kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

雨があがれば

2011年02月28日 | 生活
雨。
あまり寒いので、
弁当は夜、食べることにして、
どんどん庵で、うどんを食べて、
体を温めました。
どんどん庵からの帰り道、
小さな画廊があって、
外から、
抽象画を見て、
労働場に戻りました。

予報通り、
3時に雨はあがりました。
陽がさしてきたので、
東の空に、
虹を探しましたけれど、
虹はでませんでした。

雨があがれば、
鳥が舞います。
南西の高いビルの屋上辺り、
カラスでしょうか、
黒い鳥が舞っていて、
清々しい気分になりました。

帰り道、
氏神様に参拝して、
古い友人が背広姿で、
遊びにきました。
彼は、
ラブサイケデリコのCDを、
借りにきたわけですけれど、
思えば、
僕らが中学生の時から、
レコードを借りに来ていたり、
貸してもらったり、
みんなそれぞれ、
ぶつぶつ交換をしていました。
あの頃から、
変わらないなあ、
と、
夜道を歩きながら、
僕は思いました。
バス停で、ばいばいをしてすぐに、
後から、
「あ! 圭介、これ」
って、
彼は忘れていたのでしょう、
鞄から、
ゴッホ展のチケット、
だと言って、
パンフレットに挟んで、
チケットを頂きました。
ありがとうね。

弁当を夕食にして、
ごまをすり、
入浴すると、
冷えた体が温かくなって、
気分もスカッとしました。
睡魔に襲われた時でも、
入浴すると、
元気になります。
体を温めることって、
凄い効果だな、
と思います。


餅餅

2011年02月27日 | 文学



写真は、
草野心平による、
宮沢賢治論、
「わが賢治」です。
1970年初版です。
大きな本で、
鶴舞図書館の書庫にあります。
今日は返却日なので、
ちゃんと読むことはできなかったのが、
残念で、
写真に残しました。
書き出しは、
こんなふうです。

 賢治に関する初期の断章

 Ⅰ

現在の日本詩壇に天才がいるとしたらなら、
私はその名誉ある「天才」は宮沢賢治だと言いたい。
世界の一流詩人に伍しても彼は断然異常な光りを放っている。
彼の存在は私に力を与える。
存在≠サれだけでも私にとってはよろこびである。(後略)


 Ⅲ

去年の九月宮沢賢治氏が死んだ。(後略) 昭九・六




この冒頭だけを読めば、
この本がどれだけ面白いのかが判りそうです。

同時代に生き、
そして、
蛙語を話した詩人、草野心平による、
宮沢賢治について書かれた本が、
面白くない訳がありません。
いかんせん、もの凄く分厚いので、
読み進むことはできず、
しょうがない、返却しました。
草野心平という詩人が、
詩人を語る、
それは正しいことです。
その良い例は、
山頭火と尾崎放哉の特番で、
詩人の吉増剛造がレメ[トしたときの、
面白さ。
または、
大江健三郎が以前、
日曜美術館の、ウィリアム・ブレイクの特番で、
ゲストで出ていたこと。
本当に好きな件p家を、
個性的な件p家が論じることほど、
面白いものはありません。
それが、
この著書でも起こっているのは、
読まなくても判ります。
餅屋は餅屋で、
そうなると、
餅職人が餅職人を語る、
それは専門の話になってしまうのではないか、
というのも確かです。
けれども、
話は鋭く、
語る本人の、
自己表現に成り得る、
達する、
という思いを、
僕は何度か、
経験してきていて、
この本も、
間違いなく、
その類の本なのです。
「宮沢君」なんて、
言ってるんだから、
そりゃあ、凄いです、マジで。


空亡

2011年02月26日 | 生活
晴。
寒い朝です。

教会の場所を訊かれました。
大阪弁を発する、
初老のご夫婦に、
少し場所を移動してもらい、
教会の塔が見えるところで、
止まり、
「あそこです」
と言うと、
「おおきに」
と奥さんは言いました。

風、
冷たき、
and、
陽。

昼になると、
もう暑くて、
一日の気温差は、
きっと凄いだろうな、
と思いました。

去年、今年は、
僕は空亡なので、
静かにしていようと思います。
昨夜来た友人も、
僕と同じ空亡なので、
「静かにしてた方が良いらしいよ」
と僕。
空亡について調べると、
悪いということではないようです。
つまりは、実にならない、
ということ。
それを悪いととらえるか否かは、
ともかく、
僕は楽観的でもないけれど、
悲観的でもないので、
「去年、今年は、勉強とか、根を作る部分かな」
なんて思っています。
「空亡、恐れるに足らず」
とも言います。
静かにしている、
がキーワードなので、
それを思うと、
どうしてかな、
欲深い気分が、
すっとさがって、
静かにしていよう、
と思うと、
気分が楽になることも、
しばしばです。

正夢

2011年02月25日 | 生活
雨と曇りと晴れ、
が、
混ざった天気でした。
朝に、
驟雨があり、
陽が出て、
雨と陽が一緒の時は、
狐の嫁入り、
虹が出る時で、
東の空に、
僕は注目しながら、
朝礼のラジオ体操をしたけれど、
虹は出ませんでした。

雨はやみ、
電線にとまった鳥が、
鳴いていました。
桜の木の、
すぐ上で、
彼らは鳴いていました。

花粉です。
すでに飛んでいます。

酒粕を常食しているのですけれど、
こないだ、
酒粕が売り切れ、
という夢を見ました。
ストックしておかねば、
といくつかスーパーをまわり、
本当に品切れのところもあり、
安い酒粕は、
もう売っていません。
高いのばかり。
酒屋へも行って、
訊いてみると、
「年末から年始にかけてしかおいてないんです」
と店員さんが言いました。
「ということは、一年に一回だけしか、酒粕は作らないということですか」
と訊くと、
そうだと言いました。
ナントカ、
200g、200円の酒粕を購入して、
手打ちにしました。
ピンと来て、
ネット通販を調べると、
あった!!
早速、購入しました。
それも送料込みでも、安い!

明日は晴れるというより、
明後日は雨だというので、
洗濯を今日のうちに、
できるだけしておきました。
それと、
冬中、
部屋に置いてあった、
観葉植物を外に出しました。

友人とミスド、家で、
ニールヤングを聴きながら、
宮澤賢治の話をしていて、
「祈り」だ、
と友人は言いました。

夜になっても、
風は強く、
強風7の強さで、
7階の僕の部屋は、
猛烈に風の音が鳴ります。
窓も、
比喩ではなく、
風が当たって、
鳴らします。


銀河鉄道の夜

2011年02月24日 | 読書
雨です。
予報では、
お昼からの降りだったけれど、
朝、起きたら、
すでに降っていました。
あちゃー、っと思って、
労働場に行きました。
それでも、
それほど強い雨ではなく、
カッパも必要でないほどです。
胸で、タイムアフタータイムを鳴らしながら、
久しぶりに、
雨の中に、
いました。

帰ってから、
「銀河鉄道の夜」を読みました。
昨日、たっぷり眠ったので、
今日は睡魔もなく、
本を読む体力があります。
音楽的、
と誰かがネットで書いていましたけれど、
本当にそう。
また読みたいと思う物語です。
これが未完である、
ということや、
たくさんのことを、
思わずにはいられませんけれど、
ただ一番思ったのは、
シンパシーです。
先回読んだ時は、
灯台守りの言葉が良かったのですけれど、
今回は、物語全部が良いです。
そして、文体の妙。
宮沢賢治の文体については、
こないだシリーズでやっていた宮沢賢治特集の、
テレビで言っていました。
妙な文体なのだ、という内容です。
おかげで、
今回、
意識的になって読めた、
という収穫がありました。
批評によって、
この物語を読む時に、
こんなところに、
注目せよ、
ということに、
僕も面白みを得ます。

たとえば、
賢治の最愛の妹、
トシ。
トシは賢治の作品の最高の読者であったらしく、
その死は、
青森挽歌、だったかな、
賢治は傷心の旅で、
鉄道で北上したはずです。
その時、
車窓に何を見たか。
カンパネルラは、
トシである、
と、こないだ、
テレビで言っていました。
そうかもしれない、
とも思います。

「銀河鉄道の夜」の中で、
さそりの話は今回、
印象に残ったし、
鉄道に乗るまでの寂しさは、
ぐっときます。
明石家さんまが、
以前、
「幸せって何だっけ何だっけ」
と歌っていて、
それはとても深いことだ、
と誰かがバラエティで言っていました。
「本当の幸いってなんだろう」
というせりふが、
何度かこの作品にも出てきます。
「農民件p概論」の中で、
世界全体が幸せにならないかぎり、
自分の幸せはない、
と賢治は言います。
「僕達、がんばろうね」
とジョバンニは言います。

果てぬ思いが、
今、書いていても、
沸いてきます。
また再読したいと思います。

歩き読み

2011年02月23日 | 生活
今日も、
道路でパトカーが走っていました。
巡回という感じです。
最近、パトカーをよく見ます。

朝、
伊吹君が本を読みながら、
歩いてきました。
物理の本で、
「難しそうだねえ」
と、
「今日は良い天気だねえ」
と言うように、
僕らはちょっとだけ、
立ち話です。

本を読みながら歩いてきた彼を見て、
そういえば、
僕も歩きながら、
本を読んでいたことを、
思い出しました。
時間がもったいなかったのか、
奇を衒ってのことだったのか、
多分、その両方でしょう。
20年ぐらい前、
僕は東京に一年いましたけれど、
あれは労働場から、
渋谷駅への帰り道、
谷川俊太郎の詩集を歩きながら、
読んでいた憶えがあります。
案外、
人をちゃんと避けて歩けるし、
信号だって、
ちゃんと赤とか青とか、
判るのです。
歩き読みは、
最近したことがないけれど、
たまにはやってみようかな、
と思ったり。
歩き読みは、
注意深くなっているからでしょう、
ともかく、
ゆっくりにしか、
歩けないのです。
それも、
良いなと思います。


上を見ると、
ひこうき雲、
あ、ひこうき雲、
と、
ひとりごちました。
それは、
空の高い所で、
東から西へまっすぐに、
白線を作っていました。

夜、
久しぶりに、
王将へ行ってみるか、
と思。
餃子無料券も持っていることだし、
餃子と、
皿うどんを食べました。
皿うどんとは、
いわゆる、バリそばです。
これが美味しい。
すると、
知人とばったり面会。
知人の頬が黒くなっていて、
「どうしたの、それ!?」
と頬の黒さを訊くと、
凍傷、
なのだそうです。
「ふーん」
と僕は言いました。
この知人とは、
本当によく会います。
それも、
何度も何度もで、
本屋、図書館、道端と、
またか、と思うほど。
そしてしばらく四方山話。
縁があるのかな、
と帰り道、
思いました。

帰ってから、
こたつで2時間眠ってしまい、
あわててお風呂に入り、
眠りました。

明日は雨だというので、
天日干しにしてあったショウガを、
少しレンジで乾燥させて、
ジューサーでパウダーにして、
パックに入れました。
できたできた、
スーパーショウガ。

ココア

2011年02月22日 | 生活
最近、チョコをよく食べます。
労働のストレスを緩和してくれるし、
即効性の糖分だし、
調べてみると、
カカオが良いらしく、
それで、
ココアも飲んでいます。
寝る前に、
ココアを飲むようになりました。

暖かい日です。
昨日、マフラーをとり、
今日、カイロを貼るのをやめ、
重ね着の服を一枚減らして、
労働です。

昨夜のことですけれど、
眠くもないし、
読書も音楽鑑賞も、
何もする気にならなくて、
それでいて、
妙に元気、
というヘンテコな気分の夜でした。
「まんじりともせず」、
という感じは、
こんな風なのだろうか、
と思いました。
何か、
妙で変な、
夜でした。

参拝の習慣

2011年02月21日 | 生活
暖かい日です。
朝、
氏神様の前を通ったら、
境内に、
梅の花を発見しました。
通り過ぎなので、
ちゃんと見ていなかったけれど、
あれはきっと、梅の花、
白いのと赤いのと。

ショウガパウダー(スーパーショウガ)を作るために、
昨日から外に出しておいたショウガが、
帰ってきたら、
カリカリになっていました。
天日干しは、
以前、湿度が多い時にやって、
カビを生やしてしまった経験があり、
今回は湿度をチェックしつつ、
の天日干しです。
太陽の力って凄いなあ、
って思います。

初老の盲人さんが、
南から北に向かって、
歩いて行きました。
彼はロングヘアーで、
野球帽を被り、
右手に持った白杖は、
歩道を打つことはなく、
45度の角度で、
前方に出して、
歩いて行きました。
右手に白杖を持っている、
と思った時、
右利きなんだ、
と思いました。

公園で、ご飯を食べていると、
暖かいというより、
暑いです。

神様は、夕方までしか社にいない、
と聞いたことがあり、
まだいるだろうな、
と思い、
帰り道、
氏神様に寄って、
お参りをしました。
「神様は残業しない」、
と胸で言っていると、
おかしみがあって、
一人笑いしています。
最近、行き帰りの道ですから、
よく参拝をします。
そうそう、
今日、国府宮神社で誰かがもらってきた、
布(赤、桃、橙色)を、
「たくさんあるから」
といって、
もらいました。
少しだけ、お守りの中に入れて、
「あとはどうしたらいいんだろう?」
と訊くと、
部屋にアクセサリーにしておけば、
と返され、
なるほど、
寝室の上の方に、
飾ってみると、
良い感じです。
赤、桃色、橙の布束は、
ちょっと良い感じです。

ブロッコリーと、
カリフラワーがたくさんあって、
そろそろ調理しないと腐ってしまうので、
スープカレーをたくさん作りました。


日曜日

2011年02月20日 | 生活
朝から、
ブログまとめ書き、
聡怐A
洗濯、
布団干しをすませて、
スーパーに寄って、
喜多の湯に行きました。
岩盤浴で汗を流し、
帰り道、
またスーパーに寄り、
八百屋に寄って、
風邪をひかないように、
帰ってからすぐに、
こたつに入りました。

先回、喜多の湯に行った時、
翌日、随分、たくさん眠り、
「疲れが全部出たんだわ」
と新しい麻雀のメンバーの人が言いました。
なので、
今回も、ぐったりするだろうな、
と思っていたら、
案の定、こたつで眠りました。
朝のうちに、
いろいろ雑用をやっておいて良かったです。

岩盤浴は、
やっぱり凄くて、
400円で、
これだけ体が楽になるのだから、
安い行楽です。
1回に、
15分入って、
5分休み、ペットボトルの水を飲み、
4回ぐらい、繰り返しました。
最初、出た時は、
顔から相当の汗が出ていて、
凄いなあ、といつも思います。

岩盤浴の効果は、
一週間ぐらい続くらしく、
毎日、行く必要はないらしいです。
体を温める工夫は、
食事でも入浴でも、
注意しているのですけれど、
この冬の寒さで、
まず間違いなく体が冷えているので、
岩盤浴で、
体を温めると、
良いと思うのです。
最近、岩盤浴の時に、
15分というのは、
けっこう退屈なので、
体のツボを押して、
過ごします。
これがまた気持ちよい。
そんなこんなで、
ふう、って、15分岩の上で寝て、
外に出て、水。

休みの日は、
温泉に行って、
過ごすと、
本当の、
休日になります。
滅茶苦茶に、
疲れている時は、
喜多の湯へ行くのも、
無理なのですけれど。

夜は、
買ってきた、
ココアを飲みました。

人のする事

2011年02月19日 | 生活
うららかです。
この3日ぐらい前から、
春の気配です。

どこぞの娘さんが、
振り袖を着て、
歩いていきました。
振り袖は、
よく見ると、
不思議な衣装です。
民族衣装ですから、
昔のままで、
ユニクロみたいに、
機能的ではありません。
娘さんの背中には、
金色の、何ていうのかな、名前は、、
うーん、ともかく、
背中には大きな結びがあって、
荷をしょっているように見えました。
時々、煙草を吸っている人を道端で見ると、
あの人は、口から煙を吐いている、
と思う時があって、
それがとても不思議な行為に思えます。
着物でも、煙草でも、
不思議でもないのだけれど、
人のする事を見ていると、
ちゃんと見てみると、
変だあー、
と思う時がありますけれど、
それが楽しいです。

公園は、
小鳥の声、
微風、
おだやかな、
日差しです。
弁当を食べ終え、
ベンチで伸びをしていると、
くしゃみをしました。
すると、
外国人の子供づれのお母さんが、
こっちを見ました。
三輪車を直しているのを、
見ていると、
こっちを見て、
「あはは」
とお母さんは笑いました。
僕もいちおう笑ったけれど、
どうして、
彼女は笑ったのかな。
きっと、自分が一生懸命、
三輪車を直していて、
なかなか苦労しているので、
それを見ている僕に、
「大変なのよ」「変なことしてますわたし」
という合図だったのかもしれません。
凝視するのは、
良くないかもしれないな、
と思いました。
よく、人に、
「俺の顔に何かついてるか」
と言われることが以前よくあって、
「いやいや、別に」
と答えます。
僕は知らないうちに、
ただじっと顔を見ている時があって、
なるべくじっと見ないようにしなくちゃ、
と思っているのですけれど、
見ちゃうんですよねえ、
何故だか。


地上と頭上

2011年02月18日 | 生活
雨あがり、
風が吹きました。
天気予報では、
最大風速10ですから、
相当の風が吹くと思っていたけれど、
実際は、
思った以上の風が、
吹きました。
突風というより、
常時、強風状態が、
ほぼ終日、特に午後から続きました。
立っているのも、
ちょっと危うい時があったほどで、
旗は千切れそうで、
旗のメ[ルもしなっていたので、
メ[ルごと、取り外されました。

こんな時は、空だ、
と、
上を見ると、
やっぱり、凄い。
雲が巻いているような感じがあって、
決して雲は速くないけれど、
この猛烈な風の中で、
青い空にある雲は、
風まかせなので、
影響を受けていないはずはなく、
じじじ、と動いている感じがありました。
雲が流れる、
というのではなく、
雲が、
動くという感じです。
地上は大変ですけれど、
頭上は素敵でした。

公園で、ご飯を食べていると、
それほど風は強くなかったのですけれど、
時折、突風が吹いて、
ャbトの生姜湯の中に、
小さな枯れ枝が一本入りました。
茶柱みたいで面白いので、
そのままにして、
風が起こす、
木の揺れや、
ハトたちの動きを見ていました。
ハトは、向かい風で、
いっせいに、移動します。
飛びます。
僕は鳥の死骸を持ったことがあるから、
知っているのだけれど、
鳥って、
とても軽いです。
だから飛べる。
僕は飛べないです。
体のつくりが鳥とは違うから、
飛べません。
飛ぶというのは、
どんなふうだろう、
と僕はハトたちを見て、
思いました。
飛ぶって、
どんな感じだろうな、
と。
絶対に飛べないのだけれど、
移動手段で、
飛ぶ、羽根で、
というのは、
本当にどんなふうだろうな、
と思います。
良くも悪くも、
彼らは飛んで、
僕は飛べません。
鳥の軽量化は徹底されていて、
骨は空洞です。

人は、
飛ぶということに、
欲望します。
欲望が文化を生みます。
でも、
鳥は、
人に欲望しません。
ハトたちが欲望するのは、
僕の弁当です。
もらえると思って、
近くに寄ってきます。
絶対あげない、
と決めているので、
「絶対あげない」、
と僕はハトたちに言います。


龍のひげ、という草が、
道に植えられているのですけれど、
風は強くても、
暖かい日差しなので、
龍のひげ、は、
だんだん立ってきているように、
思います。
冬は、たんぽぽでもそうですけれど、
草を、
ぺたー、っと、
寝かせて、省エネをしているらしいです。
その省エネモードから、
光合成の為に、
龍のひげは、
立ってきています。

雲は、
北から南へ向かっていました。
春は、
スタンバイOKです。

帰ってから、録画してあった、
石川達三の朗読を聴きました。
こんなアナーキストだったとは、
知りませんでした。
昔の作家って、
みんな凄いです。

雨降る境界

2011年02月17日 | 生活
曇っていて、
雨が昼から降ると、
天気予報は言っていました。
15時15分から、
雨は降ってきました。
最近、天気予報は当たらないなあ、
と感じていたのですけれど、
今日は予報通りです。

気象について、
とても面白いことを、
監督さんが言っていました。
監督さんも僕も北区なのですけれど、
「北区でも、こっちで降って、あっちではぜんぜん降らない、
 っていうのがあるらしい」
と監督さんは言います。
「なんかね、境界があるらしい」
というので、
「磁場ですか!?」
と僕は興奮しました。
「どうしてなのかは判らないけれど」
と言うので、
知りたい、と僕は言うと、
「今度、理由を訊いておく」
と監督さんは言いました。
不思議です。
雲の動きを左右する、
何か、
は、
何か。
都会の気象は、
ビル風もそうですけれど、
特有の気象が発生するのだろう、
と僕はかなり興味があります。
花粉でも、
田舎だと雨が降れば、
地面にしみてゆくのに、
都会は、雨が降っても、
土がないので、
どこかにへばりつき、
乾くと、
また花粉が舞うそうです。

それにしても、
何故に、
雨が降る境界が、
できるのだろう、、。

明日は晴れるというので、
洗濯をして、
こたつに入って暖をとっていると、
そのまま2時間眠ってしまいました。
まさしく、バタンキューです。
起きて、お風呂に入り、
またすぐに眠りました。


へとへと

2011年02月16日 | 生活
朝、労働場で、
大きな盥(通称は舟と言う)の水が、
凍っていたり、
道の水たまりが凍っているのを見ると、
やっぱり、
まだ寒いのだな、
と思いました。
寒さに慣れて、
判らなくなっているのかな、
と考えました。

凄く疲れて、
夕食を作る気力はないので、
食堂で、ミンチカツ定食を食べました。
椅子に座ると、
恥ずかしい話ですけれど、
はあああーーーー、
と息を出していました。
こんなにへとへとなんだ、
とやっと気がつきました。

電話があって、
今日の新聞に名前が出ているよ、
というので、
見てみると、
多数の作品の中に、
去年書いた「尾鷲父」という小説の題と、
僕の名前が出ていました。
まあ、とっておくか、
と思い、
ハサミで、
ジョキジョキと文圏唐フ記事を、
切りました。
実際には、
ジョキジョキなんていう音はしないけれど、
この擬音は、
きっと、
布を切った時の音でしょう。


2011年02月15日 | 生活
昨日の雪は、
道に積もってはいません。
けれど、
雨が降って、
凍っていました。
不注意で、
横断歩道で、
転びました。
前かごに入れてある、
水筒と保温ジャーが入っているバックが、
かごから飛び出しそうでした。
腰を打って、
痛いなと思いましたけれど、
起きて、ペダルを漕ぐと大丈夫なので、
良かったです。
転んだ理由は、
きっと前ブレーキをかけたに違いないことです。

労働場で少しだけ雪かきをしました。
ほどなく陽光が当たり出すと、
すぐに雪は解けました。

家に帰って、
録画してあった、
壺井栄の朗読を聴きました。
写真もたくさん放映されていて、
バスの車掌を労働にしていたそうです。
壺井栄という名前は、
教科書で出ていて、
名前だけは知っていました。
二十四の瞳を書いた人でした。
それも僕は読んではいないのだけれど、
壺井栄という名前は、
ずっと心地よい感じがあって、
朗読や写真を見ると、
さらに心地よくなりました。

壺という字は、
子供の時分でも、
左右対称で、
物体の壺を、
文字化したものだ、
面白いなあ、
と思っていたので、
きっと、
壺という字が好きだったのかも、
知れません。
今でも好きです。
栄という字も素敵です。

ぼた雪

2011年02月14日 | 生活
月曜日です。
こんなに晴れているのに、
本当に雪、雨、
が、
降るのかな、
と思いました。

タイムアフタータイムが、
ずっと胸で鳴っていました。

2時半から、みぞれが降り出して、
ほどなく、
ぼた雪になりました。
帰り道は、
ぼた雪に当たりながら、
自転車を漕ぎました。
フードを被っていても、
運転するのが、
大変で、
帰ると、
鞄から服から、
びしょ濡れでした。

雪は夜になっても、
ずっと降り続いて、
景色を白くしています。
遅くになって、
雨に変わり、
解けるな、
と思、
あー、これで、
明日は自転車で行けるな、
と安心しました。