kotoba日記                     小久保圭介

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今を生きる

2017年07月30日 | 生活

コーヒー屋の帰り
ラムネをかじる
水で飲み込む

午後
もう一つ
ラムネをかじる
水で飲み込む


小川
お好み焼き

湿気
曇り空
つかの間の
わずかな青の空
山奥で降った雨のため
大河は
茶色
もみじの葉
不動明王へのマントラ
丸木の小さな橋
山奥へ続く道
せせらぎ
草の揺れ


温かい紅茶

寝転び
川面を飛び
魚を獲る
大きな黒い鳥
大きな白い鳥

山の匂い
川と川がぶつかるところ
堰から
水がほとばしるのを見
ハイビスカスの花
曲がる山道

記憶の底から
突きあげる
苦の苦

時に大笑い
次第に大笑い

今を生きる



りゅうりぇんれんの物語

2017年07月29日 | 生活
茨木のり子の本を三冊

『りゅうりぇんれんの物語』
を何度目かの再読
長編叙事詩
これは偶然
わたしがうまれた昭和36年に
初版とある
当時
14年間
穴の中で暮らした中国人という話題は
かなりの話題性があったという
それでも
それを長編叙事詩にしたのは
今それを読むことで
そんな歴史があったことを
少なくともわたしには
伝えることができている
そういう意図で
詩人は書いたのだった
意義がある

そして
『みずうみ』なんていう
本当に素晴らしい作品

万葉集からの引用らしい
『このゆうべふりくる雨は彦星の早漕ぐ舟の櫂の散りかも』
という
なんとも素晴らしい言葉を
茨木は詩の中に織り込む
そこに出会う
美しい言葉のリズムに
本一冊の中で
この一行だけで
十分に
本を手にとって
ページをめくり
1時間を過ごすだけの
価値がある
読書は
一行か二行に出会えるだけで
それだけで
十分

そして
『りゅうりぇんれんの物語』
を再読する機会にまた巡り合い
これはネットでも読むことができるのだけれど
活字で
本でできれば読んでほしいと切実に思う
何故かというと
これは
本当に精度の高い
言葉の件pであって
コピー写真のそれで見てはいけない
本物の
縦書きの
文字で読んでほしいと
思っても
そうはいかないのだろうね
いまどきは。

茨木のり子著『鎮魂歌』に載っています




伝えるべき沖縄であったこと

2017年07月28日 | 生活
森羅万象
神様、いる

風を見る。

また会える喜び
グレイの空

蝉の音

いつもの夏とちょっと違う
湿度?!


沖縄
地上戦
その細部の話
防空壕
その外の子供

言葉の人は
その話を
してくれた
しなやかに

日常と生活の違い

JAZZ


教え

2017年07月27日 | 生活
黄色い塩飴を
3ついただく
おいしい


涼し

アイヌのこと
東京での熊送りの儀式
山師
アイヌの人が
「風には風の神様がいる」
「水には水の」
「木には木の」
「草には草の」
森羅万象に神様がいる
と言う
アイヌの人が
そう言う時
森羅万象に神様がいる
と本気で信じられる
アイヌの人が言う言葉には
不思議な力がある

女優
満島ひかり
彼女のルーツは
奄美大島なのだという
文化人類学者との対談で
満島ひかりが言う
島に戻ると
そこのおばあさんが
「あなたは都会の気がいっぱいだから明日の明け方、裸になって海でおよいでらっしゃい。誰もいないし、そうすると都会の気が落ちるから」
そこのおばあさんはこうも言うのだそう。
「あなたはこの部屋で寝なさい」
と。
すると満島はその夜
白い大きな犬、
犬神様の夢を見る。
おばあさんに言う。
「大きな白い犬神様の夢を見ました」
すると
「そう。見た?」
と当たり前のように答えたのだそう。
その夢を見ることがわかっている風に。

満島はとある場所を舞台にした
役を演じるにあたって
現地に行って
そこの人たちと5分手を握り合うのだそう。
すると
相手の手から
何か違ったものが流れてくるのが判るのだそう。
女優満島ひかりの
知性と教養
霊性には
驚くばかり

そして
アイヌの主にも
満島ひかりにも
何かをもらう感覚。


午後
やむ
凪と書きたいけれど
ここは海じゃないので
凪と書きたいけれど

蒸し暑い

木に願う朝

あれだけの虐殺をした
ナチズムについて考えていた
ある思考の線がつながった
思考と思考が電流によって
つながってゆく瞬間の戸惑いと驚きと閃きと喜び

もう少し
詩集(まだ未読だと思う石垣りんの詩集、詩論、茨木のり子の未読の詩集、詩論を図書館で探して)
を読んでから
いよいよというか
ブックオフで仕入れた
脳科学者
中野信子を読みたい

中野信子は
今や
脳科学に興味がないのだという
震災のあとに戦争が起きる
という説は以前から聞いていたけれど
それを解明したい
戦争を回避するために
科学で人間を解析してゆくのが
これからの課題だという

311の時
日本人は助け合った
助け合おうとした
1つになって
乗り切ろうとみんなが思った
それと同時に
1つになることへの危惧
それは集団化すると
仮想敵を作るのだという
それは一番近い国だという
その思考システムを徹底的に解析、分析して
人類が争わないようにするためには
どうしたらいいのかを
これからやってゆくのだという
その話を聞いただけで
彼女の著書を読みたくなった
図書館の予約数がすごいので
あきらめて
ブックオフで買った二冊





詩の三行

2017年07月26日 | 読書
詩集を読んでいると
バキッと
はまる言葉がある
それは
谷川俊太郎著『詩に就いて』の中の『隙間』
という作品の三行



  わたしたちはこうして生きているのだ
  心配事を抱えながら
  束の間幸せになりながら


谷川俊太郎はいくつだろう
そんなことをふと思う



読者は必死に本の中に自分を見つけようとする
歌でも
絵でも
音楽でも
映画でも
写真でも
そこに
自分を必死に探している

件pだけじゃない
誰かとしゃべっている時も
相手の言葉の中に
自分を必死で見つけようとして
安心しようとするのが
人間の本質である
「同じだ」
と思った瞬間
共感と親しみを感じる

その線上先には
避けては通れない
差別もまた
横たわっているのだ

「自分とは違う」
と思った時
警戒と不審と敵視が起きる
差別が生まれ
その先に
差別への思慮が起こり
「自分とは違う何か」

経験の中に取り入れてゆき
自分とは違う何かが
自分の生命を脅かさないと確信すると
受け入れが起こり
融和する

融和した自身と同じものを
また探し出す

その繰り返し








ストレスでぐらっときた

2017年07月23日 | 生活
終日ダウン
ふらふら

どうしてもしなくちゃいけない
食材買い
雨が降る前に

急いで行って

結局
天気予報の雨は降らず

帰宅すると
体がぐらっとゆれた
危ない
と思って
ごはんを食べて
ずっと眠る

何もできず
たくさん寝る