Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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塗装開始Ver.1

2016-10-08 17:10:31 |  Stratos JeansChicago
今日は朝から雨がパラつきまして・・・その後雨はやんだけど雲が厚くどんよりとした天気でした。
日が射さないので畑の作物がちょっと心配なんですが・・・。
来週からは天気が回復しそうな予報が出ていますので期待しましょう(笑)

昨日、ブログで業務連絡をした件ですが無事にお客様からご連絡を頂きまして助かりました。
実はお客様はブログのショーケースの上で写した写真をご覧になられて下のミニカーの在庫確認でご連絡頂いたのでした。

2回メールをお送りしましたがどうもエラーが出てしまって返信が出来ず困っていました。
メールって便利は良いけどこんな時に困ってしまうんですよね〜。
でも今回は偶然が重なっていたんですよ。
このミニカーですがお客様がご覧になったのは今年8月14日のブログの画像だったのですが、少し前に地元の方が買って帰られましてもう在庫が無くなっていたのです。
最初のメールで既にメイクアップにも当店にも在庫が無い事をお伝えする内容のメールががエラーで戻って来た時にこれを購入されたお客様が偶然ご来店になりまして、「運が良かったですね〜もし買われてなかったらもう買えなかった所でした」とお話ししましたら・・・
「ショーケースの下にもう一個有りましたよね〜」と言われて思い出しました。
そう言えば・・・
ダブって注文をかけてしまって在庫がもう一個有りました。
お客様の方が当店の在庫に付いて良く知っていらっしゃるのも恥ずかしい話しですが・・・(滝汗)

今回埼玉のお客様にも無事に商品をお届けする事が出来ました。
このお二人のお客様はお知り合いでもなんでもない方なのですが・・・お二人のお客様に感謝の一言ですね。
有り難うございました。

毎日私のブログをご覧になって頂いているお客様が呼び寄せたご縁という事でしょう、こんなご縁が沢山重なればもっと暮らしやすい良い世の中になるはずですよね。

さて、私もご縁を呼び寄せる為に今日も仕事を始めましょう。
先日新しいフェラーリが来た事で既に運を使い果たしている・・・と良く言われますが・・・(笑)
努力の上に運は来る・・・と思っていますので今日も頑張ります。
さて今日は昨日サフを塗ったのでボディの下地処理からですね。
リアカウルが一番状態がよろしく有りません。
リアスポイラーの前側には大量のス穴が有ります・・・

反対側の同じ位置にもスが散らばっていますね〜
細かな凹みも有ります・・・まあこれらの凹みは全てかなり浅い物なのでポリパテの細かな目の物で埋めれば問題有りません。
そして仕上げはウレタンサフを希釈せずに溶きパテの様に使ってこの凹みを埋めます。

ここはちょっと考えましょう
何処かって!?
リアフェンダーのオーバーフェンダー部分ですがリベットが凹みモールドで再現されていますが・・・実車の写真を見る限りこんなに大胆なリベットは見えないんですよね・・・しかもリベットはこんな穴では無く凸なのです・・・。
今回はここをポリパテで埋めておく事に致しました。

ボディは他の部分にも若干凹みが有りまして気になる部分・・・と言うか全ての凹みはパテを盛っておきました。
メタルの凸の部分は後で削る事が出来ますが凹んだ部分は少し盛っておいてやらなければ整形出来ません。

リアカウルもス穴の部分だけではなく他にも気の付いた部分にパテを盛っています。
気にしだすと全部気になってしまいます・・・(笑)

ドアの部分にも凹みが有ります
ヤスリの傷だったりもしますのでこの時点でこれもまたパテで修正です。
下側中央にゴミが付いていますがこれは凸なので研磨時に一緒に削ればOKでしょう・・・

パテを盛る作業が一段落しましたので、硬化までの時間を使って細かな部品に塗装をします。
まずは黄色、赤。水色などの止まりの悪いカラーの部品に下地になるホワイトを塗ってゆきます。

ホイールは黄色に塗りました・・・
下地にホワイトが塗ってありますから発色が良いですね。
ストラトスと言えばこのホイールですね!

エアクリーナーボックも塗りますよ。
このパーツはキットのエアクリーナーボックスを原型にしてクリアーレジンでキャストした物ですから当然ながら透明な部品なのですが実車はFRPの樹脂で出来ていますから半透明になる様に仕上げたいですね。
塗ったのはクリアーイエローとブラックそしてオレンジを混ぜて調色したもので私は勝手にFRPカラーと言っています(笑)
当然ですがクリアー塗料なので現時点ではグロスになっています。

そしてフラットクリアー仕上げにします、艶具合はお好みなんですが、実車のケースは意外にも艶がない様に見えますし艶がないと内側のキャブの上側が濁って見え難くなりますから丁度感じが良いのです。

他の細かな部品も塗ってゆきました・・・まだまだ全てじゃないですが・・・
ウォッシャータンクの袋は水色(洒落では無く実車がこんな色なんです)、エアホーンはブルー、ドアの内装はブラックに少しグレーを混ぜた色にしています。

そしてパテが硬化した部分からペーパーを当てています。
気になる部分をどんどん研ぎます、サフが無くなってしまっても気にしませんよこのサフは捨てサフの様な感じですから。
今日全て終わらないので明日もこの作業からですね〜
ここではなるべく丁寧にしておかないとね〜仕上げが悪くなってしまいますからね。

塗装準備からサフェーサー塗装

2016-10-07 21:25:25 |  Stratos JeansChicago
今日は一日中穏やかで良い天気でしたね。
朝から本当に涼しく湿度が低い状態で畑仕事も本業も進みそうな良い気候になりました。
山陰だけかもしれませんがね〜
北海道の方は雪も降った様ですしね・・・まだ10月始めですよ!?
10月6日は結婚記念日だったのでしたですから32年前の今日は北海道に新婚旅行に行っていたのですが、その時は大雪山系には初冠雪とか聞きましたが、今回の様に平野部まで降ったとは聞かなかったですね。
今年も異常気象なんでしょうか??

さて一つだけ業務連絡が有ります。
埼玉県の田代さんという方からメールを頂いていたのですが返信しても1日経過しますとメーラーから不着の連絡が来るんですね。
普通は直ぐに不着の連絡が来るのですが・・・。
携帯等の他のアドレスを使ってもう一度ご連絡頂くか当方の営業時間中にお電話を頂けたらと思います。

さて今日の初仕事は・・・
西条柿の収穫からですね、数日前に第一回目の収穫をしましたが、その後すぐにドライアイスで合わせ柿を作りましてご近所に配布しました。
今日は第二回目の収穫でした。
柿の実は全ての実が一度に熟す訳ではないので何度かに分けて収穫をする事になるのです、実際に今日全ての実を収穫した訳では無くまだ青い実が有りますので少し残してあります。
収穫はこんな感じで木の下に軽トラックを入れて荷台の上に脚立を立てています。
真下まで車が入れるので少し楽ですね(笑)
今日まででこの1本の西条柿の木で今季98kg程の柿を収穫しています。
後5kgくらいは有る様ですので100kg越えは確実かも・・・昨年より少ない気がしましたが最終的には去年を越えそうですね。


さて午後からは本業開始です。
昨日からストラトスの3号車の塗装の準備をしております。
分解したボディにドアやカウルを再び仮組してボディの表面を研磨しております。
ここでなるべく綺麗にしておく事でサフを塗った後の研磨が楽になります。
そしてドアやカウルのチリの最終確認にもなります・・・。

今まで気になっていた部分も直しておきます
シャーシの後ろ端の軽め穴の空いた部分はRフェンダーのインナーの補強部分なのですが厚みが目立ちますからここも斜めに研磨して厚みが見え難い様に細工しておきます。
全体を薄くしてしまいますと軽め穴のせいか強度が無くなってしまうのは経験で良く知っています(笑)

この部品は最初のアセトンで完全に瞬間接着剤が溶けなかった部分です、再び一晩アセトン風呂に入って頂き無理な力を掛ける事無く綺麗サッパリとなりました。

塗装の前準備で持ち手を付けています。
穴が有る物は妻楊枝を差し込んで固定します、小さな穴しか無い物は妻楊枝の先を細く削って差し込みます。
それが出来ない物は両面テープを使って妻用事に固定します。
固定の方法を考えるのもなかなか大変でしてね、形によってはかなり困難なものも有ります。

ボディのプレスラインを少し強調しておく様に入角の部分を掘っておきます。
この部分にサフを含む塗料が溜ってラインがダルくなってしまうのを防ぐ為です、サフが終わった時点でも必要に応じて掘り込みが必要になる事も有ります。

夕方遅くになってやっとサフを塗り終える事が出来ました。

ボディ関係は何度か研磨して整える事が必要です、ここは時間をかけて下地を作ります。

仮組分解

2016-10-06 21:02:26 |  Stratos JeansChicago
この所の台風騒ぎも一段落ですね。
それにしても風は短時間でしたが結構吹きましたね〜当バラ園ではつるバラのオベリスクが2つ倒れていました。
まあバラは折れたりしていないので被害は元に戻す為の私の時間が無くなった位ですが・・・これが被害が多いいと言えるかどうか(笑)
仕事の時間が減ったという事であればやはり被害が有ったと言う事なんですけどね〜。
本日午前中は倒れたオベリスクを元に戻して杭を打って対策をしておきました。
そして台風前からの懸案事項でした秋の植え付けの一つで「らっきょう」の植え付けをしました。
今までらっきょうは畝を立てて一直線に植えていたのですが春先の草取りをしないと大きく育たないのですね〜
しかし、今年から草取り担当者から来年は草取りを何とかしてほしいと言う意見が有りまして・・・
今年から穴空きのマルチシートを使って植えてみようと思いまして今年実行するする事にいたしました。
マルチシートを使えば良いのかどうかはわかりませんが・・・取合えずこれで草は少なくなると良いですね。
この「らっきょう」はこの数年毎年作っていまして、Cafeのカレーの添え物としてらっきょう漬けを作る為の物です。
今日は午後からまたリハビリの日でしてね〜また例の美人作業療法士さんに1時間程痛い肩をグリグリと回してもらいます。

そして製作ですね〜
本日はキットからの改造部分の少ない3号車の塗装準備として仮組を解いてゆきます。
タイヤなど樹脂の部品を外してからエンジンなどを止めているビスを外し・・・アセトンの入っている瓶に沈めます。

この車の前後の床下には強固なアンダーガードがついていますがまだ未加工でしたね。
フロント側は接着面が少ないはずなので取り付けピンを打っておきたいのです・・・
2本のピンを打ってからハンダ付けをしたのですがちょっとミスをして溶かしてしまいましてね(笑)
メタルを余分に盛りましたのでゴテゴテになってしまいました。

余分に盛ったメタルを削ってボディ下側に合わせています。

もう一つ残していた床下の加工が有ります
それは完成後に展示ベースに固定する為のビス穴が未加工だったんです。
厚いバルクヘッドを利用して1.6mmの穴を開けましてM2のネジを切っておきました。
バルクヘッドに貫通しない様に気をつけなければならないのは当然ですね・・・なにしろバルクヘッドは斜めになっていますから斜めの所にまっすぐ穴を開ければ当然ながら最後は貫通してしまうでしょう、貫通しない程度で手加減を必要とします。

ただ問題が有るのはこのビス穴の部分はボディのフロアが下側につきますからフロアに貫通する穴をあけてやらないといけないのです。
ただ中心に貫通する様に・・・と言うのがなかかな大変なんですね。

そしてボディ以外の部品は再びアセトンに浸けて完全に瞬間接着剤を溶かさなければなりません、ボディはルーフの上側にパテを盛っていますのでそれが溶けないうちに引き上げてやります・・・が明日はやはりパテをやり直さないといけない事に今気が付きました(笑)

少し回り道ですが・・・まあ満足出来る物を作りたいので・・・。

ステアリングホイールその他の製作

2016-10-05 20:49:55 |  Stratos JeansChicago
本日定休日2日目・・・
なかなか落ち着いて仕事にならないですね。
理由ですか?今日は台風が近くを通りますので天気が悪くなるらしい・・・でも出勤した時には風も無くこんなに良い天気。
台風はどこに?
少々暑いのは仕方がないかな・・・こんなことなら外仕事の予定にして置けば良かったね。

そして夕方5時頃です・・・
途中黒い雲がかかって雨がパラパラと落ちてはきたのですが下が濡れる程では無いのです。
夕方5時と言えば今が一番台風が近くを通っているはずなのにこの天気・・・台風はあの雲の向こう側のはずなんですが。
確かに風はかなり強いけど・・・台風らしくないですね。
これなら安来アサヒほろにが会の役員会延期しなくても良かった様な気がしますね。


さて朝から中で製作開始です(と言ってもお休みだったので遅い出勤で時間は短いかな・・・笑)
コクピットの中で仮組を残していた物でステアリングホイールが有ります。
実は今までS.ムナーリ氏の車を作る時はムナーリステアリングを装着していたのです。
元々はワークスカーのコクピットの画像でそのステアリングホイールが付けられていたのでそうしていたのですが、今回そうで無い写真を見つけてしまったのです。
その写真には普通の3本スポークのステアリングが付けられていたのです。
まあステアリングはドライバーの好みによって替えられるのが普通なのでどれが正解とは言えないかもしれません。
そう思ってインストを見てみますと3本のスポークを持つステアリングが付いていますね。

キットのステアリングは左側の様に型ズレが酷くてこれを削って綺麗になる自信が無い・・・(笑)
始めから作り直してしまった方が良いですよね。
ちょっとスポークがズレていますが・・・ステアリングのスポークはまだ置いてあるだけでハンダ付けされていません。
御心配無く!

ハンダ付けをしてグリップの部分とスポークを一体化しました・・・まあ余分にハンダが付いていますがこれは削り落としておけば綺麗になります。

余分なハンダを削り取ってしまいますとこんなにスッキリとします。

次は真鍮線と真鍮パイプそして金属リングを組み合わせてハンダ付けしてこの棒の様な物を作りました。
これはステアリングを取り付ける為のステアリングボスです・・・シャフトはもう少し短くていいのですが・・・。

エンジンルームも少し忘れ物が有りました
コクピット部分から斜めに伸びる補強です
0.8mmの真鍮線を切って補強を作っておきました。

バッテリーも忘れていましたね・・・
電極の端子の部分を取り付ける為に穴だけは開けておきましょう。

6気筒用のデスビも付けていなかったですね
デスビはバッテリーと干渉する恐れも有りまうから仮組が必須です。
真鍮パイプを使ってコードを差し込める様に作っておきました。

デスビの取り付け位置はノーマルのディノユニットと違い左側に付きます。
コードはバッテリーの下を通って後ろ側バンクに配線されます。

フロントのロアアームのテンションロッドを取り付けました
多分競技用の物はネジで長さを調整する様に出来ていてピロボールを使って自由自在に動く様になっているはずです。

フロントのフードの中には換気用のファンモーターとそのダクトがまだでしたね・・・このダクトはコクピットにつながっているのでその擦り合わせをしておかないといけないんですよね〜。
他にもエアホーンとウォッシャータンクも塗装をしないといけないのでこの段階で仕上げておきます。

S20エンジンの型取り準備

2016-10-04 20:07:11 | 1/12 Fairlady 432R
今日は定休日なんですが・・・かなり忙しい一日でしたね。
朝は畑の耕耘作業をしておきました。
というのもトマトを植えていた所を耕しておいたのですが雨が多く草が生えてきましてね〜このままではただの草原になってしまいますからね。
草を生えない様にかき混ぜておく訳ですね。
そしてお昼・・・
午後からは安来市文化協会の会報の準備確認作業・・・
夕方からは明日の安来アサヒほろにが会の役員会を行なうのですが台風がかなり接近しそうなので・・・延期にするのか続行するのか・・・などと言う連絡が入って来ましてね。
とっくの昔に会計役はおりたんですが・・・どうも僕の所に連絡が入ってしまいますね(笑)
心配しながらも各担当に連絡をつけて・・・結果延期になりました。

さて、肝心の仕事も進めておかなければなりませんね
本日はS20エンジンのキャストの準備をしております。
シリンダーヘッドとシリンダーはいくつかのパーツに別れていましてそのままキャストしたのでは部品点数も多くなりますので原価が上がってしまいますでしょう。
なので塗装時に問題の無い部分は組立てて一体化しておいてキャスティングをしたいですよね〜
と言う事でシリンダーとヘッドは組立ててみました、そして空洞の部分にはパテを入れておきました。

オイルパンとフロントカバーを仮組したエンジンになります。
シリンダーの中の部分に黄色なパテが見えますがこの部分は空洞になっていまして余分なシリコンが流れ込まない様にしています。
本当なら与えられたままにキャストして組立てても良いのですが実物のシリンダーは縦に2分割になっている訳も無いですから模型の部品と言っても一体化しておいた方が良い様に思えるのです。

一体化してキャストする場合に利点としてはシリンダーヘッドの下側の面を面研出来る事が有りますかね。
例えばシリンダーヘッドは4つの部品に別れていますからその部品単位では各部品の高さを合わせて面研する事は難しいのです。
なので組立ててからこの様に削ります・・・がこれでもまだ十分ではなく・・・

結局フライスに掛けて面研をする事に致しました。これなら完全ですね。

シリンダーの下面も基準面にする為に削っています。

続いて上面も削っています
この場合はフロントカバーも瞬間接着剤で仮固定しておきまして同じ高さになる様に削っていますよ・・・ここはポイントですね。

フライスで面研をしますと奇麗に面が合わせられますよ。

この時点でカムカバーも確認をしておきましょう・・・

ポリパテを使って凹みを埋めますとシリコン型を作る前に一度サフを塗っておかないとシリコンゴムに硬化不良が起きる事が有りますからサフを一発塗っておきましょう。

ヘッドの方もサフを入れて・・・
!?これは問題ですね。
このヘッドのサイド部分に分割線が有りますが実車ではこの線は無いんですね。
キャストしてみてよくわかります、ここの溝は潰しておかなければなりませんね。

こんな感じでパテを使って溝を埋めました。

削ってやればこんな感じになりますよ・・・
まだサフを入れてみ無いと細かな形状はわからないのですが〜