真ん中の中で
言葉を言わせず
無の 姿を現す
迫力の姿

ある一瞬
姿を現す
たくさんの色 たち の大きな
怒り顔

これはまるで
力の光の
姿です


その奥から山から来た

その向こうから海から来た

すごい姿

力の束
光の姿

体の真ん中に
すごい動いた
現れた大きな無音の
姿
大明神 という 神はない
大きな明かりとしかいいようがない

何でもなく 神でもない
大明としか その姿は 何も言わない

雲は銀色に光っている

胸の中に巨大な力が現れてくる

(※草稿詩 書き変えなし、一切しません)

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   『風の馬』

2023年06月12日 | 生活詩
   

    『風の馬』




心意気

雨でもいい
冬でもいい
季節はいらぬ


どんな時も
あなたは音を愛している
音を愛するなんてことは
あまり多くはないけれど
一筋の美しさと力で

あなたは音を
十年になって始めてきた

誰も思う
「どうして音までできるのか」
みんなそんなふうに思う
町とそんなところも
バスと電車
歩いてゆく

でも 誰にも分からないことだ
六時間かかっても
体も疲れても
それでもあなたは食べたいのだ
どんな人の音であっても
人の美しさの声の音であっても
怖い音
であっても
あなたはそれを食べたいのです

詩人、八木重吉はいった


 〈 花はなぜ美しいか

   一筋の美しさで

   咲いているからだ  〉



誰であっても何のせいでもない

あなたは音を
体に宿って大きくなっていく

楽しく
嬉しく
強く

あなたは
よかった

これ以上の
音は
ない

音を読むということ
そして
たくさんの音が
新聞の記事や
いろんな人の記事が
どれだけその人は
現せてきたか

お母さんにありがとう

あなたは声にした歳年

という音ほども
あなた自身が全部で
海を響かれる
ということは
人生になる


人生の風を
あなたの音を
自分だけではなく
いろんな人たちへ

海の風や
山の風
町の風
部屋の風に
あなたは
風になってたくさんの人を
音の風になる

どこにあるだろうか

あなたが
聞く音を
それこそが
あなたの
たくさんの風を
吹いているのだ

風はまた
とこかに
つけていくかもしれない

あなたはまた
新しい雲となって
風の雨も
怒りも光も
あなたが
馬の風となって
ずっと吹いている

夏でもいい
汗でもいい
季節はいらぬ

心意気の
音よ
あなたに
起こせ
あなたの
音の
愛が見える

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       『枝は犬』

2023年06月08日 | 生活詩
 『枝は犬』




水は流れた

春に
枝は出て
初夏の前
梅雨だ

『水光』になり
葉は伸び
大きくなって
夏の盛りの日だって
見えるだろう

地球の痛みもなく
草木
盛り樹は
ふついに大きくなっていく


四年も前
空に帰った人

夢の中もちっとも出なかった人が
やっと夢に出てくれて話をしたよ
うれしいよ

その人が空に帰ったことも知らずに
ずっと後から
彼のこと
人から聞かされた

いつでもよく彼のことを思っていた
うれしいのことや
今でも心の中に
宿っている

道路

黒い犬

私を見た
私も 黒い犬を見た
昼下がり
腰を下ろした
黒い犬が私を近くに寄ってきた

手で黒い犬を寄せて
黒い犬も私を寄せた 
手で触って黒い犬も
懐かしい心を
二人
話をした
「うれしいね」
「うれしいな」
一分か二分、三分

主人の奥さんが犬に言った
「強く止まって、こんなの、初めてです。変な感じで」

黒い犬

「私も犬ってあまり好みじゃなかったんですだけどね、不思議です」

黒い犬と奥さんと
散歩道を
帰っていった

『水光』

草と木を見た

枝はまた
枝になり
葉の万に
なって
生きている

道路も
街も消えてゆき
黒い犬も
消えてゆき
声も会話も
消えてゆき
花もいずれ
消えてゆく

私たちは
太陽の音になって
草の音に
動いて作っていたかもしれず、
実は
犬も
枝も
草も
私も
みんな
動いて
生きているのだ



(作中『水光』は造語です)


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おじいさんの言葉

2023年06月04日 | 生活詩

 『おじいさんの言葉』



おじいさんは言う
私の背中にやってきて
私に話をした

短い言葉だった
私も短い言葉を言った

おじいさんは言葉も私も
あまりなくて
体の思いを言葉を
手で合わせて
短い言葉を二人で話した

言葉より手の方が 千の言葉がある
千の言葉よりもっと
心という言葉も言わずに
手と手を合わせた

おじいさんと私は
もう会うことはないだろう
その場所

元気で

体の話

元気で

ありがとうございます

言葉は短いものだ
いつも短いものなんだ

おじいさんの言葉を
合わせることで
私の言葉で手を合わせて
千年の言葉を
胸に宿した

山は山
森は森
川は川
海は海

私たちはいつもいつも
心の中に宿んでいる

一万年 経ったってしても
私たちの 短い言葉は
一千万の言葉よりも
私たちは
短い言葉を

ここにいる

森は森
川は川
海は海


おはようございます

おはようございます




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