歩道橋ばかりの
交差点
この交差は
いくつの道があるのか
一つ
二つ
三つ
四つ
五つ
陽である
太陽である
夜の深まり
の
途中で
生姜の輪切りを
裏返し
乾燥生姜作り
の
作業に
無言で
いそしむ
発語はなくとも
脳では
止まることのない
言葉の
連鎖運動がある
それは
夜の深まり
の
途中で
熱を帯び
熱く
自身に語る
「自分のことを考えるな 遠くを見よ」
という
アランの言葉とともに
わたしは生姜から目をあげる
目覚め
また作業にもどる
夜の深まりの奥で
生姜を
裏返えす
交差点
この交差は
いくつの道があるのか
一つ
二つ
三つ
四つ
五つ
陽である
太陽である
夜の深まり
の
途中で
生姜の輪切りを
裏返し
乾燥生姜作り
の
作業に
無言で
いそしむ
発語はなくとも
脳では
止まることのない
言葉の
連鎖運動がある
それは
夜の深まり
の
途中で
熱を帯び
熱く
自身に語る
「自分のことを考えるな 遠くを見よ」
という
アランの言葉とともに
わたしは生姜から目をあげる
目覚め
また作業にもどる
夜の深まりの奥で
生姜を
裏返えす