出勤途上でブリヂストン美術館に立ち寄ったら、ちょうどキュレーターによるレクチャーが始まるところだった。テーマは「マティス」。マティスは私にとっては特別な画家である。どのように特別なのかは、別の機会に述べるとして、今日は「色彩の魔術師」と呼ばれた画家の作品をいくつか取り上げて、30分ほどのレクチャーを受けた。ちなみに、日本の美術館のなかで、マティスのコレクションが最も多いのがブリヂストン美術館なのだそうだ。
絵画には、描いた人、描かれた人や物の物語がある。ただ眺めているだけでも愉しいのだが、そうした物語を知っていると、同じ絵が違って見えてくるものだ。絵の背後にある物語をどれだけ認識できるかで、絵を観ることの楽しさも変わってくる。
同じことは、絵に限ったことではない。自分が見ている風景、付き合う人物、手にする物、身近なあらゆるものが、その対象についての知識の量や質によって違って見えてくるものだ。
生活の豊かさというものは、結局のところ、自分と周囲との関わりをどれだけ深めることができるか、ということにかかっているような気がする。
絵画には、描いた人、描かれた人や物の物語がある。ただ眺めているだけでも愉しいのだが、そうした物語を知っていると、同じ絵が違って見えてくるものだ。絵の背後にある物語をどれだけ認識できるかで、絵を観ることの楽しさも変わってくる。
同じことは、絵に限ったことではない。自分が見ている風景、付き合う人物、手にする物、身近なあらゆるものが、その対象についての知識の量や質によって違って見えてくるものだ。
生活の豊かさというものは、結局のところ、自分と周囲との関わりをどれだけ深めることができるか、ということにかかっているような気がする。