Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

Lancia Stratos GR.4 Jeans Chicago制作開始

2016-01-10 17:49:15 |  Stratos JeansChicago
本日は関東方面の新年会に参加の為にアトリエは留守をしております、よって予約投稿をしておきましょう。
このエントリーがアップされる頃には・・・盛り上がっているかな(笑)

さて留守の間ですが新しいカテゴリーを追加致します。
先日までOscaDromosを制作していてやっと元に戻った所なのですが次々に制作を始めなければならない作品が有りましてね・・・

12月の前半に弾丸ツアーで上京してストラトスを見に行ったと言うエントリーを書いたのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
いよいよアレを作ります。といっても時間がかかるフルディティールですからね・・・うちの奥さんにまた怒られそうです(笑)

次の作品はLancia Stratos Gr.4 Jeans Chicagoと名前をつけてカテゴリーを設けております。
今回の作品は実車をお持ちの方からのご依頼でこのカテゴリーの仕様ともう一台(正確には同じ車だそうです)JeansChicagoになる前の仕様の2台をご依頼頂いたものです。
当初は1台をプロポーションもう一台をフルディティールでと言うご希望だったのですが、3年間お待ち頂く間に両方共フルディティールでと言う事になりました。
完成後には少し大きめの展示ベースをご用意させて頂き2台のフルディティールを並べて展示という構想です。
まずお客様から送って頂いたキットはアレナのキットでした、もちろんこれはプロポーションキットなのでこれにエンジンを入れて制作をするというのは手間がかかり過ぎますのでお客様に無用の出費をさせてしまう事になりますね。
仕様は Jeans Chicagoになる前の仕様はこの仕様だった様です。

そして Jeans Chicagoの仕様のキットです
この二つのキットで使えるのはデカールくらいでしょうか??
それにしてもちょっと勿体無い様な気がしますね~、何とかキットのデカールを温存出来る様な作り方をした方が良いのかな!?

ベースとなるのはこのキットです。
こちらはレーシング43製のフルディティールキットです
メイクアップのキットもレーシング43製のものですがあちらはモンテカルロなのでリアのオーバーフェンダーの形状が違いますね。

そしてこちらがメイクアップのフルディティールキットです。
ほら~!違いますよね。
このキットもなかなか入手が出来なくなっていましてお客様のEさんからお譲り頂きました。
リアのフェンダーの形状が違いますが削って直します。


シャーシの製作と内装の修正

2016-01-09 21:42:34 | Bianchina Trasformabile 1957
今日は雨が降って寒くなる様な予報でしたが、意外にも晴れ間が多く気温は低いながらもアトリエの中では暖かかったですね。
外は・・・寒いそうですが・・・外に出ていないのでわからないのですよ(笑)

明日は1/43仲間の新年会なので上京しますので更新は予約更新になります。
何を更新するのかはお楽しみですね・・・
ご依頼を頂いたお客様にとっては大事な問題でしょう!?(笑)

さて今書きました様に明日はお出かけなのでその分今日は一生懸命制作を進めておかなければなりませんね。
まずは昨日の続きでビアンキのシャーシを加工します。
また取り付け用の穴もあけてなかったのでその部分からご紹介を致しましょう
穴開けなど難しく無いのですが・・・今回はちょっと考えました・・・と言うのもシャーシには通常ビス穴が4つ空けられるのです
2つはボディとシャーシを固定する為の物、もう2つは展示ベースに作品を固定するものですね、そして通常その穴はシャーシの中心部分に一直線に並びます。
しかしこのビアンキにはタイヤを支えるシャフトも通っていますので4つの穴を開けるだけの面積が無いのです。
取り敢えず一番大切な作品を展示ベースに固定する為の穴を空けます。
この穴はM2のビスを使いますのでねじ切りの為に下穴でしてシャーシとボディを組み合わせておいて1.6mmの穴を空けます。
ボディ側には少し印がつく程度で良いのです
その後シャーシとボディを分離してボディの印のついた部分に2.0mmの穴を空けます。
ここは貫通しない様に気をつけて下さい。
ボディ側の穴はビスがシャーシを貫通した時のバカ穴なので2.0mmでも2.5mmでも良いのです
一緒に空ける事で位置のずれが無い様に致します。

そしてメタルのシャーシにネジ山を切ります。

次にボディとシャーシを接合する為の穴を空けますが・・・
通常はM2の皿頭のビスを使いますが頭の逃げも必要になってきますのでもうこの部分には余裕が無いんですね。
仕方が無いので展示ベースの固定用の穴の左右に1個づつ少し小さめの穴を空けます。
この部分は同じ大きさ(M2の皿ビス)のビスという訳にはいかないのでM1.6のビスを4つ使ってボディとシャーシを接合する予定です
このM1.6のビスですが余り使わないビスなんですが・・・確かフジミの1/12スカイラインGT-Rを作った時に付属のネジで余分な物が残っていたのでそれらしいですね。
でももう在庫が無くなってしまいましたが便利が良いのでモノタロウで注文しておきました(笑)
今度の穴開けではビスの直径が1.6mm程なので下穴は1.4mmで空けます
まずはシャーシに穴を開けておきましてそのシャーシをボディに重ねてボディ側にも空けてゆきます
次はシャーシに空く穴はバカ穴でないといけないので1.6mmのキリを通しておきます。
ボディ側はレジンなので直接ネジをねじ込んでも問題無いですね。

ボディとシャーシの固定ネジは頭が出っ張ると見た目が良くないので2.5mmのキリでさらっておきますとビスの頭が見える事が無くなりますね。
ネジ穴を開ける順番も考えて行なえば正確にかつ無駄無く開ける事が出来ます、毎日作っていますと考えなくても出来るのですけどね(笑)
無駄の無い動きを追求しています!


さて次の仕事は・・・
アルミ板を切って削りました・・・厚みは0.5mmですね
これ何でしょう?

そしてこっちも・・・
同じ様な大きさですが形が違います・・・

実はこれです・・・
シートの塗り分けラインのケガキをする為のガイドなんですね
シートは左右に並んでいますから塗り分けラインが左右で違い過ぎるのはちとまずい訳です
だからガイドを作っておいてケガキ線を入れておきます。
このケガキ線ですが元キットでは真っすぐ一直線なんですが実車の画像を見ますと座面が湾曲している事を差し引いてもまだ円弧をかいています・・・なので一旦パテで埋めておいて線の引き直しですね。細かな手間の繰り返しで理想に近づけたら良いですね。

下の画像では引き直したラインとパテで埋めたラインの両方が確認出来ますね・・・
円弧をかいたラインの方が何となく柔らかそうなシートの座面に見えるのは私だけでしょうか?
まあ実車の写真もこの様に見えるのであながち間違いでは無いと思う。

シートバックの方はV型になっているんですよね~
こちらの方も最初にご覧頂いたアルミ板で作ったガイドで同じ様に線を入れました。
V型の上側は白よりも少しクリームによったレザーで背面の背中が当たる部分はオレンジがかったレッドの布になっています座面の前も同様ですね。
なんてお洒落なシートなんでしょう・・・。

シートの塗り分けラインが2脚とも完成です・・・
座面の前角が少し尖り過ぎていたので丸く削っています・・・
あくまでも柔らかいシートを目指しましょう(笑)

また困った部品が・・・
これって何かわかります?
ドアの内装ね・・・
まあ有るだけ良いのかもしれませんが・・・
このまま使いたくないですね
せっかくシートを柔らかな形状にしたのにドアの内装がこれじゃあ・・・
まるで私のアバルトアセットコルサの様です
・・・わからないって!?
私の車は元々レース用なのでドライカーボンの板が1枚貼って有るだけなんです・・・・硬いですし・・・ちょっと冷たいです。
まあレースカーなんで仕方が無いのですがこのビアンキには合わないですよね。
しかも大部分がエッチングのハーフなのでペラペラなんです。

ビアンキは小さな車ですしそうリッチな車では有りません。
ですがドアの内張りがいくらレザー1枚と言ってもその内側には薄いスポンジが1枚くらいは入っていそうじゃ無いですか・・・
だから少し立体感をつけてあげましょう・・・
まず一番上の部分にドアの内側のパネルを表現して真鍮板の0.5mmをハンダ付け・・・
よくご覧になると裏面に貼っているのがわかりますか?
表面はエッチングされていて凹凸が有りますからこのエッチングを裏に使おうと思っています。
エッチングは左右の内装を全く同じ形状で作るのは良い手段なので左右を入れ替えて使おうと思っています。

他の部分も真鍮板を貼付けてゆきますがエッジの部分は斜めに削って丸みをつけておきます
この丸みが柔らかさを表現します・・・

問題はこのドアの内装の中央部分にレザーのポケットがついているのですがここだけは中に物を入れた時に袋の様に膨らまなければなりませんのでしわを寄せて縫ってあるのです。
だいぶ前に明日新年会にお呼び頂いた方からプレゼントとして0.075mmの真鍮板を頂いていたのを思い出しました。
この真鍮板を加工してポケットを作ってみようと思い立ちました

真鍮板を焼き鈍してシワを入れます
どんなシワがそれらしいのかなかなか難しい所では有るのですが・・・

切って中央の凹みに収まる様にします
下と両サイドには何やらステッチが有る様なので・・・真鍮の帯金で作ってみます

上側にも白い縁取りが有るのでコチラも真鍮の帯金で作ってみます
このまま採用になるのかわかりませんが・・・作ってみた具合で変更も有ります(笑)

具合を確かめる為にボディの内側に仮組してみました
塗装をしていないので雰囲気がわかり難いのですが・・・エッチング1枚よりも良い様な気がします・・・。

これだけ立体感の有る内装でも中央にセンタートンネルを入れてもシーがきちんと収まりますよ。

このセンタートンネルはミッションやヒーターのコントロールが通っているだけなので小さな物です。
シャーシを作り直しましたのでセンタートンネルは無くなってしまいましたのでメタルの板を使って作り直しました。

ボディの修正及びシャーシの制作

2016-01-08 18:59:16 | Bianchina Trasformabile 1957
この所まずまずの天気でしたが今日は雨が降りましたね、ドバ~ッと降る事は無いですがシトシトと降っていました。
気温は低め・・・例年には遠く及びませんが・・・。
それでもアトリエの暖房は現在エアコンしか有りませんので足元が冷たいですね。

本日最初の仕事は・・・制作では無く
OscaDromosのブログを制作記として印刷してメイクアップさんにお送りする準備をしておりました。
このカテゴリーの物を指定して全て印刷します。
そのままクリアファイルに入れてゆきますと順番的にうまくゆきませんので部分的に切ったり貼ったリが必要になりますのでかなり手間がかかります。
メイクアップでこの作品をご覧になる方が全て私のブログをご覧になっていれば良いのですが全てそうとは限りませんしインターネットをされない方だっていらっしゃいますからその過程をわかり頂きたいので大変回り道ですがブログを印刷して順序よくスクラップしてゆきます。

このブログですが完成した5台のOscaDromosの制作を全て収録しています、つまり10月の終わり頃に制作番号0334を制作を開始して実車を拝見しに行った事、製作中の場面をTV取材された事、そして納品から12月8日のTV放送そして追加で作った4台(制作番号0335/0336/0337/0338)の完成まで全てを集めてみました。
クリアーファイル1冊で40ポケット有りますので80ページ分になりますがそれが3冊と半分くらいでしょうか・・・と言う事は300ページくらいですね。
(プリンターのインクを随分使いました・・・笑)
最後に背表紙を印刷しておきました・・・お客様が喜んで頂ければ幸いですね。



制作解説書が終わりますとやっと通常の制作に入る事が出来ます
今日は何を・・・と思っていましたが
レジンつながりという事でビアンキを作りましょう
キャロルと一緒に机の上に出していますとついつい見直してしまう事が多いのですが、筋彫りの付近のボディが少し凹んでいるのを発見してしまいました。
左右のドアやリアのエンジンフードなどが特に激しく凹んでいます。
仕方が無いので気が付いた部分にはパテを盛っておいて筋彫り自身は超硬タガネで掘っておきました。

パテが硬化したら研ぎます・・・
研ぐと沢山パテが残る部分は無いのですが目で見て凹んでいましたのでやっぱり手を入れておかないと気になりますね。

続いてシャーシを作ります
もちろんこのビアンキはキットですからシャーシは最初から付属していますがその厚みはそう厚い方では有りません。
(画像の中央右少し上がキットのキット付属のシャーシです)
しかもこの小さな車もキャロルと同じく当時の道路はヨーロッパと言えども奇麗に舗装してあった所は少なかったのでしょう
車高は結構高めでしてそのタイヤを支えるシャフトの高さは丁度微妙な高さでしてキットのまま組みつけてもちょっと低い感じがします
なのでシャーシは自作して丁度シャーシの厚みの中にシャフトが貫通する構造にする方がバランスが良い様に思います。
そうなれば後はシャーシを作るだけですね。
メタルの板を切ってゆきますシャーシの厚みの部分に真鍮パイプを通したいので3分割で作ります、まずは中央の部分を切りました。

ちなみにこちらが標準のシャーシをボディにあててみた所です
シャフトを通す部分のシャーシにシャフトの逃げが作ってあるのがわかりますね・・・つまりこのメーカーさん(いや原型師さんかな!?)も丁度嫌な場所にシャフトが通る事をわかっていたんですね~。

ただ自作したメタルのシャーシをそのまま取付けるのにはちょっと問題が有りましてボディ下部のシャーシが当たる部分が平面ではないのです。
メーカー製のシャーシはボディ下部の形状に合わせて曲げてあるんです、だから一見なんの問題もない感じに付ける事が出来るのです
まあやっつけ仕事と言えばそうなんですが柔らかいホワイトメタルなのでこんな作り方も許容出来るのですが私の作るシャーシは刻印を打つのである程度の厚みが必要になりますからボディに合わせて曲げるなどと言う事は出来ません・・・
なのでボディの下側のシャーシが当たる面をフライス盤で削っておきます
ただこれもどこに基準を取れば良いのか難しい所なんです
何しろ左右は均等では有りませんからね・・・

タイヤを支えるシャフトが通り真鍮パイプをハンダ付けしておいてからその前後のシャーシをまたハンダ付けします
ここはハンダ付けという方法を示す為にハンダ付けと書いておりますが使う金属はハンダではなくシャーシと同じ組成をもつホワイトメタルを使用しています
こうしておけば後日メタルのシャーシを磨いた時に部分的に色が違うなどと言うトラブルを防止する事が出来ます。

ハンダ付けをして凸凹になったシャーシにヤスリをかけて面を出します
その後に少し細か目のペーパーを使って仕上げてやります・・・
シャーシの右側に薄らと黒っぽい線が出ているのが真鍮パイプですね、出来るだけ車高を上げてやりたいのでシャーシの厚みの一番下側に真鍮パイプが来る様にしていますから磨けば当たり前に真鍮パイプが出てくるんです。
左側はたまたま照明が当たっていまして光っていますから見えないのですが前後とも真鍮パイプが見えます。

ボディにシャーシをあててリアのラゲッジルームを取付けてみました
普通の車はここがリアシートになりますが今回の製作では試作車をモデル化する事に変更になりましたからここはあくまでもシートでは無く荷物を置く為のスペースになります。
内装がキャンバストップの後ろ端よりも高くならない様に削って調整致しました
クローズドボディなら目立たないかもしれませんがここは全部見えてしまいますのでね~調整が必要なんですね。



そして最後にちょっとした思いつきで・・・
そう言えばず~っと前に仮組したスバル360バンを知人から頂いていた事を思い出して並べて記念撮影してみました・・・
どちらも同じ時代に生まれて日本のモータリゼーションを支えて来た車ですね。
私の子供の頃(幼稚園に入園した頃かそのすぐ前くらいかな!?)父親が初めて買ったのがスバル360でした
この車は普通の屋根付きのボディでしたが事故車を直した物で雨が降ると雨漏りをしたらしく早々に同じ車に買い替えたらしいです。
確か最初に来たのは出目金と呼ばれる最初期モデルで薄い水色だった様な記憶が有ります
次に来たのがクリーム色と言うか黄色みの有るグレーという感じの塗色で一般的な顔にマイナーチェンジした後の車(ボンネットはスリット入りでテールランプは小さな物だった)だった様な記憶が有りますね。
今でも私の古いアルバムをめくるとこの車の写真が出てきます。


私の家にキャロルが来たのはず~っと後の事で
既に旧車の仲間入りをした頃だったと思います
確か3台有りましたね・・・
1台は現在製作中の物と同じ位の年式、もう2台は後期型でその内の1台はグレーと明るい小豆色のツートン、もう一台はブルーメタに塗った部品取りでした。
ア~懐かしいな・・・(笑)

ダッシュボード及びボディの修正

2016-01-07 19:01:43 | Mazda Carol360DX
今日の山陰は雨が降って寒い一日でしたね。
と言っても雪が降る訳ではないので寒さもそれなりと言った所でしょうか・・・それでも暖冬には違い有りません。

制作の方ですがキャロル360はもうちょっとで塗装に入れそうなので塗装ブースが空いているうちにこのまま塗装に突入したいですね(笑)
ボディの方の加工を続けます、この原型はミニカーなので細かな部品の取り付けの為に大きめの穴が開けてあります。
キャストする時はまだどの様にするのか決めておりませんでしたからまだ穴が開いたままでしたが自作の部品でこの辺りを組上げる事になりますと大きな穴が逆に邪魔になってきます。
新しい気泡も見つかった事ですしこの辺りで穴埋めをしておきましょう。

後の方もバンパーの為の大穴とか・・・
マフラーが突き出る穴の下側には先日送って頂いた新しい画像にはバンパー下側のエプロンの一部が下側に伸びている様に見えましたのでここも修正しておきます。

パテを盛るついでにシートの裏側なども接着代が有りませんからパテで埋めておきます。
この様に裏打ちする事で接着面積を増やす事が出来ます、お客様の所に納品後に外れたりするのは申し訳ないですから。

パテが硬化するまでにダッシュボードを整形しておきます
ダッシュボードをよく見ますとメーターの収まるナセルの形状が実車は扇型になっているのにこのミニカーではただの楕円形ですね。
ナセルの下側を見ますと実車にも有る取り付けビスを締める為にドライバーを通す溝まで作ってあるににもかかわらず形状は違うんですね・・・

扇型になる様に両サイドを削っております、当然ですがメーターを囲む壁も無くなってしまいますからここはパテを盛って仕上げておきましょう。
その他にもラジオやスイッチなど余分な!?出っ張り部分は全て削除しておきます
後で作り直すから良いのです(笑)

このダッシュボードは実車ではレザーなど何も張られていない・・・つまり鉄板に塗装が施されている実に簡素なものです
しかしながらダッシュボード上面にはプラの成型時に凹凸が出てしまっていましてまず最初にパテ埋めしてこの凹凸を消す事から始めなければならない様ですね
その後に省略されているデフロスターの穴を再現しておきましょう・・・せっかくの水冷エンジンでデフロスターの効果も期待出来るのに・・・(笑)
ここはドロモスで培った技術!??で再現しておきましょう。
ガイドは雲形定規を使いまして掘り込んでゆきました
どうやら実車写真を見ますと長穴は4ヶ所有る様ですのでプラ板を3つ接着して穴を4つ再現しました。
そしてこの穴を掘る為にはメーターナセルをもう少し前後長が短くなる様に削ってやらないとダッシュボードの上には収まらなかったり致します
ボディカラーとナセルのグレーの塗り分けも必要なのでその境目には筋彫りを入れておきました

盛り上がっていたプラ板を削って合わせますと・・・デフロスターの穴が再現されました。

そろそろボディに盛ったパテが硬化したでしょうか??
まずリア側から削ってみました・・・
バンパー下のエプロンの部分はこんな感じで少し下に出っ張っているんですね・・・

フロント部分もこんな感じに・・・
穴が有りますと正確な感じがつかめませんね無ければこの通り・・・よくわかります

ボディのパテ研ぎが終わりましたので先ほど作ったダッシュボードをボディに取付けてみます・・・
こんな感じでやっと見える程度ですが、ウ~ンこれはダッシュボードの位置が少し低い様な気がしますね。

前から見てもナセルしか見えないのは少し低過ぎる様な気がします・・・ただでさえ1/43の場合はシャーシの厚みで足元が狭くなってしまいます
つまりフロアーの厚みまでは1/43にならないのです、だからダッシュボードが低いとバランスを取り難いのです。

ミニカーとしてのダッシュボードの取付け部分を切り離してしまいました
ここにプラ板を接着して新たに取付けステーを作る訳ですね・・・つまりもとの取付けステーの厚み分だけダッシュボードが上に上がる訳です。

斜め後から見ますとこんな感じです・・・ウインドウの付くフランジ分だけダッシュボードが下がっていますね。

ついでにリアグリルを合わせてみますここは余り問題無いと思われますがバックランプの部分だけ取り付けの座を削っています。
ストップランプの方も削った方が良いかな・・・

話しが前後しますが
コクピットのフロアーでシートの前に左右を結ぶメンバーが有るのですが当然ミニカーには付いておりませんからプラ板でそれらしく作っておきましょう
実はシートの間のサイドブレーキのレバーが付く部分も膨らみが何も無いのです、両方共作っておきましょう・・・後で泣きを見ない為にね(笑)

サイドウインドウの上側に有るレインレールを作っておきます
ここはどうしたんでしたっけ?
私が削ってしまっていたのかな??
まあ良いでしょう後付けして組立てるつもりです。

サクサクッと作ります・・・今はまだ仮につけているだけですよ。

そしてステアリングも・・・
複製したステアリングを2個使いましてホ-ンリングとステアリングハンドルの部品を分けました・・・この方が塗りやすいじゃないでしょうか?
ちなみにステアリングはグレーでホーンリングはメッキ調の塗料の予定です。


フロントホイールハウス内と内装の修正

2016-01-06 23:09:06 | Mazda Carol360DX
今日は定休日なんですがいつもの様にアトリエに出勤しました。
というのも例の漏電騒ぎで今日も電気工事屋さんが調査にいらっしゃいます・・・お店を開けないと出来ませんからね~。
しかも今日は定休日なので時間無制限一本勝負(笑)
工事屋さんが調査をしておられる間に家内を留守番に残して私は散髪です(笑)
自宅近くの理容室に・・・なんと今日から仕事らしく今年初めてのお客さんが私だったらしい・・・(爆)
これって縁起がいいのか?

さてさて配線のミスが見つかったとかで漏電騒ぎは終了になりました。
どうも配線が見えない所でループになっているらしく・・・
容量に十分余裕が有ったらしくその回路を1回路にして漏電遮断器をつけて完了という事になりました・・・
僕も資格は持っているので大体は想像出来ましたが・・・これで良いのかどうかはわからないですね。
でもまあ一件落着という事で・・・

そして午後からFBの友達リクエストが1通・・・
ここまではいつもの事なので承認して「はじめまして・・・」とメッセージを送っておきました。
実はこの方本日の東京新聞の夕刊の記事をご覧になって検索から渡しのFBにたどり着かれた様でして・・・大変有り難い事ですね。
画像を送って頂きましたのでご了解を頂きブログにアップしてみました・・・・こんな感じに載っていたんですね。
基本的には昔と変わらない顔だけど・・・歳をとりましたね~(笑)
よく見ると顔の筋肉が落ちていて・・・

共同通信さんの配信の記事ですので全国通津浦々で年末年始の記事として出ている可能性が有ります
もしも地元の新聞に出ていましたらぜひコメントで教えてやって下さい・・・皆さんの情報をお待ちしております。


そして製作を・・・お休みですが・・・。
フロントのホイールハウスの内側をリア同様に真鍮板で作りましたが・・・
良く見ますと当時の軽自動車は無駄なスペースが無いですね・・・(笑)
全部ギリギリのスペースで成り立っています。

ホイールハウス側から見ますとこんな感じに見えます
ここがスカスカではね~ちょっといかんよね

ドアの内張りもドアハンドルやウインドウのレギュレーターなども一体の表現なのですがさすがに別部品で作りたいのでモールドを削っておきました
右は削る前の穴の空いた状態で左はモールドを削った状態ですね

超硬タガネで削ってからペーパーでならしてあります
これくらい仕上げますと有ったのか無かったのかわからないくらい綺麗になりますね。

内装のドライバーの足元にABCペダルがモールドされていますけどあまりにも平坦な感じがしますので削り取ってしまいました
また新しい物を作りましょう・・・

ダッシュボードもとり付けてみました
フロントのホイールハウスの部分に引っ掛かってしまう部分も有りますので
削って上手く収まる様に削っています

まだまだザックリとした仮組ですが・・・こんな感じです。