男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

とり肉の治部煮風なべ

2010年12月21日 | 肉類・たまご
先週の今ごろ、ヨーロッパが寒波に襲われたことを報じていて、
来週には日本にやってくる・・・と言っていました。

ヨーロッパがクシャミをすると、日本が風邪を引く・・・と言うそうで
明日8日は最高気温11℃の予想・・・今日と比べ6度下がります。

レシピは寒い日の定番「なべ料理」でとり肉をベースにしました。
鶏肉を関西以西では「かしわ」と言い、ふるさと山口でもとり肉と
言わず「かしわ」でした。むかしは卵を産まなくなったにわとりしか
食べなかったので、それはかたい肉でした。

「かしわ」の名は、とり肉にされるニワトリの羽色が柏の葉の色・・
・・日本在来種のニワトリの羽色は茶褐色でした・・に似ていたので、
そう呼ばれるようになりました。

これに似たのに「いのしし」肉のぼたん、「鹿」肉のもみじ、「馬」肉の
さくらがあります。「ぼたん」と「もみじ」は花札から、「さくら」は肉の
色からつけられ、肉食がタブー視されたころの隠語として使われた
のがはじまりとききました。

レシピは、そぎ切りしたとり肉に粉をまぶして湯通しした「冶部煮」風
にしました。肉にまぶした粉が「旨味」を閉じ込めると同時に、煮汁に
とろみがついて、からだが温まるなべ物になります。

粉は片栗粉を使いましたが、小麦粉でもかまいません。

治部煮と言えば「かも」をおもいうかべますが、レシピは「とりにく=かしわ」に片栗粉をまぶし
湯通ししたのを「すき焼き」風に煮ました。わりしたはあっさり味ですが、まぶした粉が効いて
しっとりと味がからんで、なかなかおいしいなべです。寒い日の夕食におためしください。


材料2人分
とりにく 200g   薄くそぎきりにする
焼き豆腐 1/2丁 200g   3センチ角に切る   
しいたけ 4枚   たて二つに切る
糸こんにゃく 1パック 100g   熱湯で茹でる
白菜 2枚 100g   葉の部分を3センチに切る
ねぎ 2本   4センチのざく切り
すき焼き麩 8こ   水につけてしぼる
片くり粉 大さじ 3   そぎ切りしたとり肉にまぶす

わりした
日本酒 大さじ 5
みりん 大さじ 3
さとう 小さじ 3
しょうゆ 大さじ 2
創味つゆ 大さじ 2
出汁 1カップ半

したこしらえ・1  とりにくを熱湯に通す
かたくり粉をまぶしたとりにくを、熱湯に入れる。
片栗粉が透き通ったら引き上げて水で冷ます。
したこしらえ・2  糸こんにゃくをから炒りする
茹でたいとこんにゃくを鍋に入れて火にかけて、
2~3分から炒りして水分をとばす。
したこしらえ・3  わりしたをつくる
わりしたの材料全部を鍋に入れて中火にかけ、
5~6分煮てアルコールをとばす。
このとき味をたしかめる・・・すこし濃い目くらいがよい。

  
つくりかた
浅手のなべにわりしたをいれ、具材をならべて火にかける。
とり肉も湯通ししてあり、その他の具材も火が通りやすいので、
火にかけたらすぐに食べられます。
レシピは2人分ですが、若い方にはものたりないとおもいます。
片栗粉をまぶして湯通しするのが面倒なら、直炊きにします。










コメント
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