踊る小児科医のblog

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マウス・トゥ・マウス

2006年12月19日 | こども・小児科
今日やって来たのは、くまちゃんではありません。(^^; 明日の予告編。
マウス・トゥ・マウスと言えば、接吻ですね。。



何だかよくわからないけど、キーホルダーみたい。何かが入っている?



開けてみると、こんな小さな袋が。
Face Shieldと書かれていて、眠れる森の美女に(意識がないのを良いことに勝手に)接吻する王子様の絵が。。



裏面はこんな風です。
要するに、心肺蘇生・人工呼吸が必要、しかしマウス・トゥ・マウスでは血液や吐物などで感染の危険がある、という場合に用いるシートのようです。
中身は肝腎な時のために開けていないので確認していませんが、絵に描かれているような立体的なシートだと思います。
ただ、とっさの時にこれを出すのに手間取ったり、ただでさえ難しい人工呼吸をシートを挟んで有効に行えるかという疑問は若干残ります。
救急蘇生は何度も行ったことはありますが、自慢じゃないけどマウス・トゥ・マウスはやったことがない。医療機関の中であれば、よほどのところでなければマスク&バッグはありますから。
「マウス・ツー・マウスはいらない」という意見もありますが、大人と子どもとは違うし、そのまま紹介していいのかどうかわかりません。
現在の蘇生法では心マッサージ30回に人工呼吸2回ということになっています。

いずれにせよ、このシート(Shield)を使う機会がないことを祈っていますが、今までのキーホルダー(これはワケありのものでここには書けませんが)をやめて、このFace Shieldキーホルダーに付け替えてみました。
仕方がないなぁ。。