Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ミッションのギアケースの製作Ver.3

2015-07-19 21:41:04 | Bugatti Type57SC Atlantic
関東方面は梅雨明けした様ですね~。
今日も暑いのでしょうか??

山陰は本日はまだ雲が多くスッキリとした空模様では無いですね~
明日からは天気が安定すると思いますので山陰も明日には梅雨明けするのではないでしょうか・・・

朝は雨が降っていましたので作業用の服を持ってこなかったので外での作業は無しで本日はいきなり製作を開始しています。
ビアンキの方ですが製作の変更の希望が有りまして大きくは変わらないのですが一般販売前のプレ仕様と言うべきレアな仕様に変更されました。
大きく変わる事は無いのですが、塗色とかは違いますね。
これから吟味をしてゆく事になりそうです。


さてアトランティックですが相変わらずミッションのギアケースの後側を作っています。
昨日まで割り出し円テーブルを使って穴を開ける作業をしていましたがその中で作った5mmの丸棒に0.8mmの穴を4つ開けた物の外周を削っています。
この部品は素材違いで2種類準備しています。
一つはミッションのギアケースと同じく洋白素材の物もう一つは真鍮の物ですね。
洋白の物は基本的にはギアケースの後側に一体になっているベアリングを納めている部分でして、真鍮の方はそのベアリングケースの蓋になります。
どうやら実車がこの様な素材の物を使っているらしく私も素材を変更してみました。
外周を削ってゆきますと4つの穴にかかってきますので穴の1/3程を削りましたら旋盤を止めます。

穴の1/3を削っていますが残りの溝が2/3有りますから真鍮のパイプをこの部分に挿入致しまして丸いケースの飛び出しているビス穴を表現しています。

溝にパイプを嵌め込むと書いていますが穴を1/3程度削っていますので嵌め込みはちょっときつめになっていますがこの様にラジオペンチで少しつまんでやりますとパチ!と言う音と共にパイプが溝にはまり込みます。

ハンダをしなくても外れる事は無いのですがこの後これをスライスしなければなりませんのでここはハンダを流しておきます
ハンダはしっかりと熱を移してハンダがしっかりと流れるようにしておきます。

しっかりとハンダを流しておきますとハンダ自体の厚みはほんの少しなのですがそれでもやっぱりハンダが残りますからリューターにワイヤーブラシを付けておいて磨きますと綺麗になりますね。

いよいよスライスします
まずは洋白素材の物からですね~厚みは1.0mm程ですね。
これはギアケース側に付く物です

これがスライスした部品ですね
パイプの4つの穴の大きさは0.4mm、中心のは1.0mmですね
厚みは0.8mm程です

次は真鍮素材の物ですが大きさは先程の洋白の物と全く変わりません。指と比較しますとこんなに小さいのです。

真鍮素材のベアリングカバーはこんな感じですね
単品で見ると真鍮で出来ている事が分りますが洋白と一緒に見ますと洋白の様にも見えてしまいます

次は3つ穴の真鍮丸棒を加工します
余分な部分を3mmのエンドミルで切削します

コチラは丸い強化ゴムで出来ているジョイントのラバーですね。
後ろと前からボルトが入りますから6本のボルトが付くようにいたしましょう。

そしてこのヒトデの様な物はジョイントのラバーの前側に付く部品ですね

コチラが後ろ側です。
この後ろ側の部品はプロペラシャフトの後ろ側にも2個付きます。

部品の表側と裏側に僅かなカエリが付いていますので400番程のペーパーで軽く削って仕上げておきましょう

いよいよ部品が全部揃いましたので仮組をしてゆかないといけないですね。
ジョイント部分ですがこんな感じになっています手前側の少し太い部分はプロペラシャフトの部分ですね。

削ったばかりのぶぶんなのでそれでも綺麗に仕上げたいのですが・・・
これもまた削ったばかりの部分にクラッチケースや走る為の道具を差し込んで仮組をしますと結構格好が良いですね。

シャーシの上に仮置きしてみますとこれもなかなか格好がいいじゃ有りませんか!?


Paddock 1/43CourageC36 24heures du Mans 1997 No.9

2015-07-19 10:18:47 | 最近手に入れたキットのご紹介
先ほどご紹介したC50は1998年のCourageでしてこちらはその前年の1997年の車です。
こちらはRefが002になっていますので1年に1個しかキットを出さなかったのかな??
まあそれはそれとしてではRefが001番は何だったんんでしょう??と新たな疑問が・・・他に古いパドックのキット(ブルーの箱になる前のと言う意味)は確かジャガーXJ-13とか250TRIとかを持っていたはずだけど・・・それのどちらかかな~??

記憶によればC36のキットは未だかつて買った事が無く見た事も無かったはずなのですが・・・
ボディは先ほどのC50に比べますと少し短い感じですね~
どことなく寸詰まりな印象です・・・実車がそうなら仕方が無いですね。
基本的な作りも同じです、両方のキットに言える事なのですがせっかくフロントホイールの上側をエッチングにしているのですからその下側はエッチングを取付ける縁を残して穴を開けておいて欲しかったですね~。
プロフェッショナルから見ればここは絶対に穴を開ける部分ですし、私にとって穴を開ける事は全く難しい事では無い(基本工作の範疇ですよね)ですが初めて作られる方にとっては穴を開けて良いのやらいけないのやらよくわからない・・・タミヤのプラモ並みに親切にと言うのは難しいかもしれないけど穴を開ける指示をインストにしておくとか・・・方法は有ったと思います。
とにかく1/43が特別の物じゃなく誰にでも有る程度フレンドリーな存在であって欲しいのです。
後それを昇華させるのはプロの仕事ではないかと・・・久々に語ってみました(笑)
いつもならスルッと流す程度に紹介するんですけどね・・・個人のブログなんだから公序良俗に反しない程度の毒舌は許して欲しいな~(またまた・・・笑)

部品構成もC50と同じ・・・というかこっちが先だからC50はこれと同じと言うのが正解か!
ただしデカールはこれもまた派手な塗り分けですね~
ボディ形状は今のルマンカーと比べると大人しい物だけど・・・カラーリングは特徴的で楽しいですね。
こんなカラーリングだと作って飾っておいても目立つし格好が良いんじゃないかな~。

このキットにはボディカラーのサンプルは無いですがベースカラーはホワイトなので迷う事も無いという事でしょうね。


それにしてもこのキットもまた1万円を切る価格での落札になってしまいました。
最終日の終了まではまだ時間の有る・・・と言う様なタイミングでの入札でしたが誰も応札が無くそのまま落札でした。
皆さんこのキットは作ったら凄く楽しいですよ・・・安く入手出来たのは嬉しいけど余り評価されていないのは大変残念ですね、模型映えは最高のキットなのに・・・(笑)

Paddock 1/43CourageC50 24heures du Mans 1998 No.24 AM.PM

2015-07-19 09:38:23 | 最近手に入れたキットのご紹介
パドックのキットと言いますとAMRのルフ氏譲り(!?)のボリューム感溢れる原型がイメージですが今回はこのキットをお譲り頂きました。
外箱はこんな感じです・・・
このパドックのキットの箱はちょっと変わっていまして蓋が簡単に開かない様に中央部分の一部を蓋に差し込んであるのですがこの部分の傷みはしょうがないでしょうね~。汚れたり段ボールが潰れたりしています。
日焼けも少ないし印刷の退色も少ないので保管状況はよかったと思うのですが・・・
まあ私は外箱のコンディションよりも中身に興味が有りますからどちらでも良いのです。

Courage No.24 AM.PMと言いますと今の若い方は知っておられるかどうかわかりませんがAM/PMというコンビニが有りましたね。
島根の田舎には無かったのですが関東方面に出ますと常宿にしているビジネスホテルの近くに有りましたこのコンビニには良く行きました。
何やら伊藤忠商事が買収したらしく今はファミマになっているらしい・・・詳しくはこちらに・・・(笑)
ではこの車が何故キットになったのか・・・多分このカラーリングのせいかな!
実は以前キットが入手出来なくてジャンク品を買った事が有りましてね~この花柄のカラーリングはルマン24時間でもかなり目立ったのではないかと・・・

ボディ単体ではわかり難いかもしれませんが全体に大きめで堂々とした風格さえ感じますね(笑)

構成はエッチング/メタルパーツ/タイヤホイール/デカールと比較的新しいメタルキットとしては標準的な構成ですね。
ただしホイールアーチ上側のフィンとかはエッチングをうまく使って薄い感じを出すのに配慮された物となっています。
デカールは多色刷りの物ですが花の部分の表現が奇麗では無く少し印刷が荒いのは当時のデカール印刷屋さんの問題かな~
とにかくこのデカールが有るからスキャンして透明なデカールにレーザープリンターで印刷すればジャンクの完成品も蘇るのでは無いかな~。
もちろんその場合はゼッケンや透け止めの白デカールはアルプスで印刷しておく事が必要ですが・・・

インストはこんな感じです
Ref番号が003である事からウェーバーさんも力を入れてキットを作ったんでしょうね~
インストにはこのボディカラーであるブルーの色見本も付属していますね~


それにしてもこんな良いキットが一万円を切るお値段で私一人しか入札が無いなんて・・・私は嬉しいですが・・・勿体無くないですか!?(笑)

ミッションのギアケースの製作Ver.2

2015-07-18 23:10:13 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は台風一過で良い天気になるかと思っていたら午前中は鉛色の雲が厚くたれ込めて午後からは少し雲も薄くなって来たようですね。
明日は梅雨明けかな?
それとも台風12号が過ぎてからでしょうか??
この数日台風の為に畑にでていませんでしたので本日最初の仕事は台風の為に倒れてしまったバラのシュートを処理したり新たに支柱を立てて結び直したり・・・
野菜の収穫に回ったり・・・トマト・キュウリ・オクラ・イチジク・茄子・ズッキーニ・ブルーベリー・ブラックベリーなどを収穫しました。
夏の恵み・・・と言った所でしょうか!?

さて製作にかかりましょう。
本日もミッションのギアケースの製作なのですがギアケース自体はもう出来ていますのでその後ろ側に有るベアリングケースやシフトフォークの後端部とか動力のアウトプット付近の部品を作ってゆきましょう。
実車の画像を見ますとどうやらいくつかの種類が有るのか他の画像(同じブガッティの)が紛れ込んでいるのか少し構造が違う物も有るようです。
一番画像が多いシフトフォークの作動用のシャフトが3本見えていてその下にプロペラシャフトのアウトプットが出ていてその下はベアリングカバーになっているタイプの物を作ってみましょう。
昨日ギアケースを作った材料が残っていますがこれは組み立てる時に全ての部品が一直線上に並ぶように中心に1.0mmの穴が空いているものですね。
一番後ろ側のカバーを作りたいのですがこれもまた位置関係が狂わないようにこの昨日の残りの材料から削り出してゆきます。
中心の穴の他に4つの穴を開けました、上の3個はシフトフォークの作動用、一番下はベアリングカバー用ですね。

余分な部分の肉をフライスで削っています実際にはこの部分はギアケースの後ろ側に一体になっていますが一体の削り出しでは綺麗に作れないので分割にして作っています。

実物はフライスで削ったように角が有る訳では有りませんのでペーパーやヤスリを使いまして角を落としておきます。

次に旋盤で厚さ0.5mmにスライスして・・・

数日前から作った部品を1.0mmの洋白線に通してみますとこんな感じになります・・・良い感じだ!

そして何やらまた穴をあけています。
この部品はアウトプット様のベアリングとオイルシールを納めているケースになりますね。
CMCのエンジン完成品を見ますとどうやら真鍮製のようです。
穴は0.8mmを4カ所で割り出し円テーブルを使って位置決めをして穴をあけています。

次はミッションのアウトプットからプロペラシャフトとの間に有るラバージョイントですね。
アウトプット側3カ所、プロペラシャフト側3カ所のボルトで結合されますのでこのジョイントには6個の穴が開けてあります。
しかもアウトプット側プロペラシャフト側のボルト位置を合わせたいので同時に作業をしておく必要があるのです。
コチラは4mmの真鍮丸棒に6個の0.5mmの穴をあけています
これもまた割り出しテーブルを使って穴をあけています、5台分なので10個の部品を作らなければなりません。

本日の製作時間の大部分はこの穴開けに費やされました
割り出しテーブルでの位置関係を変えたく無いので一緒に作業を進める必要が有りますし穴が0.5mmと細いので慎重な穴開け作業が要求されますので時間がかなり掛かりましたね・・・明日はこの続きからですね。

ミッションのギアケースの製作

2015-07-17 18:53:03 | Bugatti Type57SC Atlantic
数日前に一通のはがきが来ました。
開店当時にお越しになられたお客様で京都在住のT中さんからでした。
私よりかなり年上のはずでして・・・多分60代後半か?(失礼!)
T中さんは大型バイクで日本全国を旅行されるのが趣味なんですね~
年賀状と暑中見舞いは毎年欠かさず頂きます・・・
今回も鳴門の渦潮や経ヶ崎(京都)室戸岬(高知)佐田岬(愛媛)とあちらこちらに行かれた様ですね。
私はなかなかバイクや車で旅をする事が出来なくなっていますのでちょっと羨ましいですね~

私も348Zagatoがもしも本当に来たらちょっと北海道まで出かけてみたいですね~
そうそう先日BSでミッレミリアをクラシックカーが走る番組をしていたのですが、古いクラシックカーを惜しげも無く乗って旅をする・・・そんな旅も良いかな~なんて思っています。
確かに貴重な車ですので大切にしないといけないから雨の日には乗って出ないのもわかりますが・・・毎日通勤で使う訳では無いですからね~。
Kさん僕は北海道に行けるでしょうか??

まだ今年中に足摺岬に行かれる予定とか・・・
T中さん、いつまでも元気で旅を楽しんで下さいね~。


さていよいよ本日は当地に台風がやってきます。
朝から雨と風が強いですね~

Yahooの天気予報をみますと午前11時現在岡山県新見市付近に有りますね~
真っすぐこっちに向かって来ています・・・やだな~。


しかし・・・何だか屋外が静かですね・・・・?
風も無く雨もやんで・・・何で?
もう一度Yahooの天気予報を確認・・・
ギョ!こんなに近くに来ています・・・アトリエから直線距離で12~13km程でしょうか?
でも外は静かなままですね??

この後1時間半程経過して台風は無事に日本海に抜けていったらしい・・・
アトリエからその台風の方をみますと少し明るくなっています、そちらが台風の中心なんですね~。
台風も弱まっていた為か明瞭な台風の目は無かった様です。


さて本日の製作はちょっと難しい部分を予定しております。
昨日作ったクラッチケースからギアケースに至る間の部分を作ります。
クラッチケースは丸い円筒形ギアケースはどちらかと言えば四角な箱の様な物でしてそれをつなぐ形状が加工するには大変面倒な物なんです。
まずはクラッチ側の接続部分の円筒形を作ります。
直径はクラッチケースが8.5mmに対してこの部分は7.2mmですね
残りの1.5mmの部分に接続用のボルトを差し込むフランジにする訳ですね。
わからない方はこの辺りは流しておいて下さいね、いずれ見ていればわかりますから(笑)

円筒形の部分を四角なギアケースに接続する為に削ります。
この削りは丸い部分から3mmX4.8mmの長方形のギアケースにつなぐ為に円筒形の◯の部分を残しながら端を長方形になる様に削ります。
文章の表現も難しいけど削るのはもっと難しい(笑)

画像は無いですが上側の面になる部分にBUGATTIの文字が入っている四角な蓋が有りますのでそれが付く面を1.5mmのエンドミルで削っています。
そして次は凸凹しているテーパー部分を先が丸くなっている刃物を使いまして旋盤加工します。

それでも全部機械加工にならないので細かな角を丸めてゆくのは最終的に手仕事になってしまいます。
不要な角をペーパーで削って丸めております・・・実はこれが一番時間がかかっています(笑)

最後に突っ切りバイトでカットします・・・
この形状が変更になる部品ですが厚みは僅か2.5mmしか無い中での形状の変更ですからなかなか大変なのですよ(笑)

製作途中は1個しかご紹介しておりませんが・・・
必要個数は5個ですから・・・ちゃんと5個作っています(笑)

昨日作ったクラッチケースと組み合わせてみました・・・
クラッチケースと本日作った部品の直径が違いますよね
この段が出来ている部分にボルトを並べる訳ですね。

今度はギアケースですよ
6.0mmの丸棒をフライスで削って3mmX4.8mmの角棒を作ります
この時に3mmの面は2面出来ますが1面しか削りません・・・つまりもう一面は丸棒のまま残しておきます。
この丸い部分がギアケースの下側になりまして一番低い部分にドレンを付けなければなりません。
そうなんですギアオイルを抜く為に下面は丸くてオイルが抜きやすくなっているのです。

長さが5.5mmになる様に突っ切りバイトでカットします・・・。

カットした部品はこちら・・・
まだ組立ててみていないので使えるかどうかはわかりませんが・・・一応使えると信じておきましょう(笑)
ここで使えなかったら今日は眠れない夜になってしまいますから(爆)