Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日初めの更新は修理から・・・

2015-08-22 21:31:20 | その他
今日はちょっと蒸し暑かったかな~
ただお盆の前の様なムシムシした暑さでは無かったですね。
やっぱり秋が近くなっているのでしょう~。
夕方は道路脇の温度計が26℃を示していました、先日までは28℃位だったのに・・・涼しくなりました。

今日の製作はちょっとお休み(?)してお待ち頂いているミニカーの修理を行ないます。
送って頂いてから少し時間が経過してしまいましたがその訳は後でわかるかな(笑)

最初は簡単な物から・・・
トヨタS800は台座から外したら元に戻せなくなってしまった物ですね。
ミニカーの他にビスと固定用の治具と台座が送られて来ました。

こんな場合は治具をミニカーの下側に嵌めます。
ポイントはビス穴をシャーシの裏側のビス穴と治具に穴を合わせる事ですね。

次に台座のいくつか有る穴の位置関係を確認してミニカーが中央に来る様にピンを穴に差し込みます。
ビス穴にもとのビスの傷が有ればその位置で良いと思います。
これでビス止めをすれば完了ですね。

次は80スープラですね。
このスープラの修理は簡単です・・・右のミラーが外れただけですのでエポキシ系の接着剤で接着です。

次はマーク43のトヨタ2000GTですね。
お客様の希望はこの写真に有る様に再度のリアウインドウの後ろ側に小さな丸く光っているポッチを付けてほしいらしいのです。
模型的には省略される事が多いのですが・・・このお客様はメイクアップのトヨタ2000GTをお持ちなのでそのモデルにはこのポッチが付けられているのです。
ちなみにこのポッチはこの三角窓を開閉する為のステーをガラスに固定する為の金具になっています。
裏にネジが切ってありましてそれで金具にガラスと固定する様になっています。

この丸いポッチですが実際の直径は2.0cmくらいなので1/43だと約0.5mm程度になってしまう訳ですね。
0.5mmだと旋盤で切り出す訳にもゆきませんし・・・ポンチで打ち抜く訳にもいかない・・・どの様に作ろうか・・・
そうなんです、作る方法はエッチングしか無いかな~と言う事で
このエッチングは0.5mmと0.8mmの直径の物を準備してみました。
このエッチングを準備するのに時間がかかったんですよ。


取り付けますと、こんな感じになります。
使ったのは0.5mmの方です。

2000GTはちょっと高くついてしまったかもしれません・・・(笑)

エンジンの制作Ver.15

2015-08-21 21:49:29 | Bugatti Type57SC Atlantic
エンジンの制作を始めてからもう2週間経過しました・・・お盆休みも有ったのでまあ丸々では無いですけどね。
結構時間がかかっています。
今日の山陰は雨模様でした、朝起床した時はパラパラと道路が濡れた位でしたがアトリエに到着する時間になりますと既に道路は完全に濡れていました。
それから降ったり止んだりを繰り返していますが集中豪雨的には降っていないですね~。
今日は午後3時から文化協会の会報の編集委員会で出掛けなければなりませんから自ずと作業時間が少なくなってしまいます・・・ですが今月最後の雑務!?ですから・・・これが終われば後は仕事しっぱなしでOKですね(笑)

さて制作を始めなければ・・・そうでなくても時間がいつもより少ないのですから・・・。
昨日作ったカムホルダーのカバーですが試作のシリンダーヘッドに載せて接着してみました。
実際に部品を組んでみないと雰囲気がわからない場合も有りますからね~
組み立ててみる・・・これは一つの判断材料になります。

このカムカバーのボルトナットですが1基のエンジンで40個必要になります。
在庫の六角ボルトを探してみましたらどうも数が足らない様なので本日手配しておきました。
アドラーズネストさんは銀行振込なら2時までに振り込めば3時までの着金になりまして当日発送されるらしいので明日には部品が手元に到着する予定です。
取合えず準備していたボルトでカムカバー3個分のボルトがまかなえました。

そして予備の在庫を探して30分!そんなに多くの在庫がある訳では無いのですが・・・探し出しますと横道にそれちゃいましてね~ついつい時間が過ぎてしまいます。
先程の3個にプラスして2個のカムカバーが出来ました。
このアドラーズネストのボルトですが9個のボルトが1列に連結している物が5本入っています。
これだけ考えれば45本のボルトが一袋になっています、ところが六角の部分の両端にネジ部分がでている様に使う場合は端の1個はネジの部分が付いていないので使えなくなってしまうのです。
つまり一袋で40本のボルトしか使えないのです。
一袋で40本という事は一袋で1台分のカムカバーしか作る事が出来ないのです。
結構数が必要になって来ますね~。
スチール定規の裏に両面テープを使ってカムカバーを固定します・・・この状態でサンドペーパーを使って余分なボルト部分を削って揃えます。

ネジの部分を揃えたのがこれです。
六角の上にほんの僅かネジの部分が残る様に削っています。

ボルトを植えたカムカバーをエンジンに仮組しました。

まだ補機類が無いですし後ろ側のカムギアトレイン部分が無いので雰囲気が違いますね。
明日はこれを作りましょうか・・・

エンジンの制作Ver.14

2015-08-20 23:22:00 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も昨日に続きお休みを頂いています。
山陰の天気は曇り時々雨という感じですね~。
厚い雲が空の所々に有りますからいつ降って来てもおかしくはない感じですね。
まあこの雨のおかげで少し気温も下がって過ごしやすいです。
本日は夕方から安来市安全協会安来支部の総会でして今年は事情が有りまして通常の年に比べれば2ヶ月程遅れた総会です。
出席者はほとんど同じ方ばかりなのですが皆さんから会費を頂いていますので総会は開かなくてはなりません、昨年は私が司会をしたのですが・・・今年は・・・?
今の時点で依頼されていないから安心して参加出来そうですね(笑)
・・・そう甘くはなったですね~先程総会から帰って来ましたが会場でいきなり指名されて司会をして来ました。
多少トラブルが有りましたが、何とか収拾して無事に総会を終了致しました。


お休みでは有りますが・・・本日は少し遅めに出勤して制作は続けております。
何としてもエンジン部分を忘れないうちに有る程度形にしておきたいのです。
その為には他の事を後回しにさせて頂いております・・・(笑)近い内に追いつきますから今しばらくお待ちを・・・(爆)
一昨日1.0mmの洋白板を2枚合わせた物を削って2.0mmx2.0mmの角線を作りましたが今日はその切り口を揃える事から始めました。
まあこれもフライスで削るだけなんですけどね。
長さはシリンダーと同じ様に18.9mmの長さにしておきました。

次はカムホルダーの蓋を留める為のボルト/ナットの為の穴をあけておきます
と書けば簡単そうなんですがこれを揃えて開口しようとしますとかなり大変な作業になります。
エンジンのこの部分はボンネットを開けた時に大変良く見える為に揃えて開口する事が必要なんです。
フライスで9個の穴を2列で・・・穴の間隔は2.0mmにしています。

穴を開けたカムカバーはこんな感じですよ・・・穴の位置が揃っていると見た目が良いですね。
フライスが有るとこんな場合は大変楽ですね、手で開けたらこんなに揃えて穴を開けるのは出来ない作業なんですよ。穴を開けたら熱いハンダゴテを当てて分解します。

中にはこんなミスも・・・
わかります?
穴を開ける面を90度間違えてしまいましてね洋白板の厚みの部分に0.4mmの穴をあけてしまいました・・・こんな難しい事がよく出来ましたね~自分でも感心です・・・だけど使えない(笑)
ハンダゴテを当てて分解したのですが予想をしない部分がバラバラになって思わず苦笑いです。

分解したカムカバーをペーパーで仕上げます。
余分なハンダが付いていますので削り取っておきます。
また分解時にハンダが溶ける物ですから0.4mmの穴の中にハンダが流れ込んでしまいまして穴がふさがった部分が有りますね。

ついでに0.4mmのキリで穴をさらっておきます・・・

穴の位置を間違えてしまった部品を作り直す為にまた新しい洋白板を切ってカバーを作りまして再び穴をあけています。
この穴を開ける為に3本も0.4mmのキリを折ってしまいました、何と高くつくカムカバーでしょう!

次はアドラーズネストのSSの六角ボルトをカットしてカムカバーの止めボルト/ナットを作ります。
差し込む部分は1.0mm以内になる様にしておきます。
ボルトの方は削って仕上げる様にします。

見え難いですけどカムカバーのいくつかの穴にボルト/ナットを差し込んでみました、画像が良く無いのでわかり難いですが・・・


お盆は雑用が多くて大変忙しかったのでこの時期になればもう一段落しているはずなんですが、今年はまだ雑用が終わりません。
本日は安全協会の総会、明日は時間を忘れたけど文化協会の編集委員会ですね・・・ウ~ン忙しいな~(笑)
明日が終われば後は暇になりますね。

エンジンの制作Ver.13

2015-08-18 18:20:51 | Bugatti Type57SC Atlantic
やっとお盆の行事が終わりました。
毎年の事ながら今年は特に色々と行事が重なって多忙だった様に思います。
町内会の副会長も2年が任期なので後半年を残すのみ・・・残った大きな行事は運動会くらいでしょうか・・・!?

明日から2日間はStudio_Rossoの夏期休暇となりましてお休みを頂きますが夕方には一つ会が有りましてその為に領収書を作らなくてはなりません。
出席名簿も作らなくてはなりませんし休日とは名ばかりで本当は雑用に追いまくられています。

さて製作は昨日の続きで(夕方からの用事が有ったので)プラグの部品の加工を途中で止めておりました。
今日はその作業から始めています。
まあカットしてリューターで回しながら削る作業ですから時間はかかりますがそんなに難しい作業では有りません。
そして今日になって新たに作る部品はカムホルダーのカバーですね。
カムホルダーは本体の部分は作っていますが蓋の部分はまだ作っていません、本当なら一体に作れば簡単だったのですが蓋の部分は分割線を作りたかったので蓋と本体を別部品にしたかったのです。
カムホルダーの厚みは2.0mm、蓋は1.0mmの厚みが有ります。
今回は丸棒から削らずに1.0mmの洋白板をカットして蓋を作ります。

大まかに切り出した部品です・・・
5台分10個の部品ですね。

普通なら大きさを揃える為に10枚の洋白板をハンダで一体にするのですが、今回はこのカムホルダーの蓋に18本(?)のボルトを植えたかったのでフライスを使って穴を開けなければなりませんので2枚重ねで外形を整える作業をいたします。

フライスで削っています・・・

フライスでの削りが完了しました。
見た目は2.0mmx2.0mmの洋白角線に見えますが・・・1.0mmX2.0mmの板が2枚重なっているのです。

やっと5台分のエンジンの部品が完成致しました。
寸法を揃えて削り出すのは結構手間ですね~(笑)

中にはこんな感じで失敗したりもいたしますから・・・
こんなになってしまいますともう一度やり直しですね。

明日はこのカムホルダーの蓋に再び加工をくわえてゆきます、いかなる事になりますでしょうか?
明日も頑張りましょう~。

エンジンの制作Ver.12

2015-08-17 20:04:07 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日の天気予報は午前中は雨、午後から曇りという物でしたが朝の雨はオクラを収穫して中に入った途端にザ~ッと降ってきましてアトリエの前の側溝も一時的に溢れましたね。
丁度銀行方に来て頂いていましたので帰りは雨が降ってちょっと気の毒でした。
でもオクラと花オクラそしてイチジクを収穫出来たので私の収穫のタイミングは大変よかったですね、イチジクは雨が降りますと水っぽくなりましてね、余り美味しくないんですよ。
だから雨の前の収穫というのは絶好のタイミングなんです(笑)

さて先日からこのお盆の期間中は忙しい・・・と書いておりました。
昨日までで一応お盆休みが終わったと思っていらっしゃるかもしれませんが・・・島根県安来市ではまだ終わっていないんですよ・・・。
本日は月輪まつりの最終日でして今夜も日付が変わってからじゃないと眠れない・・・今日も一日中あくびのオンパレードでした(笑)
そう言えば「月輪まつり」はダイドードリンコさんの『日本の祭』に選ばれていましてその詳細がご覧頂けます。
僕が説明するよりもここ(ダイドードリンコさんのHPにジャンプします)をご覧頂いた方がわかりが早いでしょう。
昔からの言い伝えやらお祭りの意味なども書いてありますから一度ご覧になって頂ければ嬉しいですね。
私はここに生まれここで育っていますので何の違和感も感じずに生きて来ていますが・・・
他の地方の方からご覧になると不思議な事も有るかもしれませんね。

さてここからは制作です。
と言っても細かな事ばかりなのでご理解を頂けるかどうか・・・不明です(笑)
まずは昨日旋盤で削り出したプラグホールの部品ですね、裏側にバリが残っていましてこのままですとシリンダーヘッドに掘った穴にうまく収まらないので部品の下側になる部分を削って仕上げましょう。

リューターを回しながらペーパーを当てて削ります。
そして中央に開けてある穴を0.6mmのキリでさらっておけばこの部分の準備は完了ですね。

今修正をした部品をシリンダーヘッドに填めてみます
この筒状の部品がヘッド上面から少し飛び出す様に付けるのがちょっと難しいかな・・・
実車にもこの出っ張りが有りますからここは丁寧な作業を心がけたいですね~。

次はプラグを作ります
まあつくると言ってもアドラーズネストの六角ボルトのMを両サイドに凸が残る様にカットしただけです。
この部分がねじ込み用の工具を当てる六角な部分になります。

次はプラグの碍子の部分です。
プラグは金属の部分とプラグコードが付く陶器で作った絶縁体の部分が有りますね、省略しても良いのかもしれませんがその造形が面白いと思いますのでパイプを切ってプラ板に差し込んで削ります。
ちなみにこの長さを揃えて削る方法はカミムラさんが書いておられた方法で既にメジャーな方法ですよね(笑)

先程の方法で真鍮パイプの長さを揃えて削ってみました。
この方法は長さを揃えるには都合が良いのですが、削ったカスがパイプの中に詰ってしまいます、そして削ったカエリがパイプの穴の部分に出来てしまいますので内径通りの寸法では線材を通す事は出来ません。

そこでピンバイスに真鍮パイプを固定しましてドリルのキリを通す訳ですが・・・・
プラグに使うアドラーズネストの六角ボルトの線の部分は直径が0.5mm、プラグの碍子の部分は外径が0.8mm内径が0.4mmと少し細いのです。
では内径をもう一段大きな物を使えば良いのですがこの一つ上のサイズは内径が0.6mm外径が1.0mmになってしまいいささか太いのです。
解決の手段としては内径を0.1mm広げて0.5mmにするのですがこの時に上の「削ったカスがパイプの中に詰っている」と言うのが問題になってくるのです。
サンドパーパーは研磨剤を紙に接着した物なんですがそれがパイプの中に詰っていましてそのままキリでもみますとキリの消耗がかなり早いのです。
40本も穴を拡大しますと次は使えなくなる位傷んでしまいます。
まあサンドペーパーの研磨剤はかなり硬い物を使いますから仕方が無いのですが・・・

真鍮パイプはこんな感じに使います
真鍮パイプの穴の部分にプラグコードの端子を載せてピンを接着してコードを止めます・・・だからここは真鍮パイプを使いたかった訳ですね~。

プラグホールの穴の部分はすでに部品を差し込んで有ります、そして1番シリンダーのみですがプラグをさし込んでみています・・・。

具合が良い様なので他のプラグの部分も長さを調整してカットして差し込みやすい様に加工します。
数が多いだけに今日一日では加工が完了しませんでした、続きはまた明日。