この踏切はよく知っている。毎月通う耳鼻科のすぐ近くにあるし、渡ったことも何度もある。
特に下り電車の場合は、この踏切あたりから駅に止まるためのブレーキをかけるため、かなり高速ですっ飛ばしてくる。
しかしこの亡くなられた方には申し訳ないが、線路内に閉じ込められた人を助けるのに、ほかの方法は思いつかなかったのだろうか?
ほとんどの踏切がそうであるように、障害物を感知するセンサーがあり、また、踏切の外にも非常用の押しボタンがあり、周囲の列車を停止させることができる。それ以前に、遮断機が降りたら絶対中に入ってはいけないことも常識としてあるはずだ。
それを知ってたのか否か、それ以上に人助けをするという強い正義感がはたらいたのか、結果として悲劇を招いてしまったことについては、ただただ残念無念、お気の毒という言葉しか浮かばない。
だから今回のことについて、勇気ある行動、とか、正義感が強い、といって持ち上げているコメントには違和感を覚えてならない。
線路に人、助けなきゃ…間に合わず女性ひかれる(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131001-OYT1T01077.htm?from=tw