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踊る小児科医のblog

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『のだめ』と28年目のベートーヴェン交響曲第7番

2006年12月18日 | ART / CULTURE
月曜日は『のだめ』
家族全員集合で毎回欠かさずみてます。
(千秋の喫煙シーンの問題はまた別に書きます)
今週からいよいよR☆Sオケ最後のベートーヴェン交響曲第7番。
Sオケで千秋がミルヒーにダメだしをされた曲ですね。

奇抜な天才“のだめ”は、実はアスペルガーとか少し凡人とかけはなれたタイプじゃないかとも思ったのですが、原作を読んでもちゃんと当てはまるものはなさそうか。。
(ちなみにグレン・グールドはアスペルガーだったという)

話をさかのぼること28年。
高校1年生の芸術選択授業は音楽。
授業でベートーベンの交響曲全9曲を聴いて、夏休みのレポートを書くというもの。
正直言って退屈でしたが、眠れるのが唯一の楽しみだったか。。
その中で、7番は初めて聞いたはずなのに、これは素晴らしい作品だと印象に残った。
ただし、どんな曲だったかメロディーの断片も思い出せないまま、また聴いてみたいとだけ思っていた。(いや、それすら忘れていた)

昨年、第九の合唱に出させてもらった。
ベートーベンのCDは何枚か持っていたけど、ちゃんと聴いてみたいと思った。
7番のことを思い出したら、タイミング良くTVのクラシック番組で何度か聴くチャンスがあり、ビデオに撮って繰り返し聴いた。
小学館のCDブックシリーズ980円にも収載され、買って聴いた。
7番がベートーベンの交響曲では最もお気に入りになり、はまった。

そこに、『のだめ』でも最も重要な曲の1つとして取り上げられ、TVドラマの主題曲になった。
携帯着うたダウンロードでも人気急上昇らしい。
のだめ効果で急上昇!ベートーベン交響曲第7番
こうやって自分と時代が重なっていくのは、偶然ではないと思う。
あるときに種をまいたものが、いつか芽が出て、育って、実になる。

あの音楽の先生の面白くもない授業は、全然無駄じゃなかったんだ。
しかし、随分と気の長い話だけど。(この書き込みも長いが)