kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

無理

2017年01月31日 | 生活
寒風
吹きすさぶ
ゆったりいこう
ゆとりをもって


虹を持った女性から
缶コーヒーを頂いた
ありがたい

疲労困憊
声弱く
友に助けてもらう
「明日休んだら? 電話しようか」
ふらふら
板チョコを一枚
そして
眠る


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疲労困憊

2017年01月30日 | 生活
朝の遅く
よろめいて
ラムネを飲み
しばらくして
桜餅

人の話し

大丈夫
涙が出そうになり

これでやってゆける

息が少しあがり

そして、
西の空が明るくなった

雨が終わった

鳥が低いビルから
低いビルに
飛び

泣き言を言いそうになり
本当に駄目な時は
誰かが現われるという

ラムネのあとの
倦怠感の中
わたし
立っている

昼寝から醒めて
外に出ると
光だった

太鼓を持った男
東へ向かった
目前で
太鼓を
ャ唐ニ一回
叩いていった

夕暮れの風
空の色

光に照っていて
白でも金でもない
何色


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どれだけ

2017年01月29日 | 生活
どれだけ
拾えばいいの
どれだけ
バッグに入れれば
気が済むの

それをどうするの

公園を通りすぎ

いったい
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言葉の幸せ

2017年01月28日 | 生活
その人の声は
とても元気で
久しぶりに電話で
話せて
本当に良かった

短い随筆を今月末までに
書ける見通しだと言う
書き直しているという
互いの生活のあれこれよりも
言葉を書くことが
開口一番であるのが
素敵

生活態度と
書く言葉が
密接につながっていることや
「作家は 生き様だからね」
という言葉を引用しては
互いに刺激し合う
そんな素敵

件p作品は
その人の性分や
生活が見事に出る
隠しても
出る

どの深度まで
思っているか
考えているか
全部出る

そんなこんなで
1時間半

今度
プリントアウトした
最近の作品を
取りにゆくよ
そんな約束をして
電話で
じゃあねまたね

やりかけていたことは
もうできなかった
する必要もなかった
その人の余韻や
発した言葉を
検証することが
大事だった

きれいなものを
もらった
白くて
汚れていない

お金の世界にゆかねば
生活はできない
でも
わたしたち
言葉の世界が
本籍であるから
そこに戻りたくて
そんな話

お互い
言葉を書いていると
しあわせになる
それは
書く事が
好きだから
それだけ

人生が
言葉で
立ちあがってくる
それは
わたしたち
しあわせ



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ギフト

2017年01月28日 | 生活
雲ひとつないな
と言うので
見ると
そうだった

空が青色ではない
国だってある
日本の空は
青色なのだから
それも
こんなにきれいなのだから
ありがたい
空を見あげて
雲ひとつないな
と言う人の声も
ありがたい
見れたのだから

雀が二羽


開かれる日
手帳のページをめくり
希望を見る

昼 西の空
飛行機雲が5本
末広がり

猫の如く
陽だまりにいる

早く
言葉の家に
帰りたい

ラムネを飲みながら


地下にある
スーパーから出て
レジ袋をふたつ
自転車のハンドルに
ぶら下げようとしていると
すぐ近くで
男が転ぶ
とっさに駆け寄り
腕をつかみ
大丈夫ですか
と大丈夫ではないだろう
時に
言っては後悔

彼の足は不自由で
寄ってから松葉杖であることを
知った
30代ぐらいだろうか
お母さんだろう
一緒に
彼の腕をつかんで
立ってもらった
ありがとうございます
笑って
そう言われた
お母さんにも
礼を言われた
夜の中での一瞬のできごと
彼らはビルの中に入っていった
その後ろ姿を見ていた
道路には
お母さんの車だろう
ハザードが点滅して
そのオレンジ色を見た
きっと身体障害者の駐車可の
大きなカードが
フロントガラスの前に
置かれているだろう

わたし
自転車に戻り
レジ袋を上手に
二つ
ハンドルに鰍ッて
押して歩きだした
彼が転んだところで
空を見た
真っ黒な
冬の空があった
びかっ
と光ったように思えた
空の奥の奥の方で
見えぬ光が
びかっと
光ったように思った

いつも
わたしがもらうのだ
本当にそうなのだ
自分は
手も足も健常であり
彼はそうではない
一生
そうではない
すみません
といつも
思う

わたし
恥ずかしい
いつも
もらってばかりで
いつもいつも
目の不自由な人や
足の不自由な人から
たくさん
もらう
それは
きらきら輝くものばかりで
こうして書いていても
涙が出る

神様からのギフトは
いつもふいにやってきて
冬の黒い空の方から
見られている



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夜の帰路

2017年01月27日 | 生活
草を抜き
株を分けて
土に置く

しあわせの
チーズクリームパン

夜はダッシュで帰る
天気予報の
18時からの雨は
降らず
濡れなくてすんだ
良かった



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カラフル

2017年01月26日 | 生活
空に
メジロを見つけた

朝の冷たい空気の中で
あの人のことを考えていた
飴 那智黒のパワー
スズキさんに
ブルーベリーをもらった
知らぬ人が
缶コーヒーをくれた
知らぬ人が
飴をくれた

午後の陽光
タイムラインという川

カラフルな服を着た
盲いた人
駆けて 寄って
声をかけ
腕をつかんでもらう
何事かを話しては
もう大丈夫です
というところで
カラフルな盲いた人は
点字ブロックの上に立ち
点字ブロックの途切れた道を
まっすぐに東へ向かった

見える人が
見えぬ人を
躊躇なく
手助けする
当然だと思うのだけれど
お金でできた世界では
当然ではないらしい

空を見る
空を
見る


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俺は負けんぞ!

2017年01月25日 | 生活
言葉、書く、なしの日。
今日は、はやく寝よう。
まだ、寒し。

お星が見える。

男が異様な感じで
ハムカツ定食を食っていた
ごはんを3杯食べ
猛烈にチキンカツや
キャベツの千切り
ハムカツ
目玉焼きを
食っていた
味噌汁を飲み
お茶を飲んだ

男は
俺は負けんぞ!
という感じで
食っていた
絶対
この人生で
勝ってやる

言わんばかりに
食べることに
猛烈な情熱を傾けていた


食べることは生きること

近距離で見ていても
男は気づかない
そして
勢いよく
店を出ていった
大きな荷物を背負い
力の塊が
傍らを
通り過ぎていった


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空から雪が降ってくる

2017年01月24日 | 生活
昼下がり
陽の中で
雪とはいえぬものが
降る

しばらくすると
雪といえるものが
たくさん降る
きれいなものだ
と思う

空から雨や
雪が降ってくる
これは本当に凄いことだ
どうしてこんなことが起きるかは
言葉では知っているけれど
空の仕組みの中に体はないので
わからない
雲だってそう
自然界のできごとは
当たり前のように
思うことは間違っている
雪を手で受けて
感受することでは
およそ足りない
空のできごとの凄さは
ただ
見入るしかない
雪になってみたい
そうしたら
きっとわかる
空の青になってみたい
そうしたら
きっとわかる
雨になって
草に落ちたい
そうしたら
草の根元までの気持ちが
わかるはずだ



人はみんな
もっと
幸せにならなくてはいけない
もっと
幸せになる方法を
見つけなければいけない

リンゴを食べた
皮ごと



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服を7枚

2017年01月23日 | 生活
こないだまで
4枚着ていた
油断した


今は7枚着ている
カイロ3枚
だから
寒くない
汗が出るほど

帽子のつばから
水滴が落ちる
さわってみると
つばが濡れている
残った雨露だと最初は思った

何のことはない
マスクをして
吐く息が水蒸気になって
まっすぐ上に立ち
つばを湿らせていたのだ


黒い小さな水鳥たち
水面を蹴って
飛翔する
それを見ている
たいしたひとたちだ

虹を持った女が現われ
通りの向こうから
微笑んだので
微笑み返し

彼は通りから
いなくなって
東へ向かった

カフカ先生は
以前わたしにこう言った
「人間 駄目な時に どうするかで 決まるんだからね」
抜こうにも抜けない
言葉は
体の中に宿り
時折
その姿を現わせては
わたしを黙らせる
一点を見て
思わせる




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心を信じているから

2017年01月22日 | 生活
 




昨日
胸で
松村志郎さんの
「ほうき星」
鳴る

どうして
その歌が鳴ったのかは
わからない

心になって
歌は口の中で
メロディと
言葉で
その姿をあらわす

心を信じているから
わたし
心を信じているから
こんな素敵な歌が
来てくれるんだ

音源を探したけれど
なかった

三枝茂樹さんの
「みちのり」
を見つけた

「ほうき星」や
「みちのり」が
わたしを
作っている
こういう歌が
胸のずっと奥で
生きていて
時に
姿をあらわす
美しい
新芽の
やわらかい
緑のように


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静かの夜

2017年01月22日 | 生活
もう時間を無駄に
過ごすことはできない
取り戻さないといけない
臥せっている間
心も病んで
するべきことの
ひとつも
できなかった

今こそ
取り戻さねばならない
一生懸命生きねばならない
ぼんやりしていてはいけない
時は過ぎゆく

できることを
片っ端からかたずけて
言葉を読み
台所に立ち
ソファに寝転び
ひと休み
白湯を飲み
息を整え
窓の外の天気をうかがう

外に出て
黄色い自転車で
必要な買い物をする

病み上がりで
疲れていたのだろうか
午後から
二時間
それは深く眠った
それが良かった
夕方から散歩に出て
夜の支度をする

散歩をすると
体が歩きたがっているのがわかる
もっと歩きたかったけれど
ここは我慢

風は冷たいはずだ
でもたくさん着込んで
カイロも貼っているから
寒くない

自由な空が
真上にあった
自由な道が
前に開いていた
自由な十字路で
信号が変わるのを待っていた
自由な心が
もっと遠くへ
もっとあちこち
行きたがっていた

静かな夜が来て
静かにしている


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その川沿いの道は

2017年01月21日 | 生活
その川沿いの道は
一週間前とは違う
二週間前とは違う

その川沿いの道は

目覚めている
カラスが橋の欄干で
川面を見ている
そして飛び立つ
林へ

その川沿いの道は
桜並木
そろそろ
冬眠爆破が起こっているはず
つぼみがふくらみ
桜の花が咲く

それまで
三寒四温

その川沿いの道は
曲がり
まっすぐになる
ゴイサギがたくさんいて
川辺でじっと魚を見ている
森は常緑
春になれば
さらに
緑が萌え
祈りの蓄積が
新芽を出す

その川沿いの道は
立て看板があり
文字が書いてある
川の上にはビルはない
川の上には電線がない
川の上は
空がある

空で何が起きているかというと
朝の冷たい空気の上
雲が動いている
鳥が飛んでいる
風が吹いて
木の葉を揺らして
風の証を残してゆく

その川沿いの道は
人が歩く
人が走る
自転車が通る

その川沿いの道から
本当の朝が始まる
朝の息吹が
川沿いの道を駆け抜ける

木は雪を知っている
葉を垂れたたんぽぽは
夜の冷たさを知っている
生きるものすべて
来る
春の陽気を
知っている

その川沿いの道は
海へ続いている
暗渠はない
いくつもの
橋があるだけ

ゆく水は
山には戻らない
必ず
海へ向かう
そして
蒸気して
雲になり
風に運ばれ
雨になって
あなたの耳を
濡らす




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大寒

2017年01月20日 | 生活
大寒

毅然として
「いらない」
と言う
慈悲を持って
「ここをあけておく」
と言う
泣きながら
おにぎりを食べ
草の前で
そして
立ちあがる
食べることは
生きること

さみしいさみしい

言うものだから
さとすように
「一緒にゆく?」
と言う
帰りは
線路を歩いて帰る
と言う

名前を取り戻すと言う
静かな心と
静かな情熱
不安を蹴飛ばし
外に出る
元気へ向かって
歩き出す

勇敢な姿に
風が吹く

灯が
闇の細道に出迎えて
おじぎをする
灯が道先をゆく

草原に立ち
白い雲が動き
青の下で
今を生きる



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鼻うがい

2017年01月19日 | 生活
鼻うがいがいいよ
そんなメールをもらっていた

鼻うがいがいいよ
そんな声を聞いた

鼻うがいをする

長く話していたのに
尋ねたいことがあとから
わいてくる
知恵者からの助言

外から帰ってきたとき
お風呂から出て寝る前
鼻うがいがいいよ

やわらかいもので
包まれる午後

鼻うがいがいいよ


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