kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

しあわせの風

2012年08月31日 | 生活
少年が3人、
自転車で、
西に向かいました。

雲は、ほぼ静止、頭上、青。

「持続する志 志の持続」。
「持続する志」は、
大江健三郎の本の題です。
けれど、
「持続する志 志の持続」
と言ったのは、
誰だったのか、
判りません。
こういう語法について、
考えていました。
マザーテレサの、
「考えた通りに生きなさい でないと生きたように考えてしまうから」
と同じだと思ったから。
こういう語法のパターンは、
観念と観念の置き換え、
ということは判るけれど、
いかんせん、
思考はそこ止まりです。

八事裏山あたり、
5年ぐらい前は、
カブトムシ、クワガタが、
道を歩いていたそうです。
八事の杜、興正寺。

いりなか付近にある、
香積院。
しだれ桜、
が有名だそうだけれど、
僕は見たことがありません。
でも、
確か、
このお寺だったと思うのだけれど、
本堂のぐるりに、
小さな石仏がたくさんあって、
それを見るのが好きで、
よく座って、
眺めていました。
その時、
僕は風を見ました。
信じてはもらえないかもしれないけれど、
目の前の、
空間、
西(南?)の空をバックに、
風の流れが、
見えた。
ぶわ~、と見えた。
あんな経験は、
あれ以降ないのだけれど。


服部さんは、
員弁郡出身で、
イノシシ、猿、熊を、
よく見たと言いました。

南、西、北に、
入道雲、出。午前11時30分。

澁澤龍彦は、
「私は、これぐらいのことで泣く感受性を許さない」
と生前、言いました。
その時も、
何て硬派で、かっこいいんだろう、
と思いましたけれど、
今でも、
ちょっとしたドラマで泣いたりすると、
この言葉を思い出します。

暑い日、
風はありがたいです。
気持ちよい風が吹いて、
「あ、しあわせの風」
と服部さんは、言いました。
しあわせの風なんて、
素敵な言い方です。

草に触る。
べらべらと。
気持ちいい。

午後。
雲は北西に向かいました。

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カネタタキ

2012年08月31日 | 生活


写真は入道雲です。
けれど、
毎日、
違う名前の知らない、
雲がいくつも出て、
昼過ぎから、
知っている名前の、
入道雲が出てきます。
入道雲が近づいてくると、
雨に注意をします。
風が出て、
それが冷たい風だったり、
真っ暗になってきたら、
強い雨が来ます。
今日は来なかったけれど。

朝、宮崎さんが、
「違う虫の声を聞いた、昨夜」
と言いました。
それは、僕も、
きっと誰かも思っているだろう、
聞いているだろう、
秋の虫のことです。
コオロギ、
マツムシ、
キリギリス、
クツワムシ。
「どれがどれでしょうね」
と僕。
「うーん」
と宮崎さん。
今度、ネットで調べてみます。
と僕は言いました。

休憩から戻った宮崎さんは、
小さな声で歌いました。
「ほらスズムシが鳴いているチンチロチンチロチンチロリン」
「そうか、その歌で判るようにしてあるんだ!!」
と僕は言いました。
けれど、
歌詞が出てきません。
「チンチロチンチロチンチロリン、って、歌詞が変です。耳が悪い」
と僕は宮崎さんに抗議しました。
擬音もとっぴ過ぎて、
どの虫がどの音なのか、さっぱり判りません。
チンチロチンチロチンチロリン、
っていうのは、歌を楽しくさせただけで、
作者の気を衒ったところが丸出しです。いやらしい。
「ああ、面白い、虫の声」。
子供の時に、
こうして、
童謡に騙されてきたんだな、
と思いました。
チンチロチンチロチンチロリンなんて、
いくらなんでも、
ちょっとない、
と思いました。

ここで聞けます。
http://www.epcc.pref.osaka.jp/kotsu/oto/musinone/musinone.html
カネタタキ、
っていう名前の鳴き声は、
覚えやすいと思います。

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草やアオソラ

2012年08月30日 | 生活


蒸し暑くて、
セミが鳴いています。
たいてい、
近くの公園に植樹されている、
たくさんの木から、
聞こえてきます。
気温は、
33度ぐらいは、
あるとかないとか。

写真は、
土手の草や葉、
それから、
夕方の西の、
青い空です。
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明るい服

2012年08月29日 | 生活
朝、
労働場の前を、
ケンチャンという犬が、
通ります。
飼い主ににて、
とてもかわいい犬です。
僕はそれほど、
犬好きではないけれど、
ケンチャンだけは、
本当にかわいいです。
ムックみたいなモジャゲで、
つい、人目もはばからず、
しゃがんでこちらも、
挨拶をします。

午前中、
足の悪い杖をついた年配女性が、
横断歩道を渡ります。
それほど、車は通らないので、
大丈夫だと思います。
毎日、小さなリュックを背負って、
隣町まで買い物に出かけるのだそうです。
以前、橋だった道だから、
坂をのぼってゆきます。
「毎日、大変ですね」
と話します。
「いいえいいえ」
と返ってきます。
今日は、
明るい水色のTシャツ姿です。
いつもはもっと地味な色なので、
少し驚きました。
で、
「今日は明るい色の服ですね」
と僕が言うと、
「歳をとったら、余計に明るい色の服を着なきゃいけません」
と言いました。
そんなものかな、
と感心しました。
そんなものかもしれないな、
と思いました。

空はグレイ。
3人の子供たちが、
マンションの、
螺旋階段を降りてくるのを、
見ました。

螺旋階段は、
茶色で、長く、
海のすぐ近くにあります。

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夏の便り

2012年08月26日 | 生活


数日前、
少し遅れて、
労働場にやってきた人がいました。
いつもは早くに来る人です。
「どうしたんですか」
と訊くと、
寝過ぎたようで、
「目がさめたら、空が青かった」
と言いました。

セミの鳴き声は、
週初めはまだ盛んだったけれど、
週中になると、
聞こえなくなっていました。
わずかに、
東の海の方から、
ツクツクボウシでしょうか、
聞こえるだけです。
赤とんぼが、
公園脇の歩道の上を、
飛んでいます。
今日の夜は、
秋の虫が鳴き始めているのを、
聞いていました。
空には月が出ていました。

夏の終わりかな、
と思ったけれど、
まだ相当に暑い毎日です。
気温の上昇なのか、
光なのか、
セミが反応して、
また、
たくさん鳴き始めて、
週末は終わりました。

空は北と西に、
積乱雲が出て、
火曜日だったか、
午前に空が暗くなり、
驟雨があるかと、
カッパを用意して、
構えましたけれど、
結局、
小さな雨がわずかに降っただけで、
一週間、
雨は降りませんでした。

街路樹のサルスベリの葉は、
繁って、
「夏中、咲いているよ」
と教えられたピンク色の花は、
大豆ぐらいの種を歩道に落とし、
花も落ちて、
道は、
緑の葉や、
ピンクや、
種の茶で、
ざわざわ、
にぎわっています。

草原に、
熱中症予防の、
黄色い、
塩飴を置いてみると、
大きなアリと、
小さなアリと、
喧嘩なく、
みなで、
糖分を得ていました。
観察していると、
暑い午後のある一定の時間は、
アリの姿は一匹もいません。
アリも、地上活動を中断して、
地中作業をしているのだと、
知りました。
観察していると、
一匹見つけ、
すぐにみなが、
また塩飴に群がりました。
翌日、
見てみると、
塩飴の上に土を盛り、
塩飴を中心にして、
巣を作っていました。
夜間作業だったのかな、
と思いました。
アリはたいしたものだ、
と思いました。

白い鳥が、
海の方から飛んできて、
西に向かい、
大通りの所で、
右旋回して、
彼は北へ向かいました。

時々、セミが歩道にいます。
自然界には手を出してはいけない、
と言われるとおりに、
僕はセミを通り過ぎました。

今日は、
夜の風の中で、
目をつぶって、
風が、
皮膚の蒸発熱を飛ばしてくれているのが、
心地よく、
しばらく、
電気もつけずに、
風に任せました。
聞こえる音の種類は、
合計、5つでした。
面白かったのは、
風が強く吹いた時の、
カーテンのばたばた音。
目をあけると、
暗い。
黒。
それと、
窓から入る、
町の光、
の、
白です。
「人間は自然界の一部」、
そう頭の中で、
声に出さずに、
言葉にしました。
それからしばらく、
自然界の中の人間について、
言葉で考えましたけれど、
部屋の影絵がきれいだったので、
興味はそこに向かいました。



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天日干し

2012年08月19日 | 生活


写真は、昨日。
ショウガです。
乾燥させて、
ショウガパウダーを、
作るための、
天日干しです。
毎日、天気がよいので、
たくさん作ろうと思いました。
いつもの、倍はあります。

昨日は、
午後から、驟雨があり、
急いで、部屋に入れました。

そして、
今朝、
またベランダに出して、
そろそろ、
強敵のカビが浮「ので、
レンジで今、
加熱して、
カリカリの状態にしています。

どうしてだか、
今日はぐったりしていて、
夏の終わりの、
疲れが出てきたのかもしれず、
夕方から眠っていました。
寝ると、
元気になります。


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マルモのおきて

2012年08月16日 | 生活
昨日、今日と、
「開拓者たち」を、
全編通して、
見終わりました。
満島ひかりの演技は、
素敵でした。
物を考え続けてきた役者さんの、
演技だと思いました。

「ヒミズ」、
「開拓者たち」
と、
ちょっとくたびれたので、
気分転換が必要で、
こんな時は、
と、
何度観たのかな、
「マルモのおきて」、
を観ました。
僕はリアルタイムで、
このドラマを見てはいなかったけれど、
これは、
311以降に放映されたものです。
僕はこの抜群に面白いドラマに、
ハートが揺さぶられます。
何話目だったか、
「心と心が繋がっている」
というセリフがありました。
僕は本当に、
大事なセリフだと思いました。

このドラマには、
歌があり、
踊りがあり、
ムックという犬を通して、
祈りのようなものがあり、
笑顔があって、
涙があります。

以上のどれもが、
311以降、
必要なものだと、
思います。
人間が回復してゆくために、
こういう奇跡的な、
ドラマが、
素晴らしい役者たちによって、
脚本、演出によって、
この世に出てきた。
そのことに、
僕は拍手喝采です。
太陽みたいな、
ドラマです。
大好きです。
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ヒミズ

2012年08月15日 | 映画
今日は、
映画「ヒミズ」を、
観ました。
園子温監督の作品です。
311がテーマではないのに、
311をたぶん、
時期的に、
途中で、
導入せざるを得なかった、
という、
感じがしました。
311の「底」までは届いてはいない、
と思った分だけ、
この作品は僕にとって「欠け」が、
ありました。

311以降、
少しずつ、
表現者たちは、
何かを表現したい、
と思っています。
それがどれだけ、
完成度が低くとも、
描かざるを得ない、
という感情が、
端の僕にもあり、
ついこないだ脱稿した、
「宮熊」という小説も、
311の事柄です。
311を、
どう表現したらいいのか、
その興味は、
僕の中で尽きません。
「ヒミズ」も、
そのように観ました。
「冷たい熱帯魚」は、
肉体の映画でしたけれど、
「ヒミズ」は精神の映画で、
かなり、
くたびれる映画でした。
でも、
「ヒミズ」は、
僕はどうしても観たい映画でした。
そして、
次作の「希望の国」を、
とても楽しみにしています。

中日新聞で、
園子温監督は、
映画について書いています。
「希望の国」が原発をあつかう以上、
スャ塔Tーがつかなかったことを、
嘆いていました。
けれど、
潜在的にしても、
顕在的にしても、
原発を扱わない作品が、
これから通用するのだろうか、
と思います。
通用します。勿論。
でも、
僕の中では、
311以前に描かれた安穏な世界と、
311以降に描かれるシビアな世界と、
一線ができてしまいました。
一緒にすることは、
たぶん、
できないと思います。
言葉という共通性で、
それが一緒になれば、
うれしいのだけれども。

こないだ、
友人が言いました。
「震災で、表現の質が高くなる」。
僕は反論しました。
友人が言いたいことも、
判ります。
けれど、
表現というものは、
そんなに偉いものじゃない。
なくなればなくなった方が良いです。
井伏鱒二の「黒い雨」も、
チャップリンの「独裁者」も、
本当は、ない方が良いです。
「歌わないことが一番良いのだ」
と僕は高田渡の言葉を、10代に、聴きました。
「世界全体が幸せにならないかぎり自身の幸せはない」
という宮沢賢治の言葉が、
「ヒミズ」のレンタルDVDの、
ある映画の予告編にも、
使われていました。
岩井俊二は、
東北へ行って、
持っていったカメラで、
撮る気にはなかったそうです。

言葉を失う。
かろうじて出てきたヘンテコな言葉が、
次にやってきて、
そこからしか、
僕は、
僕自身は、
始めることができません。
「ヒミズ」での震災へのアプローチは、
僕の問題です。

「文学と戦争、文学と神、と言ったとき、それは文学のことなんだ」
と言った、
柄谷行人。
それがまだ有効ならば、
「文学と震災、文学と原発」
と言ったとき、
それは、
文学のことになります。
友人の言ったことは、
正しいのかも知れないです。
マジで、
これから僕らが取り組まなければいけない、
問題です。
「ヒミズ」の震災へのアプローチは、
今の、全部に繋がってきます。



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喜多の湯2012夏

2012年08月14日 | 生活
いくら眠っても、
疲れがとれません。
ずっとため込んでいた、
疲れが出てきたような、
感じです。
なので、
こんな時は、
喜多の湯です。
暑いけれど、
エッチラコッチラ、
自転車を漕いで、
喜多の湯にゆきました。
まだお昼過ぎだったからか、
あまり混雑はしていませんでした。
足裏に違和を感じていたので、
もっぱら、
足湯的に、
入浴していました。

夜は、
今池で焼き肉を食べました。
といっても、
僕はニンニクが凄く食べたかったので、
ニンニクを、
たくさん食べました。
最後には、
ニンニクが、
ジャガイモのような味に思えました。
隣の席に、
23歳のボクサーたちがいて、
みんな痩せていました。
一人はプロのボクサーで、
免許を見せてもらいました。
一見、ボクサーには見えません。
社会は、
言われないと知らないことが、
たくさんあります。

それから、
裏路地を探検し、
音楽が鳴る店にゆき、
ダイアー・ストレイツを、
久しぶりに、
聴きました。
カウンターには、
最近の、
ニールヤングの写真が、
立てられていました。
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詰め放題100円

2012年08月12日 | 生活


お盆休み最初の、
日曜日です。
ゆったり、です。
弁当も、何もしなくていい日です。
楽の極みの、
ソファベッドに寝ころび、
「ああ楽」、
としていました。

午後から、
図書館にゆき、
2冊返して、
2冊借りてきました。
とはいっても、
6冊借りのままで、
積ん読、状態です。
けれど、
リクエストしておいた本が、
受け取り可能で、
早く読みたくて、
しょうがなかったのです。

それから、
信号をいくつか渡り、
コロッケとパンを買いに行きました。

帰り道は、八百屋です。
お盆休みの前なのか、
お店は今まで見たことのないような、
混雑で、
てんやわんやでした。

上の写真は、
まだ夏が始まったばかりの時に、
撮影した、
八百屋の、
店外の日よけテントです。
今日は、
このテントの下は、
人だかりと、
八百屋の売り声が、
聞こえていました。
売り言葉に買い言葉が、
この店では、
まれに聞くことができます。


今日は普段よりさらに安くて、
ジャガイモ一盛り100円とか、
ナスが5本入りで100円とか、
ニンジン詰め放題100円でした。
小さなニンジンです。
床に置かれたカゴの中に、
ニンジンが、
袋詰めにしてあるのを、
見つけました。
それは、ニンジンの先が、
わずかに入っているだけです。
「ああ、こんなんでいいんだ」
と思い、真似ました。
ビニール袋は、
破れない丈夫なものでした。
僕はニンジンを一日一本は食べるので、
こういうイベントは、
たいへん助かります。

大量の野菜と果物を持って、
自転車に乗って帰るのは、
一苦労ですけれど、
この八百屋から、
帰る時、
どうしてなのか、
幸せな気分になります。
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パブコメ

2012年08月11日 | 生活
もう時間が迫っています。あと19時間しかない。
僕は今書きました。
簡単に、簡潔に。
原子力ムラは、
総動員で、
原発推進のパブコメを大量に送信しているらしいです。

一人でも、
多くの人が、
と願っています。
このままじゃ、
みんな死んじゃうよ。

(8月12日午後6時締め切りです。)

  http://publiccomment.wordpress.com/



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