kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

       『ジャジャーン』

2024年07月30日 | 生活詩
   

   『ジャジャーン』


あの人は見ている
あの人は気づいている

それであっても
手を出さない

優しさとは
触らないことだ

話しかけても
その人は 短く 答える

表情で
心を伝えている

もう一人が現れた
ジャジャーン
と言って
明るい言葉を言う

こんなに美しい言葉
ってあるんだな























コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

   『俺を呼べばいい』

2024年07月23日 | 生活詩












   『俺を呼べばいい』



お前が1人になったら
本当に1人になったら
もうこれ以上誰もいないと思った時
俺を呼べ

お前と俺は
元々の形だ
苦しみと辛さが
俺を呼べ
お前の苦しみが半分になる
俺がお前を呼んだら
俺の苦しみが半分になる
わかるか 分かってるか

会うこともなく
そこにいるということを
想像しろ
名前を呼べばいい
苦しみが半分になる
これは本当だ

お前は友でもない
お前は俺と同じ 玉だ
そっから 分けてきたんだ
だからここで 苦しみが半分になって
少し良くなったら
また お互いの場所に行くんだ
新しいことをするんだ

あまりにも苦しかったら
自分でも背負えない時
俺の名前を呼べ

お前と俺は同じ故郷だ
同じような時期に来た
苦しいだろうし珍しいだろうし
死にたいような時もあるだろう
それでも
俺も呼べ
俺も呼ぶ

楽しいことや嬉しいことは
誰かと分ければいい
お前が苦しいことだけ
俺を呼べ
俺も呼ぶ

貝殻だの青だの
海の音で
全部言葉にすればいい
白だとか 涙とか
全部言葉にすればいい

俺を忘れろ
そして
俺を呼べ

お前を忘れろ
そして
お前を呼ぶ

必ず
外に行くんだ
新しいことをやるんだ
全部終わったら
あー楽しかったと
笑えばいい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

   『御嶽山』

2024年07月16日 | 生活詩















 
 
     『御嶽山』



若い時は泣いた
泣くのはもう なくなった

怒られると
泣いた

悔しくて
泣かずに
頑張った

よくここまで生きてきたもんだ
目に見えない苦しみは
誰にも判らない

だから
その人を思っている
思うだけで
その人が救われると
経験で思う

自分の
証拠を見せたことはない
それは野暮

泣くことを 超えていくと
無表情になる
感情を得られるなんて
たかが知れていて
思って考えるのが
大きな無表情だ

朝の御嶽山の青を
見ている
遠い山って
本当に青く見える

私はこれから何回泣くんだろう
未来はどこにもなく
過去もたいしたことじゃない

ねえ
御嶽山って
遠くから見ると
青く

海みたいに
遠くから見ると
青いのに
透明

目に見えないものは
透明で
立っている
山は尊さだ

ニコニコ笑っていれば
道は開ける
どっこいしょ
どっこい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

      『フィシスの波文』

2024年07月11日 | 映画














映画を見てきました

『フィシスの波文』

すごく良かったです
もういっぺん見たいぐらい
初めての映画館です
最初の 3場面で
タルコフスキーの水みたいな感じがした
それと熊谷守一
の絵の中で水滴があるんだけども
それがふわっと重なってきた

冒頭の近いところで
宗教学者山折哲雄さんが出てきた
この人から私の入り口だったもん

今も覚えている 阪神大震災の時に
アニミズムという言葉を中日新聞の紙面から教えてもらった『オリーブの木』

あの記事は本当に良かった
こんな風に映画に出てくるなんて嬉しいと思った

🌿

ドキュメンタリーには嘘がない

音楽もすごくいい
日本の和が どうしてわかってるんだろうって ちょっと思った

良い音楽が 映画作品をものすごく力を持ってくる

北野武の作品は
どの カットも絵になっているのが一番いいって言うけど
内容じゃなくて
連続する絵があるんでね
本当に綺麗なんだよ

竹やぶから 下から撮影すると
もう何か 宇宙みたいな感じに本当に持ってくる これはいいわ

上空から撮影するのではなくて
この下から撮影するのは
もう ものすごく思ってる人じゃないと こういう絵はできない

模様がこれからいっぱいで出てくるんですね これは本当に面白かったね
帰ってくる 途中から もうすぐに模様を目に入ってくる

文様 もんよう

パターン
パターン=リズム=心臓=血管=繰り返し=科学=文様

この作品を見ようと思ったのは
赤本で
赤本の中で少しだけあって

物質と魂

という言葉に惹かれた

いろんな美術家が出てきて
最後は北海道の話っていう風になってたからそれもいいなと思ってたの
でも 総合的にたくさんの美術家が ドキュメンタリーに出てきて
本質的なものをやってる

たくさんの美術家が文様のように出てくるんですね 同じ法則で出てくるんです これも面白かった

作品の最後の方で
知らないうちにカラーから
あ 白黒だ
白黒だ
と思ったの
モノクロっていうのはいろんな意味でやってるんだなと思ってそれがわかった
また色が出てくるんだけども
何か無意識の世界に入ってくるんだね そういう技術 なんだね 大した人だわ すごいよ

🌿

これは本当に面白かった
もう1回見たい

映画は ドキュメンタリー という手法は何かすごいものがある

しかしこの生活の中から
宇宙まで持ってくっていうのはすごいよ

この作品を見ていて
ある意味ではもう作中で 言葉はどこにもいらないんじゃないかなと思った

映像が本当に美しくて
変な物語もなくて
これは自然界の美しさをここまでも思わせてくれるっていうのはすごく嬉しい

今池まで行ってきて本当に良かったと思う

映画館は2階にあって
上りは右側の手すりがあったんだけど
下りは右側は手すりがなくて
なんとかできたよかった
左手がよろしくないんで 両方手すりにあると本当にありがたい

☘️以前まであった新しくなった
ミニシアターは
あまりいないんだろうなと思ったんだけど
今回のお客さんは多かった びっくりした

名古屋は12日までが見ることができます これは本当にいい作品だと思う
帰り道 夕立があったんだけど
少しは体も濡れたけど
雨の降る雨の水滴が
すごく嬉しいすごく美しい

物質と魂

やっぱりこの言葉は良かったな

この言葉が魅力的なんだな

全くそのままのドキュメンタリー というのは これは本当にすごかった 行って良かったと思います

フィシスって
あるがままの自然

って言う意味なんですね
うんよかった🌿

#フィシスの波文
#ナゴヤキネマノイ






コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

       『予習の手引き』

2024年07月09日 | 生活詩










    『予習の手引き』


あなたは
亡き人から力をもらっている

あなたが助けられているのは
亡き人からの力だ

あなたはたくさんのことをしているから
亡き人は 恩返して
あなたに力を伝えている

あなたもわたしたちもみんな
そんなことを知らない

死んでからやっとわかる
からくりのすべて
復習と予習

あなたは
亡き人を思い出し
手を合わせる
手を合わせなくてもいい

この瞬間も
あなたは
空の上から
見られている
あなたの点数を常に
チェックされている

だからあなたは大丈夫
あなたのやっていることを
亡き人達が微笑んでいる時も
大声を出して笑ってる人もいる

だからあなたは正しいのだ
正直に素直に嘘をつかず
お金はずっと後にして
人のために
心だけを使ってください
それが おそらく
予習の手引き


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

           『味鋺の歌』

2024年07月02日 | 生活詩




    『味鋺の歌』


映画館に 途中
僕たちは昼ご飯を食べた
食パンとコロッケを買って
節約して
地下鉄の入り口で
立って
簡単なサンドウィッチにして

もう50年も 僕たちは
庄内川の元
朝日も夕焼けも見た

歌が好きで音楽が好き
篠島にも行き
枚方にも行った

僕たちは学生帽をかぶって
フォークや ロックを聞いていた

時折
伏見の角
時折
桜日だったけど
なぜそこで僕たちは会うのか
不思議とは何

僕の歌を褒めてくれて
僕はライブハウスで歌った

僕たちは生きるか死ぬかなんて
生き方なんて
何一つ思わないし
ただ 興味があるように
道をたどっていく

ユニセフに寄付する
それを僕は 真似る
自己愛は
君に一つなく
お父さんの影響だろうか
誰かのために
若い時から生きている
僕は行動を真似る

僕たちは
50年前から
街が似合う
千鳥足で
アメリカンで
それでも体が 高野山

高知の歌を聞いて
バンドを作った
人生のバンドを
僕たちは今でも作っている
歌っている
叫んでいる
リズムを合わせて
いつまでも若く
と歌って
楽しんでいるなら
楽しんでいきましょう
1回だけの人生だ
楽しんだ方がラッキー

ポジティブ
さらにポジティブ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする