KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

社会科と図工教育の充実を!

2009-08-02 23:45:26 | Railway&RailwayModels

 きょうは年に一度の、「夏休み工作教室」の日でした。

 これは毎年、実家近くの多摩市民館にて、鉄道模型ジオラマを作ろうというもので、今年で5年目になる、かなり息の長い企画です。そのため今年も応募者が殺到したそうで、抽選で選ばれた20数名のちびっ子とその保護者さんが参加されました。

 初心者向けの簡単な情景組立と、上級者向けの本格的路面モジュールの製作の2コースあり、ぼくは今年も上級者コースのサポート役をかってでたわけで。しかし年々、参加者の作りたいテーマが高度化してきていて、路面と畑を作りたいとか、高架線を作りたいとか・・・。コレって1日でできるのか?今年はホントに不安になった。

が、そこはちびっ子諸氏、夏休みの宿題よろしく、お父さんお母さんの力も借りてどんどん仕上げていく。

Img_33151

そして時間ギリギリになってようやく完成。

Img_33211

試運転も問題なかった、いや~よかった。

 とはいえ、気にしていた点が今年も出てきた。去年も書いたと思うのだが、今年も書いておく。

 それは、参加されたある保護者さんとの話の中で、工具(ニッパ、カッターナイフ)を扱ったことのない子供が非常に増えたなと感じていて、その方に聞くと、いま学校ではカッターナイフは扱ってはいけないという。そうなのか?

 またそういえば、ある番組で、図画工作の時間が昔に比べて減ってきている、というニュースも聞いた。

 それと、路面モジュールの製作についても、じつは自分が何を作りたいのか、ほぼ頭真っ白の状態で参加された子供もいて、見本として過去に自分達がつくったモジュールを見せてようやくインスピレーションを働かせたり、切る箇所がわからなくて右往左往したり、そんな光景をよく目にした。

 工作教室ゆえ、工作力もさることながら、ものを観る、文字通り「観察力」が必要なんだ、ということをあらためて感じた。そして、そのためにはどうしても、「図画工作」は時間を増やして(特に工作の時間を!)、できれば最低限カッターナイフの使い方は教えて欲しいと願う。

 あと「社会科」も。とくに街を作りたい、と思うならば、自分の住む家の周辺や学校の周辺、駅前の様子とかをとにかく「観察」してほしい。小学校時代に使うであろう、地域に特化した「副読本」がもしあれば、それはなにより貴重な資料となりうるので、授業で使わなくなっても捨てないで欲しい。

 お話をした保護者の子供さんの得意教科は「社会」と「図工」なんだそうな。ならば、来年また同じ企画があったなら、今度はわれら上級コースに参加されてはどうだろうか・・・なんて甘い誘惑しつつ、今日はおしまい!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする