kotoba日記                     小久保圭介

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『きれいな日』

2023年08月31日 | 生活詩

   『きれいな日』


木さん、
風が吹いて いるね

葉っぱがたくさん
動いている

銀杏 いちょう だと
四日前から
知っている
本当の 秋になれば
緑の葉っぱが黄色になって
銀杏も落ち始める

南側の空は
曇っていた白だけど
今は青い空も見た
曇っていた白がまたなった時
また新しい青い空が 見え 始める

黄色い葉っぱが落ちて
冬になったら
今の緑緑も黄色になって
裸木になる

春になったら
夏の終わりの 緑の葉っぱが
たくさん 芽吹いていく

帰りたい

そんなこと
何度も何度も
小谷さんや田川さんに

帰りたい帰りたい
連れて行ってください

と思っても言ったところで

神々が話をして
協議をして
また まだダメだ と
みんなが
全部決めること
だと本当に思った

午後のシュークリーム
お茶の時間

ひどく美しい
しゃべることもなく
静かに聞いている

新しい世界というのは
どれだけ綺麗なのか

みえちゃんは
以前言った
「けいすけ君も好きなのね
 いいことです
 私も けいすけ君もみんな
長生きするから
一日中 空を見ていたいね」
「そうですね」
名古屋と
三重県でそんな話をメールに書いた

みえちゃんの言うことは本当だった

空は一日見ていても
飽きることはない

昨日の朝
秋田さんの
美しい絵を見た

美しい絵は何か
秋田さんの
驚くような
笑顔です

木さんから
雲から
風から
葉っぱから
靑空から
動きながら
わたしは
人の美しさ をも
見た



   『こんなに贅沢な人生ですか』

2023年08月19日 | 生活詩


『こんなに贅沢な人生ですか』

不思議というのは
世の中にたくさんある
一番すごいのは
夕焼けです

しかも旅行で海まで行って
友達と話して笑っているような時
海のところに見える 夕焼け

わたしたちは声を出して
スマホに写真を撮って
どれだけ夕焼けがうれしいのか
みんなに話をしたいぐらい
わたしたちは夕焼けを見た

少し歩けば 浜が見える
私たちはもっと近くに歩いて行く
浜の中に
小屋
漁師が使う
網のたくさん
船に使うものがあるだろう

実際には見たことがないけれど
小屋の中に
こんなようなものだと思う

私たちはその小屋脇をもっと歩いて
浜を 歩くと
もっと小さな貝殻

登場したのは
夕焼けです

どんな色だろう
どんな空だろう

私たちはそんな話をする

美しい景に
色彩を見てゆく

白もある

水彩画のそのままの
景が
どんな絵より素晴らしい
しかも 映画よりも
もっと美しい動画の本物だ

人が作ったことのない
海であるとか
水平線とか
私たちは
いろんな人にそれを話したい
「夕焼けは綺麗でさ」

そのように誰かに話したとしても
わたしたちは
今の瞬間を
体で願っているのです

青い空や 山も
全部 夕焼けが
すべてに色を落としていくのです

この瞬間に
私は今ここにいて
そのまま友達が横にいる

こんなに贅沢な人生ですか
あんなに贅沢な人生ですか

みんなに話しても
伝えることは
伝えることは

わたしたちはその場所で
海の中に落ちていく 夕焼けの玉で
その玉の色と
生きて
遊んでいるのです

黄色
白もある

になりたい
海になれば夕焼けと一緒に
遊ぶことができるのに

このまま海になりたいね

そうだね



  『よろしくお願いいたします』

2023年08月06日 | 生活詩


 『どうぞよろしくお願いいたします』

目を覚ますと
夜中だった

おそらく
明け方だったかもしれない

私は
声をかけた

「何をしているんですか」

「こうですよ」
と仕事の話を
その女性が答えた

初めての会話で
また 私は眠った

翌日も目が覚めた
そして眠った

何日してから

私は『心』という言葉に
気がついて驚いた
山守さんからの LINE で

「心配です仲間だから」

の嬉しい思いはわかった
けれど
心配の言葉がわからず
数日してから
わかった

「心配」
という言葉を分解して
心と配る
をやってみると
『心』
でした

たくさんの言葉があったとしても
一文字の『心』が
万の言葉より超えていた
それから何日かして
私は五月の一カ月分
思い出したいと
手帳に書いた

なぜ私は
死を
知らず
生きている
のか

そして
肝心に思ったこと なのだ
大事なことを思ったのです

二回目 生まれた
初めての体験を
二回目の人生を
始めたということです

木の幹は老いながらも
若い芽が生まれる
その色彩の
緑緑
また筋から日々ゆくこと
芽が新緑を
今から枝を
若い芽がたくさんと
高く高く
光と水を そして土をもらって
広く広く
大きくなります

生死の
意味は
もっと ずっと後に
考えればよろしい

申し上げれば
こうに
あります

こんにちは
小久保です

どうぞ
よろしくお願い
いたします