kotoba日記                     小久保圭介

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みどりの人たち

2016年06月30日 | 生活




(画像はネットから拝借 自身のガラケー写真 PC取り込み不可のため)

モンステラ

いう

台所に置いてある

上飯田という
大好きな町
できれば住みたい町

大きなショッピングセンターで
モンステラ
二株で格安
肝心のヘッドホーンは
見当たらず
案外
こんなところに
モンステラ

上飯田は
多国籍で
南国的
モンステラもある
生活必需品は安く
どんどん庵もある

モンステラを
自転車の前かごに入れ
家に帰ってベランダで
あまっている鉢に土を入れ
株分ける

これで二鉢のモンステラ
できあがり

二階で育て
合計三株

台所で育つモンステラ
ぐんぐん伸び
「ジャングルですか」
と言われるほど
居間にたくさんある
他の観葉植物も
今年はすごく大きくなって
うれしい

サボテン
観音
仏丹
パキラ
ャgス(カーペットに根を張り 壁をつたう)
ゴムの木
ユッカ
あと名前を知らぬ
二つのみどり

ジャングルですか

つまりは
助けてもらっている
だから
水やり
枯葉落とし
ぐんぐん伸びる
声もかける
「遠慮せんともっと大きいなってな」
さらに大きくなる

つまりは
助けてもらっている

みどりの人たち


まぐろ

2016年06月29日 | 生活
元気寿司
「まぐろが食べたい」
などと言う
「まぐろが一番」
と誰かも言っていた

新幹線と
確か赤い乗り物

乗って
まぐろの皿が
やってきて
ボタンを押して
新幹線と
確か赤い乗り物は
戻ってゆく

生姜を盛り
緑茶を入れ
ウェットティッシュで
手を拭いて
「今度は自分でやりたい」
とタッチパネルを触る
「ここを押して」
と言うと
そこを押す
「今度はここを」
と言うと
そこを押す
「ご注文」
を押す

そんなには食べられないので
やすくつくのがありがたい
「まぐろを食べたい」
また
まぐろをタッチパネルで
注文する
「はあー」
と言う

夏向けの名前の
喫茶店に入り
コーヒーを飲む
むずかしい話をされ
むずかしい答えを言う
むずかしいと
むずかしいが
キャッチボールされて
結局
何が言いたかったのか
何を伝えたのか
わからない
言語ゲームは
いつも空虚
将棋も
こんな風なんだろうか


静かな家に戻り
ホッと
息を出す
緑に触り
はじめて
今日の
言葉を
やっとの思いで
得る

自然界からの
言葉に
耳を
澄ます

山に行きたい

そうか
まぐろは
回遊魚
泳いでいないと
生きられない





散歩は散歩

2016年06月29日 | 生活
散歩なんて
久しぶり
歩くの
大好きだったのに
労働で疲れて
歩く元気がなかった

この数日
静かにしていて
歩きたいと思い
歩きはじめて
すぐ

喜ぶのが判る

正直

草を見
ハーブ―が生えていて
「お好きなだけ摘んでいってください」
と小さな看板が立っている
香りを調べる
鼻を近づけ
横断歩道を渡り
街路樹を見
積まれたタイヤ
歩道に敷かれた鉄板
建物と建物の間
空の具合
すれ違う人

商店街を歩いていると
以前あった建物がなくなっていて
更地になって
草が生え
何が建っていたのか
まったくわからない

交差点まで行って
わずかな野菜を買い
違う歩道を通って
家に帰る

散歩は楽し
どこまでも
歩いてゆきたい
体がそういうのだし

何より
たくさん落ちて
たくさん浮かぶ
散歩の効用
恐るべき

一時間歩いて
まだ歩いていきたい


トマト

2016年06月26日 | 生活
その人は
階段をのぼり
歩き
話し
道を曲がり
階段をのぼり
ドアをあけ
案内され
皿を並べ
水を飲み
食べ
少し話し
歯を黒くし
ハチミツを舐め
歩き
交差点を渡り
また階段をのぼり
座り
コーヒーを飲んで
泣き
話し
怒り
泣き
息を出し
もう一杯
コーヒーを飲み
階段をおり
歩いていった

財布の中のレシートに書き入れた
買い出しメモ
トマトをあきらめ
合理的に
買い物を終え
わたし
家へ帰った

トマトが
高い




2045

2016年06月25日 | 生活
集う人々

ソファーがいいね

タブレットやスマホ
用途に応じて
ねじり鉢巻き

ナントカ
用途に応じて

わたしたち
すでに人工知能に振り回され
うまくゆかず
スマホの画面を
叩いている人も
見たことがある

あれは正しい人間の行為

2045
シンギュラリティー

ご飯
お茶を飲み
笑い
見入って
シンギュラリティーへの道に
否応なく
立っている



労働場

2016年06月24日 | 生活
一年強
お世話になった
労働場

まだ残る方々に
「ありがとうございました」

何度も言う
何度も、何度も

ガラケーで
労働場の緑の柵を
黄土の袋を
道を
撮る

あまりにも
お世話になった方
遠くから
何でもない普通の帰宅と同じように
何でもないように
そっと手を振り
頭をわずかに下げ
何でもないように
さすがに
お別れは
ちょっとね
さびしくて
ちょっとね

どれだけ
助けてもらっただろう
どれだけ
笑わせてもらっただろう

ありがとうございました
と胸に響かせ
何でもないように
そっと手をあげ
何でもないように
道路を挟んで
ペダルを漕いで
すぐに左に折れ
姿を隠す

思いが強いと
言葉にならない

誰かが言っていた

わたし
幸せ
お会いできて
本当に
ありがとう




5人

2016年06月22日 | 生活
ひととき
5人で

なまこ
母の膝

二カ月の子

童顔

桃の木
その緑


冷房

思い出
あの冬の
公園の
白い5つの実
彼を持ちあげて
その実
きゃっきゃっと
もぎ取り
寒い冬の公園
彼だけが
ぎゃはは
と笑って
陽光



2016年06月01日 | 生活
桃を持った男が
西へ向かった

朝は少し寒くて

木の幹に巻かれた布は
防寒の役目かと思っていたのだけれど
違うみたいです

植えられたばかりの
大きな木は
幹から水が蒸発しないように
というために
布で巻かれてあるそうです。

布は自然にはがれるようになっている、

九州は鹿児島から木は大型トラックに積まれ
大阪までフェリーできます
それから
陸路でここまでやってきたそうです

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八ヶ岳の歌
アイスクリーム