kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

地球に治してもらう

2013年07月31日 | 生活
風邪は治ったのに、
咳が残っています。
日陰がある労働場だったので、
助かりました。
偶然、よく知っている石屋さんに、
道でばったり会いました。
「風邪は治ったんだけれど、咳がまださあ」
と言うと、
石屋さんは、自身の買い物と一緒に、
のど飴を買ってきてくれました。
思ってもみなかったので、
とてもうれしかったです。

身心ともに疲れがひどく、
兄からの助言は、
「地球に治してもらえ」
という内容でした。
人間は地球に生まれ、
他の星では住めない。
人間は地球の重力で生きているのだから、
体を動かせば動かすほど、
地球に遊んでもらっているんだ。
体を動かし、
地球との交換が多くなると、
自浄能力が高くなる。
お前は、一度、
地球の重力からはなれて、
海に浮かんでこい。
すると、
いつもとは違う重力になるから、
体がよりこの星の力に、
目覚めることになる。

原始に帰る、自然ということを、
俺のまわりのひとたちが、
気づきはじめている。

と、兄は言いました。

兄は子供相手のプリミティブな労働を、
生業としていて、
高ストレス社会にさらされている子供たちを、
懸命に、自然の営みに、
戻すような授業を持っています。

「病気は地球に治してもらう」
その言葉は、
今まで兄が発言したどんな言葉よりも、
僕に響きました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気温差

2013年07月29日 | 生活
今日は一日中、
雨が降っていました。
強い雨です。

休憩場にゆくと、
冷房が入っていました。
カッパを着て、
汗をかいているので、
Tシャツを着替えました。
寒いな、と思って、
上着を着て、
常備しているマフラーを、
首に巻くと、
やっと寒くなくなりました。
職人さんも寒いとみえて、
冷房を切りました。
こんな気温差は、
キツイです。

街は、お祭りのあとで、
とても汚れていました。
ごみが散々していて、
激しい雨が降っていました。

暑いのか寒いのか、
変な天気で、
ぐったりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糸車

2013年07月28日 | 生活




糸車
いつも外から
眺めていた
機織り工場(こうば)
小さな工場

カタカタと音を出して
紡ぐ糸の
図柄までの行き道
図柄をほどき
また糸車に戻る

そのような
永劫回帰を
藤井貞和さんの
詩集「人間のシンャWウム」の中の
最後の詩
「輪廻 縺れた糸を解く呪歌」「糸車」という詩は
言っているのだろうか

ともかく
この写真に撮った
糸車の前を通るたび
僕は藤井貞和の詩を
思い出す
また図書館で
借りて
読みたい
と思う

糸車
ここらは
繊維の町で
氏神さまも
機織りのかみさまです

古い朽ち果てそうな
民家の大部屋に
繊維工
糸車がある

宇宙の先に
糸車があったら
そこから紡ぐ
森羅万象
人の心まで
宇宙の先の
糸車から
カタカタと音を出して
わたしたち
図柄で生きている
いつかほどけて
糸車に帰る
織る人は誰?
繊維工

あなたは誰の羽織物
いえいえ
誰の物でもありません
糸車から
カタカタと音を出して
紡がれるだけ
ただ紡がれるだけ
ほどけては
また紡ぐだけ

見えぬ糸が天空を
ゆらゆらと
ほら
またあなたの心
繋いだ
きれいな絵柄ができるまで
紡いでほどいて
紡いでほどいて
カタカタと
音を出す
糸車


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スズキさん

2013年07月27日 | 生活
スズキさんは
口べた
思っていることの
半分も
話してはいず
ただ
懸命に話そうとしている
僕は聞く
彼の目を

目は口ほどに物を言う
と言うけれど
本当だろうか
彼の目を見ても
僕には何も聞こえない

スズキさんは
話す
半分だけ
半分未満かも知れず
十分かも知れない
真面目で
不器用

けれど
誠実な言葉は
彼の内臓から脈打ち
口先で果てる
気団に消えぬよう
ひと言も
こぼさぬよう
僕は聞き
彼の目を見る
彼の真面目は
美しく
ビルの谷間で
息をする
その息を
私は知った
気団に消えぬよう
まっすぐで
少ない単語と
息のいっぱい詰まった
本物の言葉を
知った

息と
目を
こぼさぬよう
わずかでも
こぼさぬよう
誠実な魂の
言葉を
わずかでも
こぼしてはいけない
これは耳を持つ者の
責務だ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨を見る

2013年07月26日 | 生活
         

         


雨風
雨の始まり
大粒
遠雷

この世に生まれ
雨を見ている


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニガウリ

2013年07月24日 | 生活

きゅうり
天の蛇口が開いている(オジ発す)
ゴーヤの赤ちゃん(オジ発す)
ニガウリ
トマト
ピーマン


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天津memo

2013年07月23日 | 生活



階段
糸杉
交差点
「とうさん、ねえこれが人生というものなのでしょうか」(geji)
高田渡的に会う

黒い犬
と、

南に向かった

バス停
い眠り

雨が当たる窓
たかのさんのワイパー

体操の気持ちよさ


---

難破船を探す旅の予定
宝探しの旅の予定
「口をつぐめば、魂は守られる、聖書だ」
と琉球について、話を聞きながら、
メモを取る。

暑くもなく寒くもなく
良い風が
暑さを飛ばし
グレイの雲は、
ゆっくり、北西に向かった

---

行軍、おとうさん
ビルマ→天津(6000キロ)

九州 → 北海道(2000キロ)

転進(撤退)

命の時代

初めて銃声を聞いた、天津
八路、八連隊(京都)

陽の中、
蝶、舞う

台南 → 日本の生活
台湾 → 高砂族

からっとしていて、
風もあって、
気持ちいい暑さ

歌が生まれる時
天津、難破船

口ずさむ歌、
蛙、自転車、

奈良
鹿を食う


くもり空

池に浮かぶ緑の藻
おはよう
ありがとう
ごくろうさま

様々な人
さくら
自転車置き場
石の山

天津、難破船

つつじ
杉の木

梟(ふくろう)の青
白い壁
あめあがり
微風
良い空気

初めて聞く銃声
天津

水たまりの横をゆっくりと
もどってゆく老夫婦
6000キロの旅路

左手に宇宙の本
右手に青い傘
男は難破船に乗って
宝を探す

妻は杖
夫は左側
ビルマ
命の汗粒

つばめ、
飛ぶ

手を繋いで
歩いていった
それを見ていた
銃声から遠く
夜の灯
交差している
点滅している
気団


---

蒸し暑きビルマ

池、
亀がたくさんいる
石の上で甲羅干し

無蓋列車
天津

橋の欄干
雀が横並び、12,14,
緑、多々
アメンボー
ばちゃばちゃ音
振り返るとカモ
きりたんぽ
多々

おじいさんは青色の傘を杖にして
西に向かった
初めて

銃声
を聞いた天津

---

森から聞こえる
蝉の叫び
大陸の風の中で彼は
無蓋列車

朝の風
影だ
風だ
ビル風だ
古風のビルマ、天津、
命がけの旅、
難破船、宝

「ここまでは遠い」
time after time

虹についての会話
「目に勝るレンズなし」

自然界、雲、草、
その写真のピンナップ、
給水塔、
cafe、
休日の散歩、
写、
「装飾された言葉」(新しい小島信夫著「残光」論)
高橋源一郎も吉増剛造も、
「残光」について、
<飽くことなく>、
と発す。

「今日は暑いですねー」
「暑いねー」
風、吹く
草抜き男登場、
陽、
迫り来る風

バイクの数だけ人がいる
自転車の数だけ人がいる
「ちんちこちんになっているだろうね、車は」
「そうですね」
ちんちこちん、
という発語を、
壁に
書く

(かみさま?)
空でてかてか笑う人

階下で眠る人たち
夜になって
良い夢だけを
抜き取って
朝一で売る夢売り人
レンコンと横に並ぶ
人の夢
「いくら?」
「200円」
「じゃあ二つ」
「はい」
夢を売る
夢を買う
夢を抱え
道を戻り
夢を煮て
食う

マリー
タミオ

並木道を車が通る
この道をまっすぐ行ったところ
思いはあった

風が来る
木の陰の幸
福江のよう
奇蹟の蝉が叫ぶ
カトウノオジ

彼は
樫の木のような
硬い幹で
時に
わたしをもたれさせ
その木陰で
休ませてくれる

彼女は純水のような
おいしい水で
乾いた口をうるおわせ
体の中を水が循環して
体を治してくれる

gejiさん
gejiさん
「とうさん、ねえこれが人生というものでしょうか」

gejiさんは空よりもっと遠くから
歌う

今、熊野。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大好き

2013年07月21日 | 謎のカテゴリー
吉増剛造′術家、現存する詩人。

2011年10月3日、
僕は名古屋の千種正文館で、
吉増剛造に会った。
はじめて会った。
ずっと会いたかった。
10年会いたかった。
夢が叶った。
長い時間の映像作品の上映と、
フィルムをまわしながらの、
暗がりの中での、
吉増さんの話、それは言葉。
重要な言葉がたくさんあって、
その一つを拾って、
僕は小説を書く、
初期衝動とした。

少し、話もした。
願いは、
吉増さんに、
作品「宮熊」を、
先日書いた新作
「さびしい心で生きる者たち」を、
読んでもらうこと。
それが僕の願い。
あの目で、
僕の書いた言葉が、
見られ、頭の中で、
読まれることが、
あるだろうか。
あってほしいと、
心底、願っています。
きっと、
吉増さんなら、
喜んでくれるような、
字面から目をあげて、
何かを思ってくれるかも、
しれないから。
そんな、
気がするから。

現存する件p家、
吉増剛造さんです。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする