kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

植え込みの地表を観察

2016年10月31日 | 生活

12時間寝る

鳥が四羽
北へ向かい
避雷針にとまった

屋上庭園の
角刈りになった

空、風

煙を口から出す男たち
モクモク星人

大きく口をあけて
男はパンを食べていた
顎を動かして
咀嚼するのを
見ていた

目線に緑
スズメバチ
偵察だ
巣がないか観察する
OK
大丈夫

山の領域
人の領域

植え込みの中から
虫の音が聞こえる
短く、鳴く
耳を澄ませていないと
聞こえないほど
けれど
美しい音

黒い給水ホース、あり

グレイの西空

飛行船

鮮やかな葉
暗く
湿った枝の下
腐葉土

腐葉土が
緑を地で支え
光る葉は
空に向かう
陰と陽の
生態

地上
地表
地中

土から細い幹が伸び
枝が伸び
葉が出る
それを見ている

凄いと思う
緑の先生たちは違うわー

緑の世界

お札をそろえる
精神性


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ダンゴムシの越冬に備えろ

2016年10月31日 | 生活
ベランダの鉢植え
その底にいる
ダンゴムシ

寒くなったので
鉢植えを
室内へ移動

さて
ダンゴムシ
ナントカ
越冬できないだろうか

・寒さに弱い
・湿度がないと生きてゆけない

この二点を考えていた
数日

パッと閃いたのは
発泡スチロール
その中に
何も植わっていない
鉢を置く

さっそく
スーパーに行って
発泡スチロールの大きな箱を
いただく

そんで
鉢植えをたくさん入れて
食する根であるとか
枯葉を用意
そして水を入れる

「でも外は寒いからなあ、越冬できないかも」
「だったら、部屋に入れればいいじゃん」

なるほど


発砲スチロールを
部屋の窓際に置き
日光が当たらない
湿度を保つ場所を選んで
セット

これでおそらく
越冬できる

ダンゴムシは
微生物が
葉や茎を
食べやすいように
分解する役目があるらしい
自然界の
分解屋と
呼ばれるのだそう




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草の歌 2

2016年10月30日 | 生活
どこかへ
行ってしまった
人たちと
同じ空の
下にいる

淡々と歩いてゆく
手助けする人たち

母は子に
うれしそうに
話しかけ
坂道をおりていった

みんな冬眠する
雀の群が
電線にとまった

この草たち

南に柿の木

水たまりの草
ここに
どれだけの
生態系があるのか
ゾクゾクする

スマホからの数多な知らせ
自然界からの知らせ
ゆるやかな
知らせの


母は天使を連れて
南へ向かった
陽光

カレハが
カラカラ
西へ行った

強し

しあわせそうな
天使の顔
母とともに

夕日
母は
坂道をくだる
三度
振り返り
空に向かって
手を振った
すすきの穂

風が草
揺らしている


東の角から姿を出し
坂道を
足をひきずりながら
吉本隆明が
のぼってきた

草の


---

地下鉄のホーム
白い椅子に座り
二時間
文学の話をして
いた
紅茶のペットボトルを
手に持って
徳田秋声

夏目漱石が
近代文学の
二本柱だという

地下鉄がホームにやってくると
轟音がするので
7秒くらいは
わたしたち
話を絶った
けれども
轟音より大きな声で
話し続けた
それほどに
伝え合うべきことの
多さの幸

文学の友と呼ぶにふさわしい
常に
向上する趣を
教えてくれる

たくさんの言葉を書き
(ハレとケに沿って)
たくさんの本を読む

---

たこ焼きをごちそうになり
夜の
庄内川沿い
左は庄内緑地
道路を横切る
猫の二匹
いや
違う
「あれ、たぬきだよ」
と言う
「庄内緑地にたぬきいるんだよ」
と言う
確かに
猫にしては大きかった

夜にたぬきを
見た日なんざ
しあわせしかない


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草の歌 1

2016年10月29日 | 生活
雨あがり
朝風

オレンジの
小花

草の森
セイタカアワダチソウの黄
空の青
風は北から

---

線路を
歩いていた
バラス(砕石)の上を

変な筋肉を使ったか
体 
崩して
線路の枕木

手をついて

右から
崩れる
壊れる
傾く
よろめき
揺れ動く

必死につかんだのは
銀に光る
レール
手が茶色に汚れ
車輪の気持ちが
少しわかると思って
自身のうぬぼれに
唾を吐いた

線路に
草は生えていた
暑い午後

---

「頑張ってください」
と言うと
「頑張って死んだらどないする」
と答えて
男は北風に向かった

黄色い朝日の中で
男は
聡怩オていた
バケツ

ぞうきん





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野の心だぞ

2016年10月28日 | 生活
くもり
肌寒し

カラスの音


通りに立って
回送バス
南へ

『生きてりゃいいさ』

詩人は言ったね

野心

野の心と書く

野の心だぞ
人間のばか
人間のおごり
野に謝れ
心にも謝れ
おのれらゲスども
野も
心も
使うな

---

音の波を超える
午後
雨の雫





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雲なしの青空

2016年10月27日 | 生活
くしゃみをして
体を震わせてみろ

戦闘機
速さを競い
機能を競い

雲なしの青空

昔は若かった人が
今はおじいさんになった

杖をついて
アーミーを着た男が
山へ向かった


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蜘蛛の親分

2016年10月26日 | 生活
眠い
ヘリコプターの音

鉄の柱に付いてきた
蜘蛛の親分
草なきところへ行こうとする
ので
手帳ですくってみるものの
親分
「やや」
と言う
「乗ってくだせ」
と言う しかし
「やや」
と親分は言う 逃げる
しょうがない
ャbケにあった
コンビニ袋で
親分をつかみ
植え込みの中に

親分はそこで
ナントカ
生き延びてほしい
できれば
鼻歌で
巣張って
何物かを
食うてほしい

蜘蛛の親分は
神様の
化身

登さんが
空で笑った

一生懸命
生きている人にしか
神様は背中を押さない

ディランの詩は嘘だ
まず言葉遊びがあって
そこに感情をのっけてくのが上手
8%の本当と
80%のフェイク(嘘)
残りは誰にも判らない

詩人は嘘だ
作家も嘘だ
言葉は信じているけれど
内容はでたらめだ
盛っている
それが撃セ



驟雨







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弦を張る

2016年10月25日 | 生活
12時間
眠る

時計
とまっていた
電池を入れ替え
長針を動かず
短針も動く
それを見ている

ギターをとって
弦を張り
鳴らしてみる

新しい弦で
弾くとき
目覚める
始まりの
音楽


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草/旅

2016年10月24日 | 生活
朝の光

冷たき


草の緑の中にいる
風が
吹いて
いる



ある

青い
空もある

写生文

腕組みした男が
草を見ていた

葉脈あり
階段の
裏側

ベンチに座った
男は
目を
閉じた






はびこる草
虫食う草

草を踏む

杭は
抜かれた

白線の上を
歩いていった
南へ

水路に

葉 伸び
(雨で喜)

言葉が生まれる場所

みどり
きみどり
きいろの


言葉を持たない
ということ(草)

草を見るときは
ぶぜんとしている

彼は母が好きだ
涙が出るほど

星の草(青)
秋の種(茶)

生きる草 草のように生きる
生きるために 生きる
草を
数える
七、八

土地を奪いあう


水路に群れる


海に群れる(人?)

水の力(欲)






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文学と自然

2016年10月23日 | 生活
天ぷらや
味噌煮込みうどん
を食べながら
海馬が一日に
記憶する数の話
捨てる記憶と
残す記憶
大脳皮質へ

交差点を渡り
通ったことのない
道を選び
階段をあがり
ドアを開ける

窓際の席で
コーヒーを
飲みながら
漱石の写生文について
1972年の柄谷行人の本を探すと言う
大岡昇平も
「漱石には写生文がある」
と書いてあると言う
そこに
ぶつかっているのだという

帰り道
ハーブの葉の脇を通って
また
金木犀の香りに
ぶつかる
「あれ、こんなところにも」

オレンジ色の
金木犀の花を
見あげて

---

笑の四人は
いつもの
店で
いつになく
大笑いして
センチメンタルになり
情熱と分析と思惟を
繰り広げては
時は経つ

---

夜半
紅葉

見ていた

文学と自然
文学と
自然






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最高の件pは笑顔だ

2016年10月22日 | 生活
Artが
体に入っていたのだった

The best art is a smile


最高の件pは
笑顔だ



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草の光/歌

2016年10月21日 | 生活
眠れば
体は


ひばり
草の光

夢は
言葉を
書き続けること

逆噴射

あの森の中の

黄土

風は北から

寒し
夕日あり

加川良を
歌う

歌が口から
広がる
つまって
歌えずの
『知ってるでしょう』

歌が宿る
歌が響く
歌が潤す

目覚める

指は動く
歌にあわせて

ギターは鳴る
指は動き
止まる

夜の息

知ることがあった
歌が生きている

歌は
歌いたがっていた
いつでも
どこでも



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有刺鉄線

2016年10月20日 | 生活
夢の
取り戻し行為

朝の
陽ざし



虫の音

野ぶどう
の中
鈴虫
鳴き

有刺鉄線
五線譜
音譜

青空












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飛行機

2016年10月19日 | 生活
朝日を体に
浴びていた
そんで
蚊に刺された

蜂蜜を舐め
熊になる

陽光
飛行機
トンボ
青と茶、ミサイル
モンキイチョウ

飛行機
向い風に向かって
飛ぶ


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2016年10月16日 | 生活
駆け抜けてゆく
取り乱してゆく

椅子に座り
朝の目覚めを
呼び出す人

ストライプが動く
サウンドは大きく
腹に響き
戦闘機が
爆音とともに
青い空へと
飛んでゆく

しなやかな
女性であったり

ゴリラであったり

星空であったり

交わり
入れ替わり
走り去り
前へ
後ろへ
斜めへ

beat

余韻は
湯船の中まで

紙をもらった
書いてあることを
読んでみた

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