一昨日は、
行きも帰りも、
地下鉄の中で、
本が読めませんでした。
昨日から村上龍、スタート。
(疲れ気味なので、)
耳をひっぱってみた。
労働場の人で、
わずかな動作の時に、
「ヨイショ!!」
とカタカナで言う人がいます。
今まで、数度しか聞いたことはないのですけれど、
それを面白いなあ、
と思っていました。
お祭りみたいで、
明るく、
パーンと開いた言葉です。
「ヨイショ」
というカタカナの言葉を、
初めて聞いたのは、
子供の時に見ていた、
ドラマで、
「お荷物こ荷物」
という番組の中でした。
内容や役者はすっかり忘れましたけれど、
人が気張る時や、
冷や汗をかくようなシーンになると、
ユーモラスに、
呟くようなナレーションで、
「ヨイショ」
と言うのです。
それが面白くてしょうがなかった。
荷物といえば、
萱野茂さんは、
「人に背負わされた荷物は重い、自分で背負った荷物は軽い」
と言いました。
僕は時々、
この言葉に勇気を得て、
行動することがあります。
よし、行くぞ、
と。
労働場の人に、
「たまにヨイショ!! って言いますね。どうして?」
と訊いてみると、
「え、言ってる? 知らない。気合い入れるためだと思う」
という答え。
はー、無自覚とは。
人は、不思議です。