kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

湯たんぽ カイロ

2015年01月24日 | 生活
湯たんぽを乗せて眠ったら
やすらぎ

カイロを一枚増やして労働

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2015年01月23日 | 生活


伏見まで歩くこと
東山線に乗ること
階段を下り
上ること

自転車に乗ること
カイロプラティックに行くこと
また帰ること
悲鳴的な工程を終え

夜は眠る

身を削って生きているねえ
と夢の中へ行く


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スマトラ楽団

2015年01月20日 | 生活
さすがだ
大寒

車の上に


緑の人は
今日
入山するだろう

スマトラ楽団

緑の人は二人来て
むしろを持って
山に入った

越冬すれば
裸木の茶色は
緑緑の海だ

交わす言葉
木と木が交わす 言葉

登山家が言った
「特にひとりで登っているとき (木々が)騒がしいっていう感じね」
人は緑の交信を感じる脳を持っている
進化せよ

進化せよ
人類


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朝は正しい

2015年01月19日 | 生活
朝の早い景
人は 坂道を
西へ下り

カラスが北東に向かった
車は西に向かった
黄色の回転灯が
交差点のむこうで
光っている

朝の空を見たことがあるか?
本当に
見たことがあるか?
朝は最高の時間
知らなかった 実感
空気も凛としていて
何とも静か
イマジネーションの宝庫
それは7時前の路上

朝は正しい
走る子供
歩く大人

白い猫
南の森に入っていった

7時半になると
もう汚れてしまった
原因は人だった
裸足で
裸で歩けば
まだ自然の一部でいられるだろうに

くそつまらん文明
人類に未来などない

朝の正しさに
習えますように
我ら










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ゴス 西へ

2015年01月18日 | 生活
ゴス
西へ向かう

永久中立国 スゥイス
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山に入る

2015年01月17日 | 生活
寒し
拾った金色のコーヒー

青い敷物を
両手に持って
わたし
緑道を
東にのぼった

寒極まりて
拍手喝采
グレイの空から
あめあられ

マンホール聴講会 開催
水語に耳を傾け
地下の道管を流れているらしいのは
数十年
マンホールの中をのぞくたび
判っている
しかし
なぜ
我々
水語に耳を傾ける?
遠海の記憶をたどるつもりか

種飛ばしの 風

鳥 頭上を通過し
鳴きながら
山に入る

ここは言葉が生まれるな
あの雲も
どこかで生まれた
藁を敷きなおす男
山に入る



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山の斜面は50度

2015年01月16日 | 生活
雨上がり
山肌に
むしろ敷く
むしろには種が仕込まれ
越冬後
芝より長い
緑の草になるという

仏道をゆく人
青い袈裟(けさ)で
北へ行き
南へ行く
禅僧だろうか
道元は
福井 永平寺で座禅した
どのような
修行だったのだろう

風で紙が飛ぶ
拾う人々

山に登る男四人
声を交わして
伝えている
山の中で
声が鳴る
手に持っているのは
青いバケツ

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鳥の人たち

2015年01月13日 | 生活
V字の鳥 早朝
川上に沿って
西へ
空に月 
暁(あかつき)

側溝の水は
枯葉を避け
北へ向かった

カラスが舞い降り
柵にとまって
鳴いた

土を踏む
木草に寄ると
ほっとする
玄関

青いなあ 空が

空に
ペガサスの群
飛ぶ

鳥二羽
一羽は見張り
一羽は黒い実を食う
互いに役割を交換し
彼ら
生きるために 食う

実をちぎって
割ってみると
中身は紫色

フランスについて

水の粒子 見る
烏森と名前をつけた


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太陽

2015年01月11日 | 生活
昼下がり
自転車を漕いで
八百屋とスーパーへ行く
途中にある
交差点
黄色のスピーカーが
歩行者用信号の脇にある
信号機自体もあたらしくなっていた

今までなかった
盲いる人のための
音の出る信号機
こんな近所に設置されていたとは
おそらく
まとまった数
まとまった箇所に
設置されることになったと
想像し
この交差点も
その中の一つ

本当は音の出る信号機などつけずに
そばにいる人類が
「たこ焼き食いてえなあ」
だか
「寒いねえ」
と世間話でもして
信号を待ち
共に安全に横断すれば
済むことだのに
人類は
そう簡単ではないらしい

目が見えぬ人を
目が見える人が
道路を渡る時だけでも
一緒に歩けないだろうか
「どう接していいのかわからない」
というならば
「何かお手伝いできることはありませんか」
と言うのが良いらしい

ちょっとの勇気と
気持ちがあれば
人類ですから
「どうぞ」
と腕を差し出し
「結構です。ありがとう」
と言われたら
「あ、はい」
と人類は答えればいい
それで
いい

人類は言葉を使わないですむようになるのが
理想である
相乗能力を訓練すれば
いずれ人類
言葉などいらぬ

太陽
たこ焼き
たなごころ




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朝焼け

2015年01月10日 | 生活
朝起きて
着替えて
カーテンをあける
東の空
朝焼け
青い天の上層に
オレンジ色が
真横にのびている
これが
冬の冷たい朝の
空なのだ

昼になっても
空気が冷たくて

草に水
青いホース


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風はN極から

2015年01月09日 | 生活
車が並んで
停まっていた
「貨物列車みたい」
と誰かが言った
今は貨物列車はなく
静かな駅だ

古紙回収の車が来て
新聞紙
マンガ
本の束を積み込んでいた
縛られて
コンクリートの上に置かれた本
その内容を想像したけれど
見ずにおいた

寒風の中
腕まくりをして
水仕事をする男

西に
黒い実
東に赤い葉

「ふじづる」
「化け木」

NとS
311
反発と
くっつき

うなっている風
風雨をしのげる家屋

N極から風が吹いている

鳥 三羽
西から来
南東からも
一羽 来
山にin

人間はまだ
人間のためにしか
生きていない

この木はここで
一生を生きなければいけない
野菜の効用について考

木のフォルム
その美しさ
裸木
若木
触ってみると
みんな葉が硬い


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2015年01月08日 | 生活
岩の群れ
雲は南東に向かった

赤い実
若い草
南の暖かさ
陽光
緑道
四本の杭 道に転がり
水の痕跡

子の走る足音
響いて

いくつもの窓
いくつもの空

空青く、風
緑緑の脇を西に歩いてみる

瓦礫(がれき)に一石を投じる
人など知らぬ
白い壁
茶色の壁
風は舞う

午後
紺の袈裟を着た
若い僧が一人
北からやってきて
通り過ぎていった
後ろ姿
長身
この寒さの中
修行を積んでいるのだろう
薄着で
歩いていった

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寒風/道作り

2015年01月07日 | 生活
山に道ができた
青い服を着た男たちが
登ったり
降りたり

山は枯れの茶色と
常緑の木々
ずっと南に
新たな木と草が植えられ
今後
彼らの会話が騒がしくなるだろう
わたしには聞こえないけれど

土だらけの長靴を履いて
路を歩く男たち
風は強く吹いている

家屋の炉は消え
それでも
集い
休憩時には
気が付くと
みな
眠っている

家屋から出ると
途端
猛烈な寒さ

山はある
鳥が風に飛ばされて
木々の中に入った
その一羽を見逃さなかったのは
山に注目していたから

坂を北へ登ってきて
下る人たちの姿は
風の冷たさ強さに
耐える顔
赤ん坊も
耐える顔をしていた

水は北へ流れ
初夏
山にできた道を
たくさんの人たちが
歩むだろう
この寒風は忘れ去られ
「暑い暑い」
と言う

草は緑
空は青
雲は白
土は茶
口に歌

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どんなに

2015年01月06日 | 生活
雨が降り
空が青くなり
夜になり
風が鳴る

どんなに

熱い涙で
視界が水

どんなに

勢いが 出てくる

歌から得るもの
計ることはできぬ
この瞬間
あの瞬間
あの数十秒
歌が鳴っていた
胸で

どんなに

凄い上昇感
加速感
爆音
45度
音速
彼方

たったの4行で
わたしたち
空の高くまで
飛んでゆける







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岩に当たる音

2015年01月04日 | 生活
名古屋
昭和区
御器所

交差点の
北東角
なか卯
の前

盲いた人二人とすれ違い
点字ブロック上の
ミニバイクと
盲いた人 ぶつかる
あわてて
迂回の道を
手で添えて
誘導
「バカがいるんだ」
とわたし
本気で言っていた

彼らは手を握って
連結しながら
わたしたち
三人
数秒
連結して歩いた
「どうもどうも」
などと言いながら
彼らは黄色い点字ブロックの道を
東へ向かった

「さすが」

とっさの行動に
友人が言う
「夜は目、見えない人って、あまり歩かないんだけど、昼間は」
わたしたち
振り返り
なか卯の前の点字ブロックにかかっている
ミニバイク二台を見た
おそらく
なか卯の客ではないだろう
駐車場代わりに
ここに停めているのだ 黒バイク



陽光は明るく 明るく
空を照らして

盲いた彼らの上
わたしたちの上
なか卯の前の
点字ブロックに置かれた
ミニバイクの座席シートの黒にも
陽光は 
照らしていた

水は岩をよけて通るというけれど
盲いた人たちは
白杖で先を調べても
どん
と当たってしまうのだ
岩に

数年前
電柱に額をぶつけて
血を流していた盲いる方がいた
わかるだろうか
その痛み
わたしにはわからない
思うだけ

せめて
この冬の寒さから
身を温める湯船
そこで静かに
一息入れて
今日三つくらい
良かったことを
わたしも友も
今日の盲いた人たちも
以前
電柱にぶつかって血を流した人も
思い浮かべて

今日
良かったこと
三つは
必ず ある





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